学び・メンタルヘルス

AI時代を生き延びる人間力を磨く【映画学ゼミ】開講!一緒に学ぶ仲間を募集!

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映画学ゼミ:アイキャッチ1/本の上の犬と少女

生活を豊かにするために“映画を使う”方法を学ぶ

悩みがあっても誰かに相談しづらかったり、そもそも相談する人がいなかったり、人に相談せずに自分で答えを出したい方もいるでしょう。そんな時、映画が相談相手になってくれることがあります。私が映画に携わる仕事を選び、映画をより深く研究するために学問の道を再び歩み始めたのも、不器用な性格をもつ私自身の経験が発端です。
辛い、苦しいという“感情”がなければ、それが悩みだとは思わないはずです。つまり、悩みを解消したり、自分の幸せを見つけるためには、頭で考えるだけではなく感情にも目を向けることが重要です。この「映画学ゼミ」は、作品の知識を深めていくというよりも、映画を人や社会との関係などあらゆる角度から捉え、生活を豊かにするために“映画を使う”方法を学ぶ目的で実施します。

あなたはマシーンや人工知能ではありません、複雑怪奇な人間です!

何でもネット上でできるようになったけれど人と会う機会が減ってしまったり、AIのおかげで便利になった一方で人間にしかできないことって何だろうと考えざるを得ない時代になりました。
映画鑑賞は感情を動かす“体験”であり、とても人間的な活動です。そして、映画は観る人がいてはじめて完成するといえるし、社会の変化に反応しながら進化してきたメディアです。この映画学ゼミでは、時代に翻弄される側ではなく、時代の波を乗りこなす人間力を磨くために、あらゆる角度から映画を通して、自分、他者、人間、社会に対する理解を深めることを目的としています。仕事、キャリア形成、恋愛、子育てや職場での教育、あらゆる人間関係等、皆さんの日常に役立つ内容を心がけて構成しますので、ぜひご参加ください。
そして、物理的に孤立しやすい環境が増えた現代だからこそ、皆さんが楽しく集まれる場所になれたら嬉しいです。私も根本は人見知りの不器用人間なので、どなた様も気負わずに来てください(笑)。

映画学とは

映画は複数のメディア、芸術が含まれた複合的なものであるため、映画という概念自体、定義が難しいものの、ここではイメージしやすいよう、1960年代にパリ大学で「映画学研究所」を主宰していたジルベール・コアン=セアによる1960年度の研究プログラムの項目を引用します。

ジルベール・コアン=セアが構想していた<映画学>の体系
映画生理学
映画表現学
映画心理学
映画社会学
映画の出現によって引き起こされた言語伝達と映画伝達の変化
(岡田 1975,pp.214-215)

これ以外にも美学、経済学など観点はさまざまです。

引用:岡田晋(1975)映画と映像の理論.ダヴィッド社

ご覧の通り、項目一つひとつみても、深いですよね。ゼミとした理由は、映画そのものがとても複雑なメディアであり、関連する領域が広域かつ、一つひとつの領域が深いからです。とてもじゃないですが、1回に収まりきりません(笑)。そして、仲間がいると楽しく学べるし、何よりこのゼミが皆さんにとって日常と程よい距離感にある気楽な居場所になれば嬉しいです。
映画や学問の知識を競い合う場ではないので、映画にくわしくなくてもOK、学問から遠のいていてもOK、気楽な集まりに参加してみたいという方も大歓迎です。

【映画学ゼミ】概要

月に1回のペースで開催予定です。次回の内容は今回のゼミで議論したことや、新たに出てきた疑問を踏まえて構成します。大福帳というアイテムも使用します。どんどんおもしろいゼミになるよう、皆さんのお力を貸してください!
体系的に学べるように構成しますが、途中の回からの参加や興味がある回のみの参加も大歓迎です。
話題に挙げる作品はお申込者宛のメールにてご案内します。ゼミ内でネタバレしますので、事前にご覧いただくか、ゼミに参加して興味を持ったら後で観ていただくという流れでもOKです。
代々木には女子が“上がる”スポットがたくさんありますので、月1のおでかけの予定に入れてください\(^^)/

★年内は、ABともに11月15日(土)、12月13日(土)の同時間帯で実施します。
★ABともに参加者が取り上げて欲しい作品を事前にお伺いします。一度にすべてを取り上げ切れない場合もある点はご了承ください。

テーマと開催日程

1:映画学ゼミA「なぜあのキャラは好きで,あのキャラは嫌いなのか—自分の性格および認知傾向と好みの関係」
心理尺度なども参考にしながら、性格や認知の理論についての知識を踏まえて、自身の性格や認知傾向を振り返り、登場人物に対する好き嫌いとの関連性を考えます。
日程:2025年10月11日(土)13:00〜受付/13:10開始・14:20終了予定
参加料:3000円(税込み)→Squareで参加料を支払う
場所:東京都渋谷区代々木(ご参加の方に詳細をお送りします)
対象者:女性限定(トーキョー女子映画部正式部員優先受付中)

Aの到達目標:自分が映画を観て抱く感想や解釈の背景を言語化できるようになる

2:映画学ゼミB「解釈の仕方でおもしろさが倍違う!?仮説の有無による印象の変化」
映画の登場人物を例に、不可解な行動とその背景について仮説を立て、登場人物に対する印象に変化があるかを試します。
日程:2025年10月11日(土)14:30〜受付/14:40開始・15:50終了予定
参加料:3000円(税込み)→Squareで参加料を支払う
場所:東京都渋谷区代々木(1と同じ場所で実施します)
対象者:女性限定(トーキョー女子映画部正式部員優先受付中)

Bの到達目標:登場人物の心情や行動、作品の作り手の思考について仮説を立て、登場人物や作品に対する解釈を言語化できるようになる

必ずお読みください

下記にご同意いただけましたら、お申込をお願いします。

●映画本編の上映はありません。
●ゼミの模様は社内の記録用、その後の運営の参考のために撮影、録音しますが、記事化したり公開はしません。
●当日テキストをお渡ししますので、参加者の方による録音、録画、撮影はご遠慮ください。
●未成年の方は必ず保護者の同意を得てご参加ください。参加料をお支払いされた時点で保護者の方の同意を得たものとみなします。
●事前にお支払いされた方が優先となり、定員に達した場合は参加表明されていてもキャンセル待ち扱いとなる可能性がありますのでご了承ください。
●トーキョー女子映画部正式部員で参加された方にはポイントを付与します。
●現在、トーキョー女子映画部正式部員のみ受付中です。未登録の女性は、先に「トーキョー女子映画部正式部員」に登録申請をお願いいたします。
●本件のお問い合わせは「お問い合わせフォーム」もしくは、弊社からお送りするメールに返信でご連絡ください。ご参加当日のご連絡先電話番号は参加者の方宛のメールに記載します。

<キャンセルについて>
●参加申込のみで参加料を未払いの場合は、キャンセル料はかかりません。正式部員サイトの「部活・セミナー情報」ページで参加を取り消してください。
●参加料をお支払い済の場合、3日前(土曜日開催の場合は水曜日中)までにご連絡いただいた場合は全額返金いたします。2日前〜前日までにキャンセルされた場合は場所代(500円)を差し引いた金額を返金いたします。当日にキャンセルの場合は返金できませんのでご了承ください。
●参加料をお支払い済の方は弊社からお送りしたご案内メールに返信で、件名を「映画学ゼミ キャンセル」とお書きいただき、お名前フルネーム、申し込んだ日時とテーマを明記の上、ご連絡ください。別の日程に振り替えたい場合は、その旨、お書き添えください。

<参加方法>トーキョー女子映画部正式部員
1:正式部員サイトにアクセスし、「部活・セミナー等」のページで、「参加費有料企画」枠にある本件の参加ボタンを押してください。
2:上記の「Squareで参加料を支払う」から、参加料のお支払いをお願いします(クレジットカードのみ可)。
※参加表明された方に次のお手続きのメールをお送りします。そちらにも参加料お支払いのご案内を記載してありますが、メールを受け取った時点で既にお支払いの場合はご放念ください。
3:参加が確定した方にのみ、当日の参加方法をメールにてお送りいたします。メールが届いていない場合は「迷惑メールフォルダ」もご確認ください。


講師:トーキョー女子映画部主宰マイソンこと武内三穂のプロフィール
同志社大学文学部英文学科を卒業。2018年、働きながら武蔵野大学(通信制)に3年次編入し心理学を専攻。2020年、早稲田大学大学院に進学し、2025年現在、早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程にて、教育における商業映画の活用を研究中。
25年以上、ライター、編集者として、主に映画媒体を手掛けてきた。年間約300本の作品を観ている(連続ドラマやアニメを含む)。2010年に株式会社TSトーキョーを起業してからは、教育系大手企業のWEB媒体、紙媒体のディレクターを約10年間務めたほか、資格の学校にて「臨床心理学」の講師、エンタテインメント系専門学校で健康管理の講師を務めるなど、教育分野にも15年以上携わってきた。某大学ではアカデミック・ライティングの指導員を務めている。修士(実践人間科学/早稲田大学)。保有資格、認定心理士(日本心理学会)、キャリアコンサルタント(国家資格)。
★好きな作品、監督、俳優などさらに詳しいプロフィール→こちら
★研究者プロフィールおよび査読付き論文のダウンロード→researchmap

公開中の学術論文(査読付)
武内三穂・向後千春(2025)映画鑑賞における態度と人生満足度の関連性.教育メディア研究,31(2): 1-14
武内三穂・向後千春(2025)商業映画の機能と価値—ユーザーが挙げた一番好きな作品と理由の分析—.人間科学研究,38(1) : 33-46

皆さんと毎月集まる機会を楽しみにしています!by マイソンこと武内三穂

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学び・メンタルヘルス

  1. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  2. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  3. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ

REVIEW

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック
  3. 映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ
  4. 映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ
  5. 映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
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