REVIEW
累計70万部を突破したベストセラー、長月天音著「ほどなく、お別れです」シリーズを原作とする本作は、浜辺美波、目黒蓮をはじめとし、森田望智、古川琴音、北村匠海、志田未来、渡邊圭祐、永作博美、夏木マリなど、豪華キャストが勢揃いしています。そして、監督は『ソラニン』『陽だまりの彼女』『ホットロード』『アオハライド』『きみの瞳が問いかけている』などエモーショナルな青春映画を多く手がけてきた三木孝浩が務めています。

本作では、就職活動に連敗していたなか、ひょんなことから葬儀屋で働くことになった清水美空(浜辺美波)と、徹底したプロ意識で一つひとつの葬儀を丁寧にプロデュースする漆原礼二(目黒蓮)が、さまざまな背景を持つ葬儀の依頼に向き合う姿を描いています。

美空がなぜ葬儀屋の仕事に就くことになるのかは観てのお楽しみとして、本作では、人が亡くなってから葬儀が執り行われるまでの一通りの過程が描かれています。だから、私達が知り得ない葬儀スタッフのルールなど、裏側も垣間見ることができます。

故人の遺志と、遺族の思いの両方を汲み取る難しさが描かれているストーリーは見応えがあります。葬儀は一時のことのように思うものの、故人が悔いを残さず旅立てるようにと考えると最後のチャンスともいえます。だからこそ、故人と遺族の思いを叶えるために葛藤する主人公にも共感できます。

大切な人を亡くした経験があると、こうした死別のストーリーは他人事として観られません。私も亡き父を思い出しながら鑑賞しました。私が病床に着いた時にはもう意識がなく話すことができないままお別れしたので、どんな思いがあったのか本作を観ながら想像しました。こうした作品を観て大切な人に思いを馳せることしかできないものの、故人との繋がりを持てる良い機会になると感じます。
デート向き映画判定

複数の葬儀が取り上げられているなかで、パートナーとの別れも描かれてます。もしも相手が先に逝ってしまったら、自分が先に逝ってしまったらと想像する機会にもなるでしょう。そこでいたたまれない気持ちになるのか、先に事務的な心配が出てくるのかで、相手との関係性に対する自分の本心が見えてくるかもしれません(苦笑)。そういう意味では、本当に大切な相手と観て欲しい作品です。
キッズ&ティーン向き映画判定

親子のエピソードも出てくるので、子ども目線で考えさせられる部分もあります。キッズには死という概念を理解するのがまだ難しいかもしれませんが、考えてみることは大切です。死は生と表裏の関係にあるので、死生観は人生観にも通じます。それぞれのエピソードで自分ならどうするかを考えてみると、自分の人生観のエッセンスになる部分もあるのではないでしょうか。

『ほどなく、お別れです』
2026年2月6日より全国公開
東宝
公式サイト
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©2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 ©長月天音/小学館
TEXT by Myson
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情報は2026年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。
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