映画『レンタル・ファミリー』ヒット祈願&記者会見:HIKARI監督、ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、ゴーマン シャノン 眞陽、柄本明
『37セカンズ』で世界的な注目を集めたHIKARI監督の最新作『レンタル・ファミリー』の公開を控え、主演のブレンダン・フレイザーが約2年ぶりに来日を果たしました。イベントは、本作の撮影地でもある神楽坂で行われ、主演のブレンダン・フレイザーの他、平岳大、山本真理、ゴーマン シャノン 眞陽、柄本明、HIKARI監督が揃って登壇し、撮影の思い出や作品に込めたメッセージを語りました。

まずはブレンダン・フレイザーが最初の挨拶として「本当にこの作品は、日本の素晴らしいフィルムメーカー、俳優達が集まって作った作品です。その一部になれたことは非常に特別なことだと思っています。実は25年前に初めて来日した時から、密かにいつか日本の方々と日本で映画を作りたいという夢を持っていました。そういったことからも、この作品と出会えたことを大変嬉しく思っています」とコメントしました。
ここからは会話形式で会見の模様をご紹介します。
MC:
皆さん、先ほど大ヒット祈願をご祈祷されました。監督は本作の撮影地でもある神楽坂に戻ってこられて、ご祈祷を受けられていかがでしたか?
HIKARI監督:
願い事はいっぱいあるのですが、神楽坂に車で上がってきた時に、ちょうど“化け猫フェスティバル”のシーンを撮影させていただいた場所を通ったんです。あの時は本当にボランティアの方達が楽しんで来てくださり、当時の感無量だった気持ちが戻ってきて、少しウルッとしてしまいました。
この作品は『レンタル・ファミリー』ということで、日本の一部のカルチャーであったり、今、孤独を感じている世界中の方、1人で寂しいなと思っている方、どこか行き詰まってしまっている方達の背中を押してあげられる作品を作れたらいいなと思い、手掛けました。2019年から5、6年かけてこの作品を作ったわけですが、この映画が今世界中の方達に観ていただいているという事実もあり、もっともっと多くの方達に観ていただけたらいいなという想いでお祈りさせていただきました。

MC:
ブレンダンさんは約2年ぶりの来日ということになります。今日は神社で大ヒット祈願をしていただきましたが、その中で印象に残ったことは何かありますか?
ブレンダン・フレイザー:
何かを称え、リスペクトする空気感があり、本当に特別な体験でした。今回僕が演じたフィリップにも通ずるところがあると思います。 フィリップはアメリカ人で7年くらい日本に住んでいて、実は何度も神社に足を運ぶような瞬間があるんです。そうやって彼は神社に行くたびに本来の自分に気づいていくという部分があるので、今日は祈祷させていただき、特別な体験ができたと思います。そして、アートというものにもまた内なる命というものがあるわけです。それを体感できた気がします。
MC:
では、平さんにお伺いします。テレビシリーズ『SHOGUN 将軍』での賞レース席巻も話題になり、世界を舞台に活躍されていますが、こうして今回日本で撮影をしてみてどんなことを感じられましたか?

平岳大:
僕はこの5、6年は海外で仕事をしようと決めてやっていたのですが、日本に帰ってくると安心しますし、テンション爆上がりです(笑)。やっぱりホッとするというか、外に出たからこそわかる日本の良さというものを再確認しています。
MC:
山本さんは幼い頃から日本と海外両方の文化の中で生活をされてきました。この作品で“レンタル・ファミリー”という職業について、どんなことを感じられました?
山本真理:
先ほど平さんがおっしゃっていたように、外にいるからこそ見えてくる日本の良さというものがあると思います。私は今アメリカを拠点に活動をしていて、周りの方が日本に旅行に行って帰ってきた時に、皆さん口を揃えて「日本人は本当に優しいよね」と言ってくださるんです。ただ、時には人のことを中心に考え過ぎてしまって、苦しくなることもあるのかなと思っていて、そういった時に自分のことだけを考えて良い時間、誰かの肩を借りてそういう時間を過ごすことができるというのが、“レンタル・ファミリー”というサービスなのかなと思いました。

MC:
シャノンさんは本作でハリウッド映画デビューとなりました。HIKARI監督は現場ではどんな方でしたか?
ゴーマン シャノン 眞陽:
太陽みたいな方でした!皆をニコニコにしてくれるおもしろい人です。現場に着くといつも「シャノン!」って来てくれて、一緒にじゃれ合っていました。
HIKARI監督:
いいことを言ってくれて良かったです(笑)。 彼女は初めてのお芝居で、本当に頑張ってくれました。

ブレンダン・フレイザー:
ご覧になった方はおわかりだと思いますが、シャノンさんがこの映画をかっさらっているんです(笑)。
会場:
ハハハハ(笑)!
MC:
ブレンダンさんとの共演は、いかがでしたか?

ゴーマン シャノン 眞陽:
夢みたいなことで、本当に言葉にできません。優しくて、本当に親戚のおじさんみたいでした。一緒にいる時間が楽しすぎて、この『レンタル・ファミリー』は日本(での公開)が最後なので、寂しいなと思います。でも、本当に楽しかったです。
MC:
この神楽坂では“化け猫フェスティバル”の撮影をされたり、ミアとのシーンもありましたが、思い出に残っていることは何かありますか?
ブレンダン・フレイザー:
“化け猫フェスティバル”のシーンは、この作品のハイライトともいえる場面です。エキストラの皆さんはボランティアで来てくださいました。それぞれでメイクや振り付けをされたり、楽器を持って来てくださったり。何テイクも撮るなかでも、忍耐強く待ってくださいました。それが日本で仕事をするということをすごく象徴しているなと思いました。そのコラボレーションと忍耐の精神、皆がそうやって1つになって特別なものが完成するというのは本当に素敵なことだと思います。ニャンニャン(笑)!

MC:
猫の真似までありがとうございます!柄本さんは、ブレンダンさんが演じているフィリップとお好み焼き屋さんに行ったりですとか、ロケでご一緒されていましたが、共演されてどういったことが思い出に残っていますか?
柄本明:
皆さんこうしてご覧になっているようにブレンダンさんは、非常に大きい方です。クジラほど大きくはないですけど(笑)。ブレンダンさんは普段からもとても素敵な方で、撮影の時もそのままの姿で横にいるような感じで、ご一緒させていただき光栄でした。
ブレンダン・フレイザー:
僕も柄本さんと同じ気持ちです。今回柄本さんは英語のセリフがあり、僕は日本語のセリフがありました。でも、僕の日本語をあまりすごいなと思わないでください。柄本さんの英語は本当に素晴らしかったです!

MC:
柄本さんがお話になるセリフは確かに英語が多かったですよね。
柄本明:
そうなんですよ!僕は英語を話せないし、ブレンダンさんも日本語は話せないでしょ。だからそういう意味では戦う相手が一緒で共闘できました。それとブレンダンさんと監督もそうでしたが、本当に演技についての相談は全くないわけです。でも、ブレンダンさんの顔を見ると何かが生まれるという。そういう幸せな瞬間に巡りあえて良かったです。
HIKARI監督:
本当に今すぐ現場に戻りたいと思うくらい、皆さん良いお芝居をしてくれて、その瞬間がリアルに形になっているんです。柄本さんがブレンダンを見つめている空間というのは本当に今でも恋しいので戻りたいなと思います。そして、柄本さんの英語もブレンダンの日本語も本当に素晴らしかったです。言葉が話せないと、どうしても英語を話そう、日本語を話そうという想いが先になってしまい、役者さんの感情が入らないということが多々ありますが、このお二人は本当に見事に気持ちがそこに入っていて素晴らしいので、ぜひ皆さんエンジョイしてください。


キャスト&監督の和気あいあいとしたやり取りは見ていてとてもほっこりしました。そしてここからは記者からのQ&Aタイムです。
記者A:
シャノンさんはアメリカのクリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)の新人俳優賞にノミネートされ、豪華な授賞式もありましたが、その時の気もちと思い出を聞かせてください。
ゴーマン シャノン 眞陽:
信じられませんでした。HIKARI監督も応援に駆けつけてくれたのですが、有名なすごい方が周りにたくさんいて、「あの人知ってる!」「わー!!」と胸がいっぱいでした。それから同じ子役でノミネートされた方とも会って「これから一緒に映画に出たりできたらいいね」と話すことができたので、これから支え合って頑張りたいと思います。
HIKARI監督:
クリティクス・チョイス・アワードというのは、数あるオスカーに行くまでの段階の1つでして、彼女がノミネートされた時は皆で驚いて喜びました。ベテランの若い子達がいるなかでも彼女はちゃんと自分を持っていて立派で、たくさんの方達と話している姿を見て、本当に微笑ましくて、すごく嬉しかったです。あと誰と会ったんだっけ?
ゴーマン シャノン 眞陽:
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の声優の3人と写真を撮ったり、アリアナ・グランデとも写真を撮らせていただき、本当に夢みたいでした。

記者B:
日本の1番好きなところ、今回日本の俳優さんと共演されて感じたことを教えてください。
ブレンダン・フレイザー:
本当に言葉を尽くしても言い切れないくらい、この作品は孤独、寂しさへのラブレターだと思っています。宛先はもちろん東京ではあるんですけど、世界のどの街にも向けられる物語になるのではないかと思います。そして、日本では人と人との繋がりが一旦できると、それが本当にずっと続いていくもので、それが本当に素晴らしいと思います。それから日本の素晴らしい俳優とお仕事ができたこと、家族の一員になれたことは大変特別なことだと嬉しく思っています。

記者C:
監督にお伺いします。『レンタル・ファミリー』という作品を撮られて、これからのキャリアの方向性を教えてください。
HIKARI監督:
1作目は『37セカンズ』ということで日本が舞台、2作目は『レンタル・ファミリー』でインターナショナルな俳優さんを迎えて制作しました。題材が私のピンとくるものであれば、世界中の方達にお届けしたいという意識は常にあります。私が監督として伝えたい、縁があってこれだけ多くの方に作品を届けられる立場であるということは本当に幸せなことだと思います。どうせ映画を作るのであれば、自分がどこか貢献できる、人々の気持ちを軽くさせるとか、笑いを与えるだけでもいいし、観られる皆さんそれぞれ受け止め方が違うと思うのですが、そういう形で何か映画がキーとなって、人々の心が繋がる作品を作っていきたいと思っています。それが例えば日本であったり、今回は白人の方が日本に来て、でも国籍や肌の色が違っても、ここで家族としてコネクトできるということを世界中の人に伝えたいと思いました。世界中、本当にアメリカもそうですが、今とても大変なことになっていて、そういう意識というのはやっぱり私達一人ひとりが変わっていかないと、どんどん分裂してしまいます。この作品のように国籍が違っても、家族になってコネクトできるということを皆さんに伝えていきたいと常に思っています。

MC:
最後にこれからご覧になる方に向けてメッセージをお願いします。
ブレンダン・フレイザー:
この『レンタル・ファミリー』という作品には、ヴィランはいません。この世の中のヴィランは“無関心”だと思います。我々はもっと良く生きていけると思いますし、それが叶うと信じています。
HIKARI監督:
本当にこの作品を日本中のたくさんの方に観ていただきたいなと思います。映画を観終わった後に心に何かピンとくるものがあれば、それを必ずキャッチしてください。もしその時にふと誰かのことを思い出したり、「あの人はどうしてるだろう、元気にしているかな」と感じたら、ぜひメッセージではなくて電話をかけてあげてください。仲良くしていくこと、繋がりというものは私達にとって本当に大切なことだと思います。それから、もし自分がやりたいことがあって、ああしたい、こうしたい、でもできないと思っている方がいたとしたら、自分の勘を信じてどんどん前進していくということを一度練習としてやってみてください。そうするといろいろなことがあっても絶対に良い方向に進んでいくと思います。今日は本当にありがとうございました!

キャストや監督の仲の良さが垣間見え、終始温かい空気に包まれた会見となりました。今回のブレンダン・フレイザーや監督の言葉から『レンタル・ファミリー』の公開がますます楽しみになりますね!本作は、2月27日より全国公開です。
映画『レンタル・ファミリー』ヒット祈願&記者会見:
2026年2月4日取材 PHOTO&TEXT by Shamy

『レンタル・ファミリー』
2026年2月27日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
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REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定(後日UP)
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情報は2026年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。




























