REVIEW

カルキ 2898-AD【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『カルキ 2898-AD』プラバース/ディーピカー・パードゥコーン/アミターブ・バッチャン

REVIEW

“バーフバリ”シリーズのプラバース主演、インド神話とSFが融合した物語と聞くだけで、ド派手な展開が想像できるのではないでしょうか。物語の舞台は2898年の未来です。空に浮かぶ巨大要塞コンプレックスに支配された都市で、奴隷となっているスマティ(ディーピカー・パードゥコーン)が子どもを宿したことによりコンプレックスと反乱軍の戦いが始まります。

映画『カルキ 2898-AD』ディーピカー・パードゥコーン

主人公で賞金稼ぎのバイラヴァ(プラバース)は、少々お調子者なキャラクターで、始めは良い人なのか悪い人なのかわかりません。でも、そこも本作のポイントとなっており、後々大きな展開が待ち受けています。また、スマティを演じたディーピカー・パードゥコーン、不死身の戦士アシュヴァッターマンを演じたアミターブ・バッチャンの活躍も見逃せません。特にアシュヴァッターマンはおじいちゃんでありながらめちゃくちゃ強い!そんな彼がプラバース演じるバイラヴァと激しく戦うシーンも見どころです。

映画『カルキ 2898-AD』アミターブ・バッチャン

物語としては、最初バラバラの場所にいるバイラヴァ、スマティ、アシュヴァッターマンらメインキャラクターがどのように出会い、運命がどのように交錯していくのかが気になると思います。また、“スター・ウォーズ”や“デューン”シリーズを彷彿とさせるダイナミックなシーンがある一方で、「これぞインド映画!」と思える演出も多くあるので、その化学反応にも注目です。本作はすごく気になるところで終わっているので続編にも期待が高まります。

デート向き映画判定

映画『カルキ 2898-AD』プラバース

壮大なSFアクション作品として気兼ねなく観られるのでデートにもピッタリの作品です。気になる要素がたくさん散りばめられており、続編もありそうなので鑑賞後に本作の感想や今後の展開を予想し合うと会話が盛り上がりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『カルキ 2898-AD』プラバース/アミターブ・バッチャン

長尺のインド映画を見慣れている方なら本作もオススメです。次から次へと物語が展開するので、集中すると意外とあっという間です。インド神話もテーマになっていることから、本作にはインドの神様の名前も登場します。知らなくても物語自体には付いていけますが、事前に調べておくと物語の理解がより深まると思います。


ナーグ・アシュウィン監督来日!ジャパンプレミア開催

映画『カルキ 2898-AD』ジャパンプレミア、ナーグ・アシュウィン監督

日本公開を直前に控えた2024年12月18日に、ナーグ・アシュウィン監督が登壇するジャパンプレミアが開催され、本作について語りました。下記ではその一部をご紹介します。

Q:SFとしてたくさんの創造的な作り込みがされている本作。特に細部にこだわったシーンは?

ナーグ・アシュウィン監督:
今回プラバースが演じるバイラヴァとアミターブ・バッチャン演じるアシュヴァッターマンが対決をする場面で、拳と拳がぶつかるシーンがあるのですが、このシーンはとても好きなのでぜひチェックして欲しいです。

映画『カルキ 2898-AD』ジャパンプレミア、ナーグ・アシュウィン監督

Q:いつからプラバース主演で撮影することを考えていましたか?

ナーグ・アシュウィン監督:
キャスティングを考え始めて最初に思い浮かんだのがプラバースでした。自分達としても非常に野心的なオファーだったのですが、プラバースはやりたいと快く受けてくれました。本作を観ていただいたら、彼がどのくらい楽しんで撮影をしているか、そしていかに素晴らしい役者であるか、改めて感じていただけると思います。

Q:アクションシーンやプラバースとの撮影エピソードについて。

ナーグ・アシュウィン監督:
アクションシークエンスに対する彼のワクワクさとアイデアが素敵で、スタントのリハーサルでもとにかく新しく楽しいものにするためにいろんなアイデアを出してくれました。あれだけアクション映画を撮っていると知識も豊富ですね。

監督のお話からプラバースの活躍ぶりがより期待できますね!
また、今回撮影中の怪我により来日が叶わなかったプラバースよるビデオメッセージも上映されました。

映画『カルキ 2898-AD』プラバース

<プラバースによるコメント>
こんにちはジャパン(日本語)。私と作品に愛情を注いでくださり感謝しています。日本に行くのが楽しみでしたが、撮影中の捻挫のため行けなくなりました。今は良くなっています。すぐにお会いできることを約束します。本作の公開を皆さんと楽しみたいです。日本でお会いしましょう。ありがとうございます(日本語)。

プラバースの来日が叶わなかったことは残念ですが、またの機会にぜひ来日して欲しいですね!まずは本作でプラバースの勇姿をご覧ください。

映画『カルキ 2898-AD』プラバース/ディーピカー・パードゥコーン/アミターブ・バッチャン

『カルキ 2898-AD』
2025年1月3日より全国公開
ツイン
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

©2024 VYJAYANTHI MOVIES. All Rights Reserved.

TEXT by Shamy

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年12月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師【レビュー】

第二次世界大戦下のドイツに実在した牧師、ディートリヒ・ボンヘッファーは、ナチスに支配された教会やユダヤ人達を救おうと奮闘…

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』SUMIRE 佐藤菫【ギャラリー/出演作一覧】

1995年7月4日生まれ。東京都出身。

映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング プレデター:バッドランド【レビュー】

おもしろい!いろいろユニーク!“プレデター”シリーズは…

映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ モンテ・クリスト伯【レビュー】

アレクサンドル・デュマ・ペールの傑作小説「巌窟王」を映画化した本作は…

映画『秒速5センチメートル』松村北斗 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年10月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年10月】のアクセスランキングを発表!

映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一 旅と日々【レビュー】

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に、『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』などを手がけた三宅唱監督が映画化…

映画『風のマジム』肥後克広 肥後克広【ギャラリー/出演作一覧】

1963年3月15日生まれ。沖縄県出身。

【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】羽佐間道夫、山寺宏一ほか 人気声優達が真剣勝負!会場が終始笑いに包まれた【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】本番リポート

発起人である羽佐間道夫のもと、山寺宏一、林原めぐみほか錚々たる人気声優達がズラリと顔を揃えたライブは今年で20周年を迎えました…

映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。【レビュー】

物語の始まりは、1995年の韓国、テグ。学校でいじめられていたドンジュン…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
  2. 映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー
  3. 映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング
  4. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  5. 映画『秒速5センチメートル』松村北斗

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP