REVIEW

犬の裁判【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『犬の裁判』レティシア・ドッシュ

REVIEW

ユニークな設定の本作は、実話からインスピレーションを受けて作られました。とはいえ、犬が被告となる設定はフィクションとのことです。本作は、主演を務めるレティシア・ドッシュ自身が監督を務めつつ、アン=ソフィー・バイリーとともに共同脚本を担当しています。インスピレーションの基となったのは、「噛みつきを繰り返した罪で起訴された犬の飼い主の裁判が、ついには町全体を巻き込む騒動に発展したという話」だそうです(映画公式資料)。

映画『犬の裁判』レティシア・ドッシュ

本作では、犬のコスモス(コディ)を人間のように扱い、被告として裁判が行われます。コスモスはキャラクター設定上賢いのはもちろん、演じたワンちゃん、コディは複雑な演技をしている点でとても優秀です。コスモスは本当に可愛くて感情移入せずにいられないので、勝訴を祈る気持ちで観ることになるでしょう。

映画『犬の裁判』レティシア・ドッシュ

主人公の弁護士アヴリル(レティシア・ドッシュ)もすごく魅力的です。負け裁判ばかりで弁護士事務所をクビになりかけていて崖っぷちな彼女は、人柄がすごく良いんです。隣に住む少年との関係性も素敵で、ユーモアのある人間ドラマも本作の見どころとなっています。また、アヴリルがある男性の誘いに返すセリフが何とも粋です!そのシーンで彼女の恋愛観、人生観がハッキリと伝わってきます。

映画『犬の裁判』ジャン=パスカル・ザディ

とてもユーモアのある作品である一方で、現実的な要素を入れている点も魅力です。不条理な展開も含めてお楽しみにください。

デート向き映画判定

映画『犬の裁判』レティシア・ドッシュ/フランソワ・ダミアン

ちらっとエロチックな展開が出てくるものの、コメディなので気まずくなるほどではないでしょう。81分と短めの作品でありながら、法廷ドラマとしてのビターな展開、コメディ、動物ものの要素が上手くブレンドされていて見応えがあります。デートで観るのもアリでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『犬の裁判』レティシア・ドッシュ

ワンちゃんのカワイイ仕草や、人間とのフレンドリーなやり取りが観ていて微笑ましいので、幅広い年齢層に楽しんでもらえる作品だと思います。法廷劇と聞くと難しい内容に思われるかもしれませんが、法律について細かく理解できなくてもストーリーにはついていけるでしょう。人間の身勝手さを客観視する機会にもできそうです。

映画『犬の裁判』レティシア・ドッシュ

『犬の裁判』
2025年5月30日より全国順次公開
オンリー・ハーツ
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© BANDE À PART – ATELIER DE PRODUCTION – FRANCE 2 CINÉMA – RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE – SRG SSR – 2024

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年5月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『嵐が丘』ジェイコブ・エロルディ ジェイコブ・エロルディ【ギャラリー/出演作一覧】

1997年6月26日生まれ。オーストラリア生まれ。

映画『スペシャルズ』佐久間大介(Snow Man)/椎名桔平/中本悠太(NCT)/青柳翔/小沢仁志 スペシャルズ【レビュー】

殺し屋がダンスチームを作るとはどういうことなのか…

映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年2月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年2月】のアクセスランキングを発表!

映画『ウィキッド 永遠の約束』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ ウィキッド 永遠の約束【レビュー】

本当は親友という背景がありながら、表向きにはそれぞれ対立する立場に置かれた2人に、新たな試練が…

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来【レビュー】

REVIEWストーリーにもアクションにも圧倒されて、155分間があっという間です。大スクリ…

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン5』エウジェニオ・フランチェスキーニ エウジェニオ・フランチェスキーニ【ギャラリー/出演作一覧】

1991年9月19日生まれ。イタリア出身。

映画『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』アウグスト・ディール 死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ【レビュー】

メンゲレは、第二次世界大戦中、アウシュヴィッツ強制収容所で残虐な人体実験を行い、“死の天使”と呼ばれ…

【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集! 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!

今回は、ローカス・オブ・コントロール(Locus of Control)という心理的概念を取り上げます。内的統制か外的統制かという傾向によって、作品を観た時の着眼点や感想に違いがあるのかを議論したいと思います。

映画『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』レイチェル・セノット Shiva Baby シヴァ・ベイビー【レビュー】

パパ活をしている若い女性はシュガーベイビー、若い女性に経済的支援をする男性はシュガーダディと呼ばれている…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集! 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!

今回は、ローカス・オブ・コントロール(Locus of Control)という心理的概念を取り上げます。内的統制か外的統制かという傾向によって、作品を観た時の着眼点や感想に違いがあるのかを議論したいと思います。

映画『ユージュアル・サスペクツ』ガブリエル・バーン/スティーヴン・ボールドウィン/ケヴィン・スペイシー/ケヴィン・ポラック あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『ユージュアル・サスペクツ』

今回の「勝手にキャスティング企画!」では、『ユージュアル・サスペクツ』のリメイクを作るとしたら?と…

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス

REVIEW

  1. 映画『スペシャルズ』佐久間大介(Snow Man)/椎名桔平/中本悠太(NCT)/青柳翔/小沢仁志
  2. 映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮
  3. 映画『ウィキッド 永遠の約束』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ
  4. 映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
  5. 映画『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』アウグスト・ディール

PRESENT

  1. 映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』峯田和伸/若葉竜也/吉岡里帆
  2. 映画『カミング・ホーム』ベン・キングズレー/ハリエット・サンソム・ハリス/ジェーン・カーティン
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP