REVIEW
ご近所問題によくある騒音問題をテーマにした本作は、『哭声/コクソン』『コンジアム』のパク・ヨンギが音響監督を務めています。そして監督は、本作が長編デビュー作となるキム・スジンが務め、韓国で3週連続1位のヒットを飛ばしました。

冒頭から不可解な現象が映し出され、観る側はゾワゾワさせられながら騒音の原因を想像することになるわけですが、その背景は想像以上に込み入っています。だから、伏線回収のおもしろさがあります。さらに、“聞こえるか聞こえないか”“何が聞こえるのか”という点が重要ポイントとなっているストーリーに対して、キャラクター設定もユニークで、演出の妙を感じます。

背景がわかってもそこで終わりません。別の心配が出てきて、恐怖が何層にも重なっています。音による恐怖がメインでありつつ、ビジュアル的にもインパクトのあるシーンが出てきます。騒音問題は終結するのか否かも想像しながらお楽しみください。
デート向き映画判定

ほとんど団地の中で起きる出来事でストーリーが構成されていて、お化け屋敷にいるようなアトラクション的な感覚も味わえるので、2人とも興味があればデートで観るのもアリでしょう。鑑賞後は、推理できたポイントを話したくなるので、会話のネタにもなりそうです。
キッズ&ティーン向き映画判定

主人公の自宅を舞台にストーリーが展開するので、日常との距離が近いだけに、まだホラーに免疫がない怖がりなキッズが観るとトラウマになるかもしれません。一方で、ホラーに目覚めたティーンの皆さんは友達と一緒に観ると、ハラハラドキドキを共有できて盛り上がれるのではないでしょうか。真相を推理する楽しさも味わってください。

『層間騒音』
2025年10月10日より全国公開
ツイン
公式サイト
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TEXT by Myson
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