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トロン:アレス【レビュー】

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映画『トロン:アレス』ジャレッド・レト

REVIEW

本シリーズ1作目『トロン』(=『トロン:オリジナル』)は1982年、『トロン:レガシー』は2010年に作られ、本作はシリーズ3作目となります。さらに、2012年には『トロン:ライジング』というアニメ・シリーズも作られています。本シリーズはストーリーが続いているのはもちろん、技術革新をテーマにしている点で映画の中で扱われる技術がどのようにアップデートしているかという点も大きな見どころの1つです。
これまでは、コンピュータの世界“グリッド”が主な舞台となっていたのに対し、本作では現実世界がバトルの舞台となっている点が前作と大きく異なります。物体として実在していたものがデジタルの世界に取り込まれるなら、デジタルの世界のものが現実の世界に物体として現れるのも可能という発想はシリーズ1作目からうかがえて、1作目から40年以上経った今ならあり得る話として観られます。

映画『トロン:アレス』

前作を観ずに本作から観ても楽しめる一方で、シリーズを通じた伏線を辿るおもしろさは格別です。そもそも“トロン”とは何なのか、“マスター・コントロール”と“ユーザー”、エンコム社とディリンジャー社との関係性を知った上で観ると一層楽しめると思います。また、1作目から登場するライトサイクル(バイクのような乗り物)、門のような形をした巨大な監視用飛行マシン、レコグナイザー、デジタルの世界のキャラクターが着ている光を放つスーツなども、シリーズを通して受け継がれています。スーツが放つ色にも意味があるので、本作を観る際にも注目してください。
いくら技術が進歩してもここまでにはなって欲しくないなと思いながら(笑)、映画だからこその醍醐味を味わってください。そして、自分も世界に呑み込まれた感覚を味わうには大きなスクリーンで観て欲しいです。

デート向き映画判定

映画『トロン:アレス』

ロマンチックな要素がない分、逆に友達以上恋人未満、初デートの2人でも気兼ねなく観られると思います。本作から観て前作をおさらいするのもよし、先に前作を観てから本作を観るのもアリなので、予習、復習分もデートの約束をしておいてはいかがでしょうか。普段映画を観ない方を誘う場合でも、デジタルの世界に関心がある方ならおもしろがってくれそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『トロン:アレス』

ゲームの世界を中心としたストーリーとなっているので、ゲームが好きな皆さんはすごくワクワクできると思います。“永続”というキーワードは、主人公アレス(ジェレッド・レト)の立場からすると、意味の捉え方が変わります。その背景にある、人間とは何かというテーマでも観て考えるきっかけになるでしょう。

映画『トロン:アレス』ジャレッド・レト

『トロン:アレス』
2025年10月10日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

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© 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

TEXT by Myson


トロン:オリジナル

1982年にこの発想があったなんて、驚きです。2025年に観ると、フリン(ジェフ・ブリッジス)が引きずり込まれてしまったデジタルの世界は、レトロで可愛らしい世界に感じるものの、劇場公開された1982年当時に本作を観ていたら、一層革新的に感じていただろうと思います。
実際に本作は「世界で初めてCG(コンピュータ・グラフィックス)を映画に本格導入し、コンピュータ内部の世界で繰り広げられるアクションを描いた本作の登場は、全世界の観客に衝撃を与え、後続の作品、クリエイターたちに決定的な影響を与えた」といわれています(『トロン:アレス』公式資料)。
映像技術の高さもさることながら、何よりストーリーが斬新です。1980年代初期に2025年時点で現実化している事柄をいくつか予言しているとわかります。とてもシンプルなストーリーでありながら、技術の進歩はもちろん、著作権について触れている点でも現代のホットトピックに通じていて、40年以上経ってもなお時代に沿った内容といえます。一方で、ツッコミを入れたくなるシーンもあり、愛嬌を感じます。そして改めて、やっぱり1980年代のハリウッド映画っておもしろいなと実感します。

『トロン:オリジナル』
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関連作

『トロン:レガシー』
REVIEW/デート向き映画判定 来日記者会見レポート
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