取材&インタビュー

ティモシー・シャラメ「高い情熱を常にキープすることを意識しました」『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』来日ジャパンプレミアイベント

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ、ジョシュ・サフディ監督、川口功人、窪塚洋介

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』来日ジャパンプレミアイベント:ティモシー・シャラメ、ジョシュ・サフディ監督、川口功人(エンドウ役/東京2025デフリンピック卓球日本代表)、窪塚洋介(スペシャルゲスト)

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の公開を目前にジャパンプレミアイベントが開催されました。本作で主演のティモシー・シャラメ、ジョシュ・サフディ監督、川口功人(エンドウ役/東京2025デフリンピック卓球日本代表)が登壇し、イベント後半には、スペシャルゲストとして窪塚洋介も駆けつけました。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ、ジョシュ・サフディ監督、川口功人

今回はそんな舞台挨拶の模様を会話形式でお届けします。

最初の挨拶

ティモシー・シャラメ:
皆さん、本当に今日はありがとうございます!今皆さんのお顔を拝見していて、去年もお会いした方、2、3年前にお会いした方もいらっしゃるなと、とても感激しています。この特別な作品を楽しみにしてください。素晴らしいジョシュ・サフディ監督が作り上げた作品ですし、日本を代表する川口功人さんも出演していらっしゃいます。早く観て欲しいな。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ、川口功人

ジョシュ・サフディ監督:
今回は日本で撮影させていただいたのですが、そんな作品を日本にこうやって持って帰ることができて大変嬉しいです。ちょうど1年前にロケをしていました。日本という国を見ていると、良い意味で極端なところもあり、非常に豊かな歴史や文化を育んできた素晴らしい国だと思っています。すべてのものに意味を見出す、素晴らしい国だなと。そんな日本の皆さんに早くお見せしたくて仕方ないです。ぜひ観てください!

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ジョシュ・サフディ監督

トークセッション

MC:
昨年上野で撮影されていたそうですが、1年ぶりの日本はいかがですか?

ティモシー・シャラメ:
最高の気持ちです。日本には世界一の食がたくさんあるので美味しいものをいただいています。そして、今回僕らは日本でどうしても撮影をしたいという強い意識を持っていました。ロサンゼルスやニューヨークで撮影をして、これは日本ですというチートもできるわけですが、この作品にとって日本や東京がすごく大きな要素として関わっているので、監督をはじめ日本で撮影するということを本当に重要視していました。この作品はアメリカでもヨーロッパでも、皆さん大変気に入ってくださっています。日本でも同じように気に入ってもらえたらいいなと思います。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ

MC:
ありがとうございます。では、日本での撮影で特に印象に残っていることは何かありますか?

ジョシュ・サフディ監督:
今回は上野恩賜公園(野外ステージ)で撮影をして、講堂を見た時にまるで1952年の日本はこうだったのかと、まざまざと想像できるような光景が広がっていました。実は僕自身、日本に縁がありまして、ひいおじいちゃんが戦後日本で過ごしていたことがあるんです。そんな日本の時代をチャンネリングしたような感じがして、とても特別なものだという印象を受けました。本当はニューヨークで撮影してもいいよと言われていたのですが、「いやいや、私は日本人のために日本で撮影したいんだ」と言いました。それにロケーション地イコールそこにいる人々だという意識で撮っていたので、今回はプロデューサーに協力してもらい、たくさんの日本のエキストラを集めていただきました。彼らに衣装を着てもらい、当時の雰囲気を感じとることができて、僕にとってものすごく特別な体験となりました。

MC:
上野の講堂で撮られたというティモシーさんと川口さんの卓球対決は本当にすごかったです。その時のお話も聞かせていただけますでしょうか?

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、川口功人

川口功人:
今回はマーティのライバル役として出演させていただきました。卓球の撮影は本当に難しい部分もあり、ティモシーさんも大変だったと思うのですが、演技がすごくて、アドリブもあったりと、本当にアスリートの顔だったので素晴らしいなと思いました。

ティモシー・シャラメ:
川口選手は今回役者ではあるのですが、本当に素晴らしい卓球選手であり、ご一緒できて光栄でした。そして今日は川口選手のお母様とも先ほどお話をすることができたんです。(手を振りながら)ママ〜!アメリカでもこの美しく、そしてハンサムな川口選手のファンがたくさんいて、皆夢中になっているんです。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ、川口功人

川口功人:
ありがとうございます!

ここでスペシャルゲストの窪塚洋介が登壇し、特性の熊手をティモシー・シャラメに贈呈しました。

ティモシー・シャラメ:
本当に光栄です!

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ

窪塚洋介:
皆さん、こんばんは。日本には美しい大和撫子達がたくさんいらっしゃるのに、なぜ僕がと思われますよね…。それは僕が1番思っています(笑)!今回は卓球ということで僕が呼ばれたと思うのですが、『ピンポン』はもう24年前なので、ティムが俳優デビューする前だと思うんです。でも、実は1つティムと共通することがあります。それは最年少主演男優賞です。
(会場から歓声と拍手)
それを昔獲った窪塚です(笑)。本当に今皆さんが感じていると思いますけど、ティムは、人柄の良さ、爽やかさ、そして独特のオーラを持った素晴らしい俳優さんだと思うのですが、この作品で演じているマーティは本当に最低なんです。無責任で破天荒で、でも彼が演じるとそれが何だかカッコ良い生存術みたいに見えてしまうんです。良くいえばドタバタストーリーのようで、本当に楽しませていただきました。とてもおもしろかったです。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、窪塚洋介

MC:
ティモシーさん、窪塚さんは卓球選手を演じられましたが、演じる時に何か参考にされたものはありますか?

ティモシー・シャラメ:
ドイツのティモ・ボル選手を参考にしたり、そして1950年代のさまざまな選手だけではなく、例えばジョージ・バランシンとかミハイル・バリシニコフなどの素晴らしいバレエダンサー、それからスポーツでいえば、マイケル・ジョーダンやジョン・マッケンローなどたくさんいらっしゃいます。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ

窪塚洋介:
僕は漫画ですね。『ピンポン』は、松本大洋さん原作の漫画だったので、毎日撮るシーンを読んで撮影に臨んでいました。

MC:
そして川口さんは『ピンポン』をご覧になったそうですが、こうして卓球選手を演じた3人がステージに立っている状況について今どんなお気持ちでしょうか?

川口功人:
まさか映画に出演できるとは夢にも思わなかったので、今回はすごく良い機会になりました。ちなみに『ピンポン』が公開された当時僕は2歳だったので、テレビの放送で観ました。とてもすごかったです!

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、川口功人

窪塚洋介:
エンドウは本当に良い役だったので、すごい数の俳優が今川口さんに嫉妬していると思いますよ。当時の世界が持っていた日本のイメージを見事に体現する侍のようなプレーヤーを演じていたと思います。

MC:
そして、窪塚さんからティモシーさんにも聞いてみたいことがあると伺っていますが…。

窪塚洋介:
ティムは本当に素晴らしい俳優さんだと思っていて、僕もファンなのですが、今回は本当に今までの出演作とはムードや目も全然違うんです。ご自身でもヒース・レジャーやホアキン・フェニックスが好きだと語られていますが、もう勝るとも劣らない素晴らしい空気感を纏っていたと思います。そういう風に演じるために、1番気をつけていたことは何でしょうか?

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ

ティモシー・シャラメ:
答えは本当にシンプルです。僕は演技というものに対しての熱意、それから強烈な想いを持っていますが、マーティの場合は卓球に熱を注いでいるわけです。その高い情熱を常に高くキープすることを意識していました。そういう意味では、『沈黙-サイレンス-』の窪塚さんは本当に素晴らしい演技をされていましたが、同じだったのではないでしょうか。本当にリスペクトしています。

窪塚洋介:
ありがとうございます!

MC:
監督にもお聞きしたいことがあるということでしたが、窪塚さんいかがでしょう?

窪塚洋介:
当時(1950年代初頭)の日本のシーンというのがものすごく作り込まれていて、看板に書いてある文字だったり、衣装など、すごく徹底されていました。その中で簡単だったところと、難しかったところの両方を聞いてみたいと思いました。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ジョシュ・サフディ監督

ジョシュ・サフディ監督:
今回は非常に入念にリサーチをさせていただいたのですが、やはりあの時代の日本の雰囲気を作るというのはなかなか難しいものでした。現代とそれまでの日本の雰囲気の両方がある時期です。なので衣装一つとっても、どこまで現代性を出すのか、そのバランスを取るのがなかなか難しかったです。そして、エキストラの方を300、400人集めてあのシーンを撮ったわけですが、当然その時代を生きていない方々なわけですよね。そんななか、それぞれ自分の中であの時代に触れてもらい、演技として自己表現してもらって、日本という国を表現してもらうというのは、非常にチャレンジングでした。やはり日本という国はとてもユニークな場所であり、ユニークな人々を持つ国だと思っていて、アメリカではなかなか見つからない光景だなと思いました。それに当時の写真もあまり残っていなかったので、そういう資料集めや下調べも苦労しました。
それから付け加えて、実は『ピンポン』の原作は、この企画を始める7年前にポン・ジュノ監督からプレゼントしていただいたんです。ポン・ジュノ監督は「僕の1番好きな漫画の1つに入る」と言っていました。僕は日本語が少しだけわかるので読ませていただきました。

窪塚洋介:
嬉しいです!

MC:
最後にティモシーさんから日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ、ジョシュ・サフディ監督、川口功人

ティモシー・シャラメ:
今日は本当にありがとうございます。この作品をこうして日本の皆様に持ってこれたことを光栄に思っています。監督が先ほど素晴らしい表現で話していましたが、この作品が表現しようとしているものが日本の皆さんと合致すると思うんです。なので、日本の方々にもぜひ楽しんでいただきたいです。本当に僕達も精魂を込めた作品ですので、楽しんでください。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ
レッドカーペットイベントの模様
映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ジャパンプレミアイベント、ティモシー・シャラメ、ジョシュ・サフディ監督、川口功人、窪塚洋介
ティモシー・シャラメは最後までファンサービスをしていました

終始和やかな雰囲気の中で行われた本イベント。キャスト&監督の日本への想いや作品への愛が感じられました。最後はフォトセッションが行われ、華やかな雰囲気のままイベントは幕を閉じました。映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は、3月13日より全国公開となります。ぜひ劇場で、その熱量を感じてください。

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』来日ジャパンプレミアイベント:
2026年3月5日取材 PHOTO&TEXT by Shamy

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』ティモシー・シャラメ/グウィネス・パルトロウ/オデッサ・アザイオン/ケビン・オレアリー/タイラー・オコンマ

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
2026年3月13日より全国公開
ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『白パンと独裁者』ジャスパー・ビラーベック 戦争で歪む人の心理―当事者だけが知る残酷な真実―

戦争は人を狂わせ、人生を狂わせます。人は戦争の時だけ苦しめられるわけではなく、その前も後も苦しめられます。今回は、そうした残酷な真実を描く作品をご紹介します。

映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』 ペリリュー −楽園のゲルニカ−【レビュー】

絵は可愛らしいけれど、壮絶な内容です。本作は、武田一義が史実に基づいて描いた同名の戦争漫画を原作としています…

ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香 地獄に堕ちるわよ【レビュー】

本作は、実在した占い師、細木数子の半生を描いています。細木数子の他にも島倉千代子など実在の人物が登場するものの、1話の冒頭では「この物語は事実に基づいた虚構である」という一文が表示されています…

映画『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』ツェン・ジンホア ツェン・ジンホア【ギャラリー/出演作一覧】

1997年12月30日生まれ。台湾宜蘭県出身。

映画『プライベート・ケース』ジョディ・フォスター プライベート・ケース【レビュー】

ジョディ・フォスター初のフランス映画は、もちろん全編フランス語です…

映画『モアナと伝説の海』キャサリン・ラガイア モアナと伝説の海【レビュー】

アニメーションの“モアナと伝説の海”シリーズに魅了された者としては、実写で観てみたいという願いが叶っただけで、まず満足…

映画『スーパーガール』イヴ・リドリー イヴ・リドリー【ギャラリー/出演作一覧】

2011年12月13日生まれ。イギリス出身。

映画『Return to My Blue』吉原壮眞 Return to My Blue【レビュー】

「春休み、小学校の連絡帳に『無人島へ冒険に行ってきました』って書いたら、格好良くない?」という一言から始まった、無人島への冒険…

映画『左利きの少女』ニーナ・イエ/マー・シーユエン 『左利きの少女』一般試写会 10組20名様ご招待

『左利きの少女』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『PEACOCK/ピーコック』アルブレヒト・シュッフ PEACOCK/ピーコック【レビュー】

人間という社会的動物の残念な一面を揶揄する秀逸なストーリーです…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  2. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!
  3. 映画『炎上』森七菜/髙橋芽以

REVIEW

  1. 映画『白パンと独裁者』ジャスパー・ビラーベック
  2. 映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』
  3. ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香
  4. 映画『プライベート・ケース』ジョディ・フォスター
  5. 映画『モアナと伝説の海』キャサリン・ラガイア

PRESENT

  1. 映画『左利きの少女』ニーナ・イエ/マー・シーユエン
  2. 映画『トイ・ストーリー5』Tシャツ
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP