REVIEW

映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

REVIEW

シリーズ1作目『映画 えんとつ町のプペル』は、2020年12月25日、コロナ禍の真っ只中に劇場公開されたにもかかわらず、大ヒットを飛ばしました。あれからもう5年も経ったんですね。その間に“プペル”は、歌舞伎、バレエ、ミュージカルなど、多方面に展開を広げています。

映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

前作でルビッチはプペルとお別れしました。本作は、一人ぼっちになったルビッチの日常のシーンから始まります。プペルを探しに行く話なのかなと予想していたものの、ストーリーの軸は意外なところに設定されています。

映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』
映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

ルビッチはひょんなことから、不思議な時計台を再び動かすというミッションに挑みます。その時計台が、11時59分で止まっているのには訳があり、もう一つのドラマが展開されていきます。そのドラマと、ルビッチの運命がどう繋がるかが1つの見どころとなっています。

映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

西野亮廣(製作総指揮・原作・脚本)らしいユーモアもふんだんにみられます。たとえば、幻想的な美しい映像で描かれる世界観に、飲み会のノリのような「飛んで、飛んで、飛んで」の掛け声をぶっ込んでくるテンションが笑えます。また、MEGUMIが声を担当する猫のモフも良い味を出しています。

映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

夢を諦めないストーリーが描かれた前作からの流れもありながら、本作では、現実を受け入れるとともに希望を捨てない勇気が描かれていて、前作とは異なるトーンが魅力です。葛藤するルビッチの姿にもウルウルさせられますよ。映画公式サイトには、本作の基となった西野亮廣自身の体験について述べられています。そうした生の体験がエッセンスとなっているからこそ、余計に伝わってくるものがあるのだなと感じます。

デート向き映画判定

映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

かわいらしい世界観なので、ファミリー向けの映画というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、意外なほどロマンチックなストーリーが盛り込まれていて、デートの雰囲気にも合うでしょう。『もののけ姫』のデイダラボッチや、『千と千尋の神隠し』に出てくる電車など、スタジオジブリ作品のオマージュかなと思えるシーンもあり、映画好きなカップルで観る場合は、鑑賞後にそうしたシーンについて語り合うのも楽しいでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

ユニークなキャラクターがたくさん出てくるのも本作の魅力の1つです。なかなか戻って来ないプペルを待つルビッチは寂しそうですが、ひょんなことから始まった冒険で、新たな仲間を得ながら、自分にできることに取り組みます。そうするなかで大きく成長するルビッチの姿、そして結末を観ると、とにかくやれることをやりきった充実感と、行動が報われる感覚を味わえるでしょう。

映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』
2026年3月27日より全国公開
東宝、CHIMNEY TOWN
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会

TEXT by Myson


関連作

『映画 えんとつ町のプペル』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定 映画好き女子のオススメ度はいかに?『映画 えんとつ町のプペル』部活リポート

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集! 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!

感情はまだまだ謎が多く、本当に複雑で深い概念だからこそおもしろい!感情について少しでも知ることで、自分自身の情動コントロールにも少し役立つはずです。

映画『キング・オブ・キングス』 キング・オブ・キングス【レビュー】

チャールズ・ディケンズが、我が子のために書き下ろした“The Life of Our Lord(私たちの主の生涯)”は、没後64年を経た1934年まで出版が許されず、幻の傑作といわれていたようです…

映画『ハウス・オブ・ザ・デビル』 ハウス・オブ・ザ・デビル【レビュー】

本作は、『X エックス』『Pearl パール』『MaXXXine マキシーン』と、A24初のシリーズ化作品となる“Xシリーズ”で一気に注目を集めたタイ・ウェスト監督による2009年の作品です…

映画『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』ダニー・デフェラーリ/ディアナ・アグロン(ダイアナ・アグロン) ディアナ・アグロン【ギャラリー/出演作一覧】

1986年4月30日生まれ。アメリカ、ジョージア州サバンナ出身。

映画『90メートル』山時聡真/菅野美穂 90メートル【レビュー】

REVIEW優しさに溢れていて、素直に観て良かったと思える作品です。ヤングケアラーが主人公…

映画『空飛ぶペンギン』ジム・キャリー 未公開映画活性課サ行

未公開作品のなかから、当部が気になる作品、オススメしたい作品をご紹介。

映画『そして彼女たちは』バベット・ヴェルベーク/エルザ・ウーベン/ジャナイナ・アロワ・フォカン/リュシー・ラリュエル/サミア・イルミ そして彼女たちは【レビュー】

ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督とリュック・ダルデンヌ監督(以下、ダルデンヌ兄弟)が選んだ今回の主人公は、若き母親達です…

映画『全知的な読者の視点から』イ・ミンホ イ・ミンホ【ギャラリー/出演作一覧】

1987年6月22日生まれ。韓国出身。

映画『フェザーズ その家に巣食うもの』ベネディクト・カンバーバッチ フェザーズ その家に巣食うもの【レビュー】

突然、妻が亡くなり、まだ幼い2人の息子を男手一つで育てることになったコミック・アーティストの父(ベネディクト・カンバーバッチ)が主人公の物語…

ドラマ『外道の歌 SEASON2』窪塚洋介/亀梨和也/南沙良 『外道の歌 SEASON2』キャスト登壇!配信記念イベント 試写会 10名様ご招待

ドラマ『外道の歌 SEASON2』キャスト登壇!配信記念イベント 試写会 10名様ご招待

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集! 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!

感情はまだまだ謎が多く、本当に複雑で深い概念だからこそおもしろい!感情について少しでも知ることで、自分自身の情動コントロールにも少し役立つはずです。

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『キング・オブ・キングス』
  2. 映画『ハウス・オブ・ザ・デビル』
  3. 映画『90メートル』山時聡真/菅野美穂
  4. 映画『そして彼女たちは』バベット・ヴェルベーク/エルザ・ウーベン/ジャナイナ・アロワ・フォカン/リュシー・ラリュエル/サミア・イルミ
  5. 映画『フェザーズ その家に巣食うもの』ベネディクト・カンバーバッチ

PRESENT

  1. ドラマ『外道の歌 SEASON2』窪塚洋介/亀梨和也/南沙良
  2. 映画『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』イ・レ
  3. 映画『キング・オブ・キングス』
PAGE TOP