REVIEW

108~海馬五郎の復讐と冒険~

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』松尾スズキ

女性の復讐ならもっと陰気になりそうですが、妻を愛するがゆえの主人公の復讐が、自分の快楽に重点が置かれている点で、いかにも男性らしいです。これはもう復讐というよりも、男性の夢、ロマンと言っても良いような気がして、ある種男性のためのファンタジーになっています。そして唐突にオカルト的な描写も出てきたりするシーンで、“大人計画”らしさも感じることができます。エロ描写も大胆で、よくぞこんなに協力してくれる俳優さん達がいたなと驚きましたが、結果コミカルに描かれているので、R-18とはいえ、あまり構えずに観られるのではと思います。松尾スズキが演じる主人公の毒舌や、女性のしたたかさを描いたシーンなど、クスリと笑えるシーンも期待通りです。オチについては、女性目線でもの申したいところはありますが、“男のファンタジー”ということで、温かく見守ってあげましょう(笑)。

デート向き映画判定
映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』松尾スズキ/中山美穂

かなりエロチックな描写があり、ヌードも豊富、乱交シーンもあったりするので、デートには不向きです。大人計画が好きなカップルや、いろいろな映画を一緒に観慣れているカップルならあっけらかんと観られるかも知れませんが、初デートや、相手の好みがわからないうちはデートで観るより、1人で観るか、仲の良い友達と観ることをオススメします。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』松尾スズキ

R-18なので、キッズやティーンの皆さんはほぼ観られません。18歳以上のティーンはかろうじて観られる年齢ですが、内容やジョークが大人向けなので、ティーンの皆さんがクスッと笑えるかどうかは正直わかりません(苦笑)。大人になって、男女関係でいろいろな経験をしてから観たほうが楽しめると思います。

映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』松尾スズキ/中山美穂/大東駿介/土居志央梨/栗原類/LiLiCo/福本清三/乾直樹/宍戸美和公/堀田真由/村杉蝉之介/オクイシュージ/岩井秀人/酒井若菜/坂井真紀/秋山菜津子

『108~海馬五郎の復讐と冒険~』
2019年10月25日より全国公開
R-18+
ファントム・フィルム
公式サイト

© 2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『Mr.ノボカイン』ジャック・クエイド Mr.ノボカイン【レビュー】

痛みを感じない疾患を持つ主人公、ネイサン・カイン(ジャック・クエイド)は…

映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン 罪人たち【レビュー】

ライアン・クーグラー監督と、マイケル・B・ジョーダンの名コンビが贈る本作は、まず設定がとても…

映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム おばあちゃんと僕の約束【レビュー】

『バッド・ジーニアス危険な天才たち』など数々の話題作を放ち、タイで勢いのあるスタジオとして注目を浴びるGDHが手がけた本作は…

映画『異端者の家』ソフィー・サッチャー ソフィー・サッチャー【ギャラリー/出演作一覧】

2000年10月18日生まれ。アメリカ、シカゴ出身。

映画『リライト』池田エライザ リライト【レビュー】

法条遥による同名小説を映画化した本作は、松居大悟監督とヨーロッパ企画の代表である上田誠が初タッグを組んだ作品です。“時間もの”作品で…

映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット 親友らしい態度とは?『親友かよ』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は『親友かよ』を取り上げ、親友らしい態度とは何かを考えます。

映画『サブスタンス』マーガレット・クアリー マーガレット・クアリー【ギャラリー/出演作一覧】

1994年10月23日生まれ。アメリカ出身。

映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李 フロントライン【レビュー】

2020年1月20日に横浜港を出港した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号では、その後、香港で下船した乗客が新型コロナウイルス感染症に罹患していることがわかり…

映画『プレデター:最凶頂上決戦』 プレデター:最凶頂上決戦【レビュー】

アニメーションとはいえ、さすが“プレデター”シリーズとあって、描写が激しく…

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』綱啓永 綱啓永【ギャラリー/出演作一覧】

1998年12月24日生まれ。千葉県出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ 元気が出るガールズムービーランキング【洋画編】

正式部員の皆さんに“元気が出るガールズムービー【洋画編】”をテーマに、好きな作品を選んでいただきました。果たしてどんな結果になったのでしょうか?

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット
  2. 映画『年少日記』
  3. 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』奥平大兼/出口夏希/佐野晶哉(Aぇ! group)/菊池日菜子/早瀬憩

REVIEW

  1. 映画『Mr.ノボカイン』ジャック・クエイド
  2. 映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン
  3. 映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム
  4. 映画『リライト』池田エライザ
  5. 映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李

PRESENT

  1. 映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人
  2. 映画『サンダーボルツ*』オリジナル ユニセックスクルーネック(M)
  3. 中国ドラマ『墨雨雲間〜美しき復讐〜』オリジナルQUOカード
PAGE TOP