日記

上京した時の生活費

  • follow us in feedly
  • RSS
家のイメージ写真AC

3月と言えば、引っ越しの季節ですね。私は大学卒業後にすぐ上京しましたが、今回は季節柄、当時のことを振り返りたいと思います。

私は思うところがあって、高校在学時から卒業したら東京に行きたいと思っていました。母親の説得もあり大学までは行くと約束しましたが、東京へ行く意思は変わらず、敢えて就活をせず大学卒業後に上京しました。

親に心配をかける上に迷惑はかけまいと、大学4年生の時は最大5つアルバイトを掛け持ちして、何を基準にそれくらい必要だと思ったのかもう記憶にありませんが、とりあえず50万くらいは上京資金を貯めたと思います。

上京してからはやりたいことがあったので、両立がイメージできるまで単発のアルバイトをしていました。手っ取り早いところで、チラシやティッシュ配りのアルバイトを渋谷や新宿でやったのを覚えています。恐らく上京して1ヶ月くらい経った頃に土地勘も出てきて、固定のアルバイト先を決めました。

上京してすぐに住んだ部屋の家賃は1ルームで66000円。3月下旬に部屋を探してしまったせいで良い物件が既になくなっていたこと、相場の感覚や土地勘がなかったこと、物件情報誌に載っていた釣りっぽい広告に引っかかって怪しい不動産屋に相談してしまったこと(苦笑)などから、最初の部屋は失敗でした。その苦労話は長くなるのでまた次にしますが、大阪府のベッドタウンで実家暮らしだった身からすると、家賃66000円は相当大きい。前述の通り知識がなかったせいで、家賃が高い地域で探してしまったことも災いし、今思えばグレードが高い部屋とは言えませんでしたが、よろしくない部屋から見せていく不動産屋の策略にハマり、その時に一番良さげに見えた部屋にしたわけです。

当時の生活費は家賃と光熱費、食費、雑費(日用品等)などを合計して、10万円以内にしなければ赤字。なので、なるべく家賃以外の経費を下げようと、昼は賄い付きのレストランでアルバイト、映画を観る費用を節約するために、夜はレンタルDVD店でアルバイトをしました。今は恐らくそのシステムではないと思いますが、当時アルバイトはフルレンタルやそれに近い作品以外なら、無料でレンタルできたんです。なのでDVDのレンタル費や、食費は節約できました。朝と夜のご飯は、実家から送ってもらった米で作ったおにぎりと、100円ショップで売っている10個入りのほぼ具のないお味噌汁だけ食べていたと思います。

自分の誕生日くらいは贅沢をしようと、酢飯を作って、刺身や焼き海苔を買って、1人で手巻き寿司をしたこともありましたが、友達にそれを話すと「切な過ぎる」と笑われました。確かに家族皆でやるから楽しい手巻き寿司ですが、1人でやってるところを想像すると切ないですね(笑)。でも、当時は結構パーティー気分でしたよ。

今、新型コロナウィルスの影響で経済不況の心配もありますが、あの頃の生活を思い出すと、最悪の場合であれくらいだったらどうにかやっていけると変な自信があるんですよね。会社員を辞めて、起業する時もそんな気持ちだったなと思い出します。暗いムードに流されないで、初心に戻ると何だか不思議と元気や勇気が湧いてきます。しばらく、ぬるま湯に使った日々を送ってきた自分に喝を入れる良い機会です。

この春から東京で暮らす皆さんは、新型コロナウィルスの影響などもあって不安が倍増しているかも知れませんが、大丈夫!ちゃらんぽらんな私でも長らく楽しくやっています。もちろん大変なことも経験すると思いますが、本来の目的さえ忘れなければ、乗り越えられると思います。影ながら応援していますよ。一緒に頑張りましょう!

TEXT by Myson

家のイメージ写真:カメラ兄さんによる写真ACからの写真

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン 罪人たち【レビュー】

ライアン・クーグラー監督と、マイケル・B・ジョーダンの名コンビが贈る本作は、まず設定がとても…

映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム おばあちゃんと僕の約束【レビュー】

『バッド・ジーニアス危険な天才たち』など数々の話題作を放ち、タイで勢いのあるスタジオとして注目を浴びるGDHが手がけた本作は…

映画『異端者の家』ソフィー・サッチャー ソフィー・サッチャー【ギャラリー/出演作一覧】

2000年10月18日生まれ。アメリカ、シカゴ出身。

映画『リライト』池田エライザ リライト【レビュー】

法条遥による同名小説を映画化した本作は、松居大悟監督とヨーロッパ企画の代表である上田誠が初タッグを組んだ作品です。“時間もの”作品で…

映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット 親友らしい態度とは?『親友かよ』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は『親友かよ』を取り上げ、親友らしい態度とは何かを考えます。

映画『サブスタンス』マーガレット・クアリー マーガレット・クアリー【ギャラリー/出演作一覧】

1994年10月23日生まれ。アメリカ出身。

映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李 フロントライン【レビュー】

2020年1月20日に横浜港を出港した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号では、その後、香港で下船した乗客が新型コロナウイルス感染症に罹患していることがわかり…

映画『プレデター:最凶頂上決戦』 プレデター:最凶頂上決戦【レビュー】

アニメーションとはいえ、さすが“プレデター”シリーズとあって、描写が激しく…

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』綱啓永 綱啓永【ギャラリー/出演作一覧】

1998年12月24日生まれ。千葉県出身。

映画『ラ・コシーナ/厨房』ラウル・ブリオネス/ルーニー・マーラ ラ・コシーナ/厨房【レビュー】

イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーが書いた1959年初演の戯曲“調理場”を映画化した本作は…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ 元気が出るガールズムービーランキング【洋画編】

正式部員の皆さんに“元気が出るガールズムービー【洋画編】”をテーマに、好きな作品を選んでいただきました。果たしてどんな結果になったのでしょうか?

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット
  2. 映画『年少日記』
  3. 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』奥平大兼/出口夏希/佐野晶哉(Aぇ! group)/菊池日菜子/早瀬憩

REVIEW

  1. 映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン
  2. 映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム
  3. 映画『リライト』池田エライザ
  4. 映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李
  5. 映画『プレデター:最凶頂上決戦』

PRESENT

  1. 映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人
  2. 映画『サンダーボルツ*』オリジナル ユニセックスクルーネック(M)
  3. 中国ドラマ『墨雨雲間〜美しき復讐〜』オリジナルQUOカード
PAGE TOP