REVIEW

アウシュヴィッツ・レポート

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『アウシュヴィッツ・レポート』ノエル・ツツォル/ペテル・オンドレイチカ

本作は、アウシュヴィッツ強制収容所を脱走した2人の若いスロバキア系ユダヤ人のレポートにより、12万人のユダヤ人の命が救われた実話が基となっています。物語は、主人公2人の脱走の様子と強制収容所に残された仲間達の様子が繊細に描かれていて、脱走した2人が自分達の命のためではなく、強制収容所での厳しい日常やホロコーストの事実を伝えるために、命懸けで脱走するという点が重要なポイントとなっています。そして、残された仲間達も脱走の成功を願って、厳しい状況に耐える姿にも胸を打たれます。
また、本作には一部残酷な描写もあり、その過酷な現実を物語っています。物語としては歴史の知識があるとより理解がスムーズかもしれませんが、知らなくても大人なら十分理解できる内容です。平和な現代からするととても想像できない過酷な状況が描かれていますが、主人公や強制収容所の人々の真実を伝えたいという想いや仲間同士の結束力には共感できる点も多くあります。ハラハラドキドキが連続の脱走劇の行方はぜひ本編で観届けてください。

デート向き映画判定
映画『アウシュヴィッツ・レポート』ノエル・ツツォル/ペテル・オンドレイチカ

アウシュヴィッツ強制収容所での厳しい日常と過酷な脱走劇が描かれているので、初デートには向きません。付き合いの長いカップルや夫婦で観る場合も、相手にどんなテーマの作品なのか事前に伝えることをオススメします。重たいテーマの作品ではありますが、脱走した2人や仲間達の結束力の強さを感じる場面が多いので、デート相手との絆もより深まりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『アウシュヴィッツ・レポート』ノエル・ツツォル/ペテル・オンドレイチカ/ジョン・ハナー

PG-12なので小学生以下の皆さんも大人同伴でなら観られますが、残酷な描写もあるので、せめて中学生以上になってから観て欲しいと思います。ティーンもアウシュヴィッツ強制収容所の様子に衝撃を受けると思いますが、本作の伝えたいメッセージを自分なりに考えてみることも大切です。気になった点や歴史的な背景はぜひ調べてみてください。

映画『アウシュヴィッツ・レポート』ノエル・ツツォル/ペテル・オンドレイチカ

『アウシュヴィッツ・レポート』
2021年7月30日より全国順次公開
PG-12
STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト

© D.N.A., s.r.o., Evolution Films, s.r.o., Ostlicht Filmproduktion GmbH, Rozhlas a televizia Slovenska, Ceska televise 2021

TEXT by Shamy

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ブゴニア』エマ・ストーン ブゴニア【レビュー】

それぞれに強烈な世界観を持つ作品を作り出してきたヨルゴス・ランティモスとアリ・アスターがタッグを組んだ本作は…

映画『たしかにあった幻』ヴィッキー・クリープス たしかにあった幻【レビュー】

フランス、パリから神戸にやってきたコリー(ヴィッキー・クリープス)を主人公とした本作では、コリーの目線を通して日本人の死生観が…

映画『禍禍女』南沙良 禍禍女【レビュー】

南沙良、前田旺志郎、アオイヤマダ、髙石あかり、鈴木福といった若手実力派が名を連ね、ゆりやんレトリィバァが初監督を務めた本作は、監督自身が経験した実際の恋愛を基に作られた…

Netflix映画『ジェイ・ケリー』アダム・サンドラー アダム・サンドラー【ギャラリー/出演作一覧】

1966年9月9日生まれ。アメリカ生まれ。

映画『レンタル・ファミリー』ヒット祈願&記者会見:HIKARI監督、ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、ゴーマン シャノン 眞陽、柄本明 この作品は孤独、寂しさへのラブレター『レンタル・ファミリー』ブレンダン・フレイザー来日!ヒット祈願&記者会見

『37セカンズ』で世界的な注目を集めたHIKARI監督の最新作『レンタル・ファミリー』の公開を控え、主演のブレンダン・フレイザーが約2年ぶりに来日を果たしました。

映画『FRÉWAKA/フレワカ』クレア・モネリー FRÉWAKA/フレワカ【レビュー】

REVIEWタイトルになっている“フレワカ”は、「現地の言葉<fréamhacha(フレー…

映画『トゥギャザー』アリソン・ブリー/デイヴ・フランコ トゥギャザー【レビュー】

とにかく強烈な作品です(笑)。脚本も担当したマイケル・シャンクス監督は…

映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ ツーリストファミリー【レビュー】

スリランカでの苦しい生活から逃れるために、インドに密入国した一家が主人公の本作は、新人監督によって低予算で作られた作品でありながら…

映画『喝采』ピアース・ブロスナン ピアース・ブロスナン【ギャラリー/出演作一覧】

1953年5月16日生まれ。アイルランド、ナヴァン出身。

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル/ミシェル・ドッカリー 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年1月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年1月】のアクセスランキングを発表!

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集

REVIEW

  1. 映画『ブゴニア』エマ・ストーン
  2. 映画『たしかにあった幻』ヴィッキー・クリープス
  3. 映画『禍禍女』南沙良
  4. 映画『FRÉWAKA/フレワカ』クレア・モネリー
  5. 映画『トゥギャザー』アリソン・ブリー/デイヴ・フランコ

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP