REVIEW
写真家、地引雄一の自伝的エッセイ「ストリート・キングダム」を、田口トモロヲ監督が映画化した本作は、日本のロック・シーンに大きな影響を与えた“東京ロッカーズ”の軌跡を追った物語となっています。田口監督自身も東京ロッカーズから大きな影響を受けており、原作を読み、地引雄一に直談判をして映画化が実現したそうです。また、前作『アイデン&ティティ』にも携わった宮藤官九郎が脚本、大友良英が音楽を担当しています。

“東京ロッカーズ”について知らない方も、「インディーズ」「自主レーベル」「オール・スタンディング」「ロック・フェス・スタイル」といった言葉は知っているのではないでしょうか。こうした言葉を生み出したのが“東京ロッカーズ”の面々で、本作を観ていると現代の日本の音楽に繋がるさまざまなルーツを知ることができます。

1978年というインターネットもスマホもない時代に、自分達の音楽を一生懸命作り、独自の世界観を貫くバンドマン達の姿は、現代人が忘れがちな情熱を思い出させてくれます。個人的には、「自分の音楽をする」という言葉が印象的で、音楽に限らず、自分のやりたいことをとことん追求していくことの大切さを感じました。

また、1978年当時の再現度の高さにも驚かされます。峯田和伸、若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗ら豪華キャストがその時代に違和感なく馴染んでいるのもさすがです。特に若葉竜也、間宮祥太朗、仲野太賀がバンドマンとしてステージに立つ姿はカッコ良いのでぜひ注目してください。

音楽好きの方はもちろん、どんな人でも楽しめる作品になっています。個性豊かなキャラクターがたくさん登場するので、お気に入りを探すのもオススメです。
デート向き映画判定

恋愛要素はなく、純粋に音楽好きのキャラクター達が自分達の音楽を追求する姿が描かれているので、どんなカップルでも気兼ねなく観られます。特に音楽好きのカップルなら、鑑賞後に音楽トークで盛り上がると思います。また、本作に登場する音楽もとてもカッコ良いので、鑑賞後はそのままCDやレコードショップに行くのもアリです。
キッズ&ティーン向き映画判定

いつでもどこでも好きな音楽に触れることができる現代を生きる皆さんに、本作がどのように響くのか気になります。劇中のバンドマン達はそれぞれ個性があり、そのスタイルを貫く姿はとてもカッコ良いので、皆さんに勇気を与えてくれるのではないでしょうか。音楽の道を目指している人はもちろん、将来に悩んでいる人にとっても何か教訓を与えてくれる作品だと思います。

『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』
2026年3月27日より全国公開
ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
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©2026映画『ストリート・キングダム』製作委員会
TEXT by Shamy
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情報は2026年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。




























