REVIEW

唄う六人の女【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『唄う六人の女』竹野内豊/山田孝之

本作は、マネキン主演のドラマ『オー!マイキー』や山田孝之主演の映画『ミロクローゼ』などを手掛けてきた石橋義正が長年温め、監督、脚本、編集を務めた作品です。父親が亡くなったという報せを受け、故郷に戻った萱島 (竹野内豊)は、開発業者の宇和島(山田孝之)と共に山道を運転している途中で事故に遭います。目が覚めると2人は、山奥に監禁され、そこで妖しく魅惑的な6人の女達と出会います。
まず6人の女達がとても魅力的!草の上で空を仰ぐ女、水の中で妖艶に舞う女など、個性豊かなキャラクターが登場します。女達は話さないので、萱島と宇和島の身に何が起きているのか、余計にわからず観客も翻弄されます。また、萱島が何とか状況を理解しようと女性達の意図を探ろうとする一方で、宇和島は荒々しく抵抗し、そんな2人の対比が見どころです。
竹野内豊、山田孝之をはじめ、水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈らそれぞれの演技がとても光っています。個人的には水川あさみの演じた“刺す女”がお気に入りで、萱島とのやり取りに思わずクスッと笑ってしまう場面もあります。6人の女達のシーンはアートのように美しい場面も多いので、アート好きの方にもオススメです。
物語全体にミステリー要素がベースとしてありながら、そこに女達の怖さと美しさ、さらに自然と人間という大きなテーマも見えてきます。そういう意味ではどんな方にもオススメの作品です。物語が進むにつれて各キャラクターの見え方も変わるので、細部まで注目してご覧ください。

デート向き映画判定
映画『唄う六人の女』竹野内豊

ミステリーやサスペンス好きのカップルは特に楽しめます。お互いに展開を予想しながら観ると、鑑賞後の会話が一層盛り上がりそうです。萱島は彼女のかすみ(武田玲奈)を東京に残した状態で、山奥に監禁されてしまいます。彼女が萱島を信じて待つ姿は観ていて切なくなります。そんな彼女の姿を通して、誰かを愛することの大切さも感じられるのではないでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『唄う六人の女』水川あさみ

謎がたくさんあるので、皆さんも主人公達と同様に翻弄されてしまうと思います。萱島と宇和島はどうして森に監禁されてしまったのか、6人の妖しい女達は何なのかなど、自分なりに答えを考えながら観てみてください。人間と自然という大きなテーマもある作品なので、もしまだピンと来ない場合は、大人になってから観直すのもアリです。

映画『唄う六人の女』竹野内豊/山田孝之/水川あさみ/アオイヤマダ/服部樹咲/萩原みのり/桃果/武田玲奈

『唄う六人の女』
2023年10月27日より全国公開
PG-12
ナカチカピクチャーズ、パルコ
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

©2023「唄う六人の女」製作委員会

TEXT by Shamy

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2023年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『わたしの知らない子どもたち』小八重葵美/二階堂ふみ わたしの知らない子どもたち【レビュー】

戦後の厳しい時代を生き抜く子ども達の姿を描く本作は、広島に生まれた西川美和監督によって作られました…

映画『君の話』北村匠海/出口夏希 『君の話』キャスト&監督登壇!完成披露試写会20名様ご招待

『君の話』キャスト&監督登壇!完成披露試写会20名様ご招待

映画『さとこはいつも』石田ひかり 石田ひかり【ギャラリー/出演作一覧】

1972年5月25日生まれ。東京都出身。

映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也 mentor【レビュー】

メンターとは、指導者、師匠のような存在を指します。でも、𠮷田恵輔監督作となると、字義通りのメンターの話なのかどうか、というより、そのまま描くはずはない、と勘ぐってしまう方もいるでしょう(笑)…

映画『八つ墓村』堀田真由 堀田真由【ギャラリー/出演作一覧】

1998年4月2日生まれ。滋賀県出身。

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森) 『進行曲 マーチングボーイズ』ムビチケ前売券(カード) 3名様ご招待

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムビチケ前売券(カード) 3名様ご招待

映画『DIGGER/ディガー』来日記者会見、トム・クルーズ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 脚本を執筆中に想像上の出来事が現実となり私達を追い越していく恐ろしさを感じた『DIGGER/ディガー』トム・クルーズ&アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督来日記者会見

映画『DIGGER/ディガー』の公開を目前に来日記者会見が開催され、主演のトム・クルーズとアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が登壇しました。

映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス バイオハザード【レビュー】

監督を務めたのは、『WEAPONS/ウェポンズ』(2025)を手掛けたザック・クレッガー…

映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず 汝、星のごとく【レビュー】

凪良ゆうの同名ベストセラーを原作とする本作は、横浜流星の熱い想いが企画の発端だったといいます…

映画『ダビデ ~王になった少年~』 『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

映画『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ 映画好きが選んだアン・ハサウェイ人気作品ランキング

今回は、アン・ハサウェイ出演作品(日本劇場未公開作品と直近の劇場公開作品を除く)を対象に、正式部員…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『わたしの知らない子どもたち』小八重葵美/二階堂ふみ
  2. 映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也
  3. 映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス
  4. 映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず
  5. Netflixシリーズ『ダウンタイム』松岡茉優/仲里依紗

PRESENT

  1. 映画『君の話』北村匠海/出口夏希
  2. 映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森)
  3. 映画『ダビデ ~王になった少年~』
PAGE TOP