REVIEW

WEAPONS/ウェポンズ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『WEAPONS/ウェポンズ』

REVIEW

ある町から突然17人の子どもが同時に行方不明になるところから始まる本作は、“IT/イット”“死霊館”シリーズなど、傑作ホラーを多数世に送り出してきたスタジオが手がけています。監督を務めたのは『バーバリアン』で注目を浴びたザック・クレッガーです。クレッガー監督は、親友の一人が突然亡くなり「とても深刻な苦しい状況」で、本作の脚本を書いたといいます。その時のことを、以下のように振り返っています。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』ジュリア・ガーナー

執筆するとき、僕にはルールがある──「先の展開をまったく知らない状態で始める」ことだ。(中略)基本的に、綱渡りをしているような気分で書いていて、答えが降りてきてくれるのを待っているんだ。幸運にも、このときはそうなった。ただ、感情を吐き出すために書いていたものが、最終的に『WEAPONS/ウェポンズ』になったんだ。(映画公式資料)

映画『WEAPONS/ウェポンズ』

このような経緯で生まれた本作は複数のキャラクターそれぞれを軸にしたエピソードが語られるにつれ、徐々に真相が明かされていく構成になっています。ある水曜日の深夜2時17分に、自ら家を飛び出し暗闇へ姿を消した17名の子ども達は皆同じクラスで、担任のジャスティン・ギャンデイ(ジュリア・ガーナー)は魔女呼ばわりされてしまいます。そんななか、ジャスティンは1人だけ姿を消さなかったアレックス(ケイリー・クリストファー)を気にかけていたところ、不可解な出来事が次々に起こります。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』

両手を翼のように広げて暗闇へ向かって走っていく子ども達の光景がまず印象的で、グッと物語の世界に引き込まれます。ストーリーが展開するにつれ、不可解な要素が続々と出てくるので、SFなのかカルト宗教の話なのかなど、さまざまな可能性が頭に浮かびます。他にもビジュアルインパクトを持つシーンがあり、“IT/イット”“死霊館”シリーズの魅力に通じる部分もあります。新たなホラーアイコンの誕生もお見逃しなく。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』ジョシュ・ブローリン

製作総指揮も務めるジョシュ・ブローリンの他、ジュリア・ガーナー、オールデン・エアエンライク、ベネディクト・ウォンなど豪華キャストの共演も見どころです。中でもエイミー・マディガンは75歳にして代表作が1つ加わったといえそうです。前半は「本当にR-18+なの?」と思える展開ながら、後半でホラーと謎解きの魅力が増す本作は、アトラクション感覚でお楽しみください。

デート向き映画判定

映画『WEAPONS/ウェポンズ』ジュリア・ガーナー

後半は特に見た目に刺激が強いシーンが多く、ホラーを観慣れていない方を誘うには不向きでしょう。一方で、ホラー好きにとっては見応えがあり、存分に楽しめるので、2人ともホラー映画が好きなら、鑑賞後の会話が弾みそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『WEAPONS/ウェポンズ』

R-18+なので、18歳未満の方は観られません。気味の悪いシーン、痛々しいシーンがふんだんにあるので、年齢制限をクリアした方でも、ホラーに免疫ができてから観るほうがよいかもしれません。ジェットコースターのように勢いがあり、ビックリ系の演出が散りばめられた作品なので、複数人で観たほうが一体感とともに楽しめそうです。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』

『WEAPONS/ウェポンズ』
2025年11月28日より全国公開
R-18+
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年11月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『喝采』ジェシカ・ラング 喝采【レビュー】

ブロードウェイで活躍した伝説の俳優マリアン・セルデスをモデルとした本作の主人公は、ジェシカ・ラングが演じています…

映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル YADANG/ヤダン【レビュー】

タイトルについている“ヤダン”とは、「麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して報酬を得る司法取引のブローカー」…

映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ リリー・ジェームズ【ギャラリー/出演作一覧】

1989年4月5日生まれ。イギリス出身。

映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕 架空の犬と嘘をつく猫【レビュー】

家族の絆というより、家族の呪縛を描いているようでいて…

映画『おくびょう鳥が歌うほうへ』シアーシャ・ローナン おくびょう鳥が歌うほうへ【レビュー】

世界各国で翻訳され、ベストセラーとなったエイミー・リプトロットの回想録「THE OUTRUN」を原作とした本作は、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『システム・クラッシャー』のノラ・フィングシャイトが監督を務め、若くして数々の名作に出演してきた実力派シアーシャ・ローナンが主演を務めています…

ABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』柴咲コウ/川口春奈 スキャンダルイブ【レビュー】

昨今、問題が複数取り沙汰されている、芸能界の性加害をテーマにしたドラマということもあり、再現ドラマにすら感じる生々しさがあります…

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年12月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年12月】のアクセスランキングを発表!

映画『コート・スティーリング』オースティン・バトラー コート・スティーリング【レビュー】

ダーレン・アロノフスキー監督とオースティン・バトラーがタッグを組んだ本作は…

Netflix映画『10DANCE』竹内涼真/町田啓太 10DANCE【レビュー】

井上佐藤による漫画「10DANCE」を原作とする本作は、鈴木信也(竹内涼真)と杉木信也(町田啓太)という1文字違いの名を持つ正反対の2人の天才ダンサーが主人公…

Netflix映画『ジェイ・ケリー』ジョージ・クルーニー/アダム・サンドラー ジェイ・ケリー【レビュー】

ジョージ・クルーニー、アダム・サンドラー、ローラ・ダーン、ビリー・クラダップ、ライリー・キーオ、ジム・ブロードベント、パトリック・ウィルソン、グレタ・ガーウィグ、エミリー・モーティマー、アルバ・ロルバケル、アイラ・フィッシャーなど、これでもかといわんばかりの豪華キャストが…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  2. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  3. 映画学ゼミ2025年12月募集用

REVIEW

  1. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  2. 映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル
  3. 映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕
  4. 映画『おくびょう鳥が歌うほうへ』シアーシャ・ローナン
  5. ABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』柴咲コウ/川口春奈

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
PAGE TOP