REVIEW
にいさとる作の同名漫画を原作とする本作は、不良グループが街を守るというユニークな設定の物語です。この街には、不良が集まる風鈴高校があります。桜遥(水上恒司)は、この風鈴高校でてっぺんをとろうと街の外からやってきます。でも、トップに立つ梅宮(上杉柊平)は、桜の喧嘩をかわず、仲間に入れようとします。そんななか、同じ地域に縄張りを持つ獅子頭連が、風鈴高校を支配下に置こうと企んでいました。


冒頭の説明を読むと、喧嘩シーンは少ないように予想されるものの、ふんだんに乱闘シーンはあります。桜が主人公でありつつ、群像劇なので、さまざまなキャラクターが登場し、戦い方も異なるので、アクションのパターンもバリエーションがあります。誰が1番かを競わない設定ではあるものの、結局誰が1番強そうかと考えながら観るおもしろさはあります。


桜のビジュアルも、良い意味で漫画由来のオリジナリティがあります。他のキャラクターも、制服やチームのユニフォームはありながら、個性あふれるいでたちをしています。さまざまなポイントでお気に入りを見つけて楽しんでください。
デート向き映画判定

ラブストーリーの要素はなく、男性同士の強い絆を描いたブロマンスなので、気まずくなるシーンはなく、どんなカップルでも観やすいでしょう。ただし、喧嘩のシーンが多いので、好みは分かれそうです。誘う前にヤンキー映画が好きか聞いてみると良さそうです。
キッズ&ティーン向き映画判定

本作を観ると不良の定義って何なのかという疑問が湧いてくるかもしれません。不良にも種類や程度の違いがあると考えると、校則に違反する服装や髪型をしている程度から、犯罪もしくは犯罪に近い非行を行う状況まで幅広く含まれるでしょう。本作のキャラクター達を不良として一括りにしたとして、性格そのものは良し悪しがあると考えられます。何だか、真面目に分析してしまいましたが(苦笑)、とにかく若さゆえに一度はワルぶりたいと皆さんが思った場合に、人に迷惑をかけない方法が本作から見つかると良いですね。

『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
2025年12月5日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
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© にいさとる/講談社 © 2025「WIND BREAKER」製作委員会
TEXT by Myson
関連作
「WIND BREAKER/ウィンドブレイカー」にいさとる 著/講談社
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情報は2025年12月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

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