REVIEW
マ・ドンソク、パク・ヒョンシク、ソ・イングクなど人気俳優が出演する本作は、十二支をモチーフにした守護神達(本編の字幕では天使と訳されています)が主人公です。太古の昔、悪と戦い世界を救った守護神達は、悪を封じ込めるために、自らの力も封印し、人間として生き続けていました。そうして世界に長らく平和が続いたものの、悪を呼び起こす者が現れ、世界に再び闇が訪れます。

本作は、神話的なストーリーをベースとしたファンタジーとアクションが組み合わさっている点が特徴です。守護神達が人間として過ごしている間は接近戦が多く、終盤では守護神としての力を発揮したアクションシーンも出てきます。アクロバティックな動きで魅せるキャラクターもいれば、マ・ドンソクが演じるテサンのように破壊力が抜群のパンチを中心にシンプルな攻め方をするキャラクターもいます。テサンの戦いぶりはまさにボクシングとプロレスが組み合わさったようで、格闘技をを観ている感覚も味わえます(笑)。

各キャラクターに干支の特徴があるなかで、たとえば虎柄の服装を着ているテサンはわかりやす過ぎてツッコミを入れたくなります(笑)。それが笑いを狙った衣裳なのかはさておき、本作にはクスッと笑えるコミカルなシーンも豊富で、緊張感が漂うシーンと和めるシーンの両方があります。

ファンタジックな映像や演出、それぞれ得意技を持つメンバーがチームとなって戦う構成は、日本の戦隊ヒーローものを彷彿とさせます。なので、年齢を問わず戦隊ものが好きな方も楽しめそうです。結末からしてシーズン2が制作されるのか気になります。ストーリーがシンプルで重過ぎず、展開はかなり早く、全8話なので、韓国ドラマデビューをするのに良さそうです。

『TWELVE トゥエルブ』
2025年8月23日よりディズニープラス スターにて配信中
公式サイト
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TEXT by Myson
