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ファーザー【レビュー】

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映画『ファーザー』アンソニー・ホプキンス/オリヴィア・コールマン

認知症を患う父と娘の物語ではありますが、ただ日々の様子を描いているに留まらない演出が見事です。どんな構成になっているのかは知らずに観たほうが、父アンソニー(アンソニー・ホプキンス)に何が起きているのかリアルに体感できるので、身構えずに観てみてください。観終わるまで混乱すると思いますが、それごと体感してみてください。私は身の回りにこういった状況がありませんが、本作を観て、認知症患者ご本人やご家族がいかに大変な日々を過ごされているのか、改めて知ることができました。それと同時に、どんな状況になっても、娘を思う父と、記憶がなくなりつつある父を温かく見守る娘の関係性にも共感できます。
本作でアンソニー・ホプキンスは本作で史上最高齢となる83歳でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。認知症で混乱する毎日を送りながらも、チャーミングな一面を見せるキャラクターを魅力的に体現しているので、ぜひその点にも注目してみてください。

デート向き映画判定
映画『ファーザー』アンソニー・ホプキンス/オリヴィア・コールマン/イモージェン・プーツ

ロマンチックなムードになるタイプの映画ではありませんが、老後のことを一緒に考えたり、親について話し合うきっかけになる物語なので、結婚を意識しているカップルは一緒に観るのも良いでしょう。本作で描かれているような状況がリアルに迫っている方も、パートナーに相談に乗ってもらうきっかけに観ると、リアルに何が起こっているのか伝わると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ファーザー』アンソニー・ホプキンス

大人になってから観るほうがより身近なストーリーに感じると思います。なので、キッズやティーンの皆さんにはまだピンとこないかもしれませんが、祖父母と同居している人や、親御さんが祖父母の介護に出かけているのを聞いている人は、本作を観て、何か協力できることはないか考えてみるのも良さそうです。

映画『ファーザー』アンソニー・ホプキンス/オリヴィア・コールマン

『ファーザー』
2021年5月14日より全国公開
ショウゲート
公式サイト

© NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020

TEXT by Myson

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