REVIEW

ハッピー・バースデー 家族のいる時間

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』カトリーヌ・ドヌーヴ/エマニュエル・ベルコ/ヴァンサン・マケーニュ/セドリック・カーン

カトリーヌ・ドヌーヴが演じるアンドレアの誕生日の1日を描いた作品で、子どもや孫など大家族が集まって起こるドタバタが映し出されています。最初は穏やかな雰囲気で誕生日パーティーの準備が進められていますが、そこに3年前に姿を消した長女のクレールが突然現れます。母のアンドレアはクレールを温かく迎え入れますが、他の家族は戸惑い、中には嫌がる人も出てきます。観ていくうちに、クレールが厄介者扱いされる理由も見えていきますが、同時に一家の全体像が少しずつ見えて、クレール以外の問題も浮かび上がってくるのが、本作のおもしろい点です。この家族の関係性を自分や周囲の家族に照らし合わせながら観ることもできるので、決して他人事のように思えない妙な親近感も感じると思います。核家族が増えている日本でも家族全員が集まるタイミングは年に1、2回か全くないという方も多いと思いますが、本作で家族が集まる様子を客観的に観て、次回ご自身が家族で集まる時の教訓にするのも良いかもしれません。

デート向き映画判定
映画『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』カトリーヌ・ドヌーヴ/ヴァンサン・マケーニュ

家族にまつわるドタバタ劇が描かれているので、付き合いの長いカップルや夫婦のほうがより共感しながら観られそうです。特に結婚前のカップルの場合は、これを機にお互いの家族の雰囲気や関係性について話し合ってみるのも良いと思います。円満な家族もいれば、揉め事が起きてしまう家族もいて、家族の形も付き合い方も本当に人それぞれなので、本作を通して他の家族の中に入る疑似体験をしてみてください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』ヴァンサン・マケーニュ/セドリック・カーン

本作にはキッズも家族の一員として登場しますが、大人のいざこざを敢えて今観なくても良いのかなと思います(苦笑)。できれば中学生以上になって大人の事情がもう少し理解できるようになってから観ることをオススメします。ティーンの場合も、本作を観ていろいろな感情が湧いてくると思いますが、これを機に家族関係を良好に保つにはどうするべきか考えてみてください。

映画『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』カトリーヌ・ドヌーヴ/エマニュエル・ベルコ/ヴァンサン・マケーニュ/セドリック・カーン

『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』
2021年1月8日より全国順次公開
彩プロ、東京テアトル、STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト

©Les Films du Worso

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『デッドマンズ・ワイヤー』ビル・スカルスガルド デッドマンズ・ワイヤー【レビュー】

ガス・ヴァン・サント監督が映画化した本作は、1977年2月に、アメリカのインディアナポリスで実際に起きた、前代未聞の人質事件に基づいています…

映画『未来』山﨑七海 山﨑七海【ギャラリー/出演作一覧】

2008年6月27日生まれ。東京都出身。

映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/志尊淳/神尾楓珠/山田裕貴/坂口憲二/豊川悦司/斎藤工/玉木宏/佐藤浩市/小栗旬 キングダム 魂の決戦【レビュー】

本作でシリーズ5作目となりますが、勢いは止まりません…

映画『急に具合が悪くなる。』ヴィルジニー・エフィラ/岡本多緒 岡本多緒【ギャラリー/出演作一覧】

1985年5月22日生まれ。千葉県出身。

映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン 映画に隠された恋愛哲学とヒント集81:恋愛は長く続けば幸せなのか

今回は、『オブセッション 災愛』と『サヨナラの引力』を例に、恋愛関係は長く続いたほうが幸せなのかを考えます。

映画『チルド』染谷将太 チルド【レビュー】

私達の生活に溶け込んでいるコンビニエンスストアは、角度を変えると、“特別な場所”なのかもしれません。その意味が本作を観ると…

映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ ヌーヴェルヴァーグ【レビュー】

“ヌーヴェルヴァーグ”(日本語に訳すと「新しい波」)とは、「1950年代後半のフランスで台頭した新世代の監督たちが、既存のルールに縛られず…

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ オブセッション 災愛【レビュー】

これはやばい(笑)。いろいろな意味で怖過ぎて、笑っちゃうおもしろさです。監督を務めたのは、1999年生まれの若き新鋭カリー・バーカー…

映画『リライト』篠原篤 篠原篤【ギャラリー/出演作一覧】

1983年2月1日生まれ。福岡県出身。

映画『大統領のケーキ』バニーン・アハマド・ナーイフ 大統領のケーキ【レビュー】

本作は、フセイン政権下のイラクが国連安保理により経済制裁を受けていた1990年代を舞台に描かれています。当時フセインは、国民が困窮しているにもかかわらず…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集! 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

今回は、私の研究で扱っている情動知能を取り上げます。非認知能力という言葉を聞いたことがあるでしょうか…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  2. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!
  3. 映画『炎上』森七菜/髙橋芽以

REVIEW

  1. 映画『デッドマンズ・ワイヤー』ビル・スカルスガルド
  2. 映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/志尊淳/神尾楓珠/山田裕貴/坂口憲二/豊川悦司/斎藤工/玉木宏/佐藤浩市/小栗旬
  3. 映画『チルド』染谷将太
  4. 映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ
  5. 映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ

PRESENT

  1. 映画『トイ・ストーリー5』Tシャツ
  2. 映画『だぁれかさんとアソぼ?』鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)
  3. 映画『白パンと独裁者』ジャスパー・ビラーベック
PAGE TOP