REVIEW

ハウ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ハウ』田中圭

本作は、辛い体験をしたばかりの民夫(田中圭)と、ワンと鳴けない犬ハウが、お互いの存在を支えにして、一歩一歩前に進んでいく物語。でも、単純に民夫とハウの日常を描いているのではないところが、本作のユニークなところです。映画公式サイトではストーリーの欄にその辺りのいきさつが書いてありますが、ここでは敢えて書かないでおきます。民夫とハウがどんな風に心を支え合ったのか、そしてどうやって大きな一歩を踏み出すのか、ぜひ本編でご覧いただきたいと思います。
一貫していえるのは、ハウが出会う人々を幸せにしていくということ。言葉は通じないのに心は通じるというか、人間が自覚する以上に犬のほうが人間の本心をわかっているんじゃないかと思えます。ハウが人に寄り添う姿を観ていると本当に癒されて、動物の力ってスゴいなと感じます。
そして、いくら映画といっても演じているのはホンモノのワンちゃんというところで、ハウを演じるワンちゃんの演技力にも驚かされます。同時に、ハウ役のワンちゃんのトレーナーさんの手腕も感じます。本作のドッグトレーナーを務めたのは、宮 忠臣氏。公式サイトによると、宮氏は警察犬の訓練士を経て、ドッグトレーナーになったそうで、これまで『南極物語』(1983)『ハチ公物語』(1987)『クイール』(2004)『マリと子犬の物語』(2007)『犬と私の10の約束』(2008)など、ワンちゃんが大活躍する名作のトレーナーを担当された方です。ぜひ、ワンちゃんとトレーナーさんのプロの仕事にも注目しつつ、存分に癒されてください。

デート向き映画判定
映画『ハウ』田中圭/池田エライザ

全体からするとラブストーリーはメインではないとはいえ、ちょっと苦い展開が出てきます。主人公と同じような状況で不安要素がある方が観るとどういう心境になるのかはちょっとわかりませんが、類い希な例ともいえるので、今のところ平和に付き合っているカップルならあまり気にならないと思います。切ない展開は何度かありつつ、ハウの存在にすごく癒されるので、デートのムードは和やかになるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ハウ』モトーラ世理奈/市川実和子

本作を観るときっと動物を飼いたくなるでしょう。でも、命を預かるということに責任を持つ必要があります。もし犬を飼うなら、毎日散歩に行ったり、ご飯をあげるなど、お世話をしなければいけません。動物を飼いたいと思っている方は本作を観て、シミュレーションしてみるのも良いと思います。

映画『ハウ』田中圭

『ハウ』
2022年8月19日より全国公開
東映
公式サイト

© 2022「ハウ」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ひつじ探偵団』 ひつじ探偵団【レビュー】

“ひつじ探偵団”は、人間の探偵団につけられた名前かと思いきや、字義通り、羊が探偵を務める“探偵団”を指します…

海外ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン5』ノア・シュナップ 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年4月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年4月】のアクセスランキングを発表!

映画『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』ジェシー・アイゼンバーグ/デイヴ・フランコ/アイラ・フィッシャー/ジャスティス・スミス/ドミニク・セッサ/アリアナ・グリーンブラット グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション【レビュー】

前作から約10年ぶりに、シリーズ3作目としてお披露目される本作には、新鮮な要素が満載…

映画『ブルーピリオド』薬師丸ひろ子 薬師丸ひろ子【ギャラリー/出演作一覧】

1964年6月9日生まれ。東京都出身。

【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か、映画の場合で考える」参加者募集! 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か、映画の場合で考える」参加者募集!

今回は、感情の有用性と有害性の観点から、映画鑑賞ではどのような反応と結びつくのかを一緒に考えたいと思います。この反応次第によって、映画が気に入るか、気に入らないかが変わってきそうだなと…

映画『プラダを着た悪魔2』メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ プラダを着た悪魔2【レビュー】

まず驚くのは、20年間、アンディとして、ミランダとして、エミリーとして、ナイジェルとして生き続けてきたんじゃないかと思うほど…

映画『ゆずり葉の頃』仲代達矢 仲代達矢【ギャラリー/出演作一覧】

1932年12月13日生まれ。東京都出身。2025年11月8日逝去。

映画『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン サンキュー、チャック【レビュー】

REVIEW数々の小説が映画化され、2024年に作家生活50周年を迎えたスティーヴン・キン…

映画『アダムの原罪』レア・ドリュッケール/アナマリア・ヴァルトロメイ 『アダムの原罪』トークイベント付き特別試写会 10名様ご招待

映画『アダムの原罪』トークイベント付き特別試写会 10名様ご招待

映画『40歳からの家族ケーカク』ポール・ラッド/レスリー・マン 未公開映画活性課ヤ行

未公開作品のなかから、当部が気になる作品、オススメしたい作品をご紹介。

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か、映画の場合で考える」参加者募集! 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か、映画の場合で考える」参加者募集!

今回は、感情の有用性と有害性の観点から、映画鑑賞ではどのような反応と結びつくのかを一緒に考えたいと思います。この反応次第によって、映画が気に入るか、気に入らないかが変わってきそうだなと…

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原 セルフ・モニタリングとモデリングの機会となる映画鑑賞(論文紹介)&映画でSELラボOPEN!

株式会社TSトーキョーは、映画でSELラボをオープンしました!

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か、映画の場合で考える」参加者募集!
  2. 【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原
  3. 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『ひつじ探偵団』
  2. 映画『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』ジェシー・アイゼンバーグ/デイヴ・フランコ/アイラ・フィッシャー/ジャスティス・スミス/ドミニク・セッサ/アリアナ・グリーンブラット
  3. 映画『プラダを着た悪魔2』メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ
  4. 映画『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン
  5. 映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』ザジー・ビーツ

PRESENT

  1. 映画『アダムの原罪』レア・ドリュッケール/アナマリア・ヴァルトロメイ
  2. 映画『霧のごとく』ケイトリン・ファン/ウィル・オー
  3. 映画『君と僕の5分』シム・ヒョンソ/ヒョン・ウソク
PAGE TOP