REVIEW

パーム・スプリングス

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『パーム・スプリングス』アンディ・サムバーグ/クリスティン・ミリオティ

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』“ハッピー・デス・デイ”シリーズなど、タイムループをする映画はこれまでもいろいろありましたが、本作は一見軽いノリが特徴であり魅力です。物語の舞台は、カリフォルニアのパーム・スプリングスの結婚式場。妹の結婚式のためにこの地に訪れていたサラ(クリスティン・ミリオティ)はその場の幸せムードに馴染めずにいましたが、周囲とは違ったオーラを放つナイルズ(アンディ・サムバーグ)に興味を持ち、2人は良い雰囲気になります。でも2人はあるトラブルに巻き込まれ、タイムループ地獄に陥ります。始めのうちは2人でタイムループ生活を楽しみますが、これをずっと続けているわけにいもいきません。さて2人はどうなるのかというお話ですが、本作を観ていると、何度でもやり直しが利くのは一見良さそうに思えますが、やっぱりずっと同じ毎日というのは苦痛だということを体感できます。そして、窮地に陥った時こそ、見過ごしていた大切なことに気付いたり、自分の価値観を再構築できる機会なんだなと実感させられます。
でも説教くさい映画というわけではなく、シンプルに2人の背景が徐々に見えてきて、そこに隠された人間ドラマを観て楽しめます。タイムスリップは複雑で頭がこんがらがるという方も、本作は同じ日を繰り返すというところでわかりやすいので、気楽に観てみてください。

デート向き映画判定
映画『パーム・スプリングス』アンディ・サムバーグ/クリスティン・ミリオティ

窮地に陥ると、各々の価値観や思考が露わになりますが、そんな様子を客観視できる点も本作の魅力です。必ずしもいつも同じ意見でいられるわけはなく、それでもお互いを支え合ったり、ないものを補い合えるかどうかが、交際が続くかどうかの鍵なので、そんなことを一緒に考えながら観ると良いかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『パーム・スプリングス』アンディ・サムバーグ/J・K・シモンズ

タイムループするって一見おもしろそうですが、他の人の時間は流れていて、自分だけが止まっているのが一生続くとなると話は別です。それは大切な人と未来を共有できないことでもあるので、当たり前に毎日が過ぎていくことを尊く思えると思います。何かに失敗してしまった日、嫌なことがあった日、やり直したいと思う日があったとしても、「これはこれでいっか」と思わせてくれる作品です。

映画『パーム・スプリングス』アンディ・サムバーグ、クリスティン・ミリオティ

『パーム・スプリングス』
2021年4月9日より全国公開
PG-12
プレシディオ
公式サイト

© 2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

海外ドラマ『ラブ&デス』エリザベス・オルセン/ジェシー・プレモンス やましい人は震えが止まらなくなる【浮気のその先が怖すぎる】映画&ドラマ特集

11月22日は「夫婦の日」として知られていますが、毎月22日を「夫婦の日」とする説もあるようです。そこで掲載日の2024年2月22日の「22日」にちなんで、夫婦円満、カップル円満を願うべく、浮気防止に効きそうな映画をご紹介します。

映画『マダム・ウェブ』ダコタ・ジョンソン/シドニー・スウィーニー/イザベラ・メルセド/セレステ・オコナー/タハール・ラヒム マダム・ウェブ【レビュー】

マーベル作品で蜘蛛といえば“スパイダーマン”ということで、何か関連が…

映画『青春 18×2 君へと続く道』シュー・グァンハン/清原果耶 『青春 18×2 君へと続く道』キャスト&監督登壇、完成披露試写会 18組36名様ご招待

映画『青春 18×2 君へと続く道』キャスト&監督登壇、完成披露試写会 18組36名様ご招待

映画『π〈パイ〉デジタルリマスター』ショーン・ガレット 『π〈パイ〉デジタルリマスター』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『π〈パイ〉デジタルリマスター』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『52ヘルツのクジラたち』杉咲花/志尊淳/桑名桃李 52ヘルツのクジラたち【レビュー】

2021年に本屋大賞を受賞した町田そのこの同名小説を映画化した本作は、声に出して助けを求められない孤独な人々が出会い…

映画『夜明けのすべて』上白石萌音 上白石萌音【プロフィールと出演作一覧】

1998年1月27日生まれ。鹿児島県出身。2011年、第7回東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞を受賞。同年…

映画『ポーカー・フェイス/裏切りのカード』ラッセル・クロウ ポーカー・フェイス/裏切りのカード【レビュー】

本作は、ラッセル・クロウが『ディバイナー 戦禍に光を求めて』(2014)以来、2度目の主演と監督を兼任した作品です。億万長者のジェイク(ラッセル・クロウ)は…

映画『マッチング』土屋太鳳/佐久間大介 映画と人の研究12:洋画選択時・邦画選択時の「人気俳優出演作か」参考度の比較と全体のまとめ

今回は、「人気俳優」が出演しているかを参考にする度合いについて、●比較B:「洋画ファン」「邦画ファ…

映画『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』 漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~【レビュー】

浅草にある東洋館を拠点とする漫才協会には、2023年12月現在、124組、215名の芸人が所属しています。本作は2023年に協会の会長に就任したナイツの塙宣之が監督を務め…

映画『哀れなるものたち』NYプレミア、ラミー・ユセフ ラミー・ユセフ【プロフィールと出演作一覧】

『哀れなるものたち』NYプレミア1991年3月26日アメリカ生まれ。主な出演作に、テレビシ…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『テルマ&ルイーズ 4K』スーザン・サランドン/ジーナ・デイヴィス あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『テルマ&ルイーズ』

今回は『テルマ&ルイーズ』のリメイクを作るとしたら…ということで、テルマ役のジーナ・デイヴィスとルイーズ役のスーザン・サランドンをそれぞれ誰が演じるのが良いか、正式部員の皆さんに聞いてみました。

映画『ミステリと言う勿れ』菅田将暉 映画好きが選んだ2023邦画ベスト

正式部員の皆さんに2023年の邦画ベストを選んでいただきました。どの作品が2023年の邦画ベストに輝いたのか、ランキングを発表!

映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』エンニオ・モリコーネ トーキョー女子映画部が選ぶ 2023年ベスト10

年末恒例、今回もマイソンとシャミで、2023年のMY BEST10を選びました。俳優はMVPとして1名選出。この冬休みの映画鑑賞の参考になれば嬉しいです。

REVIEW

  1. 映画『マダム・ウェブ』ダコタ・ジョンソン/シドニー・スウィーニー/イザベラ・メルセド/セレステ・オコナー/タハール・ラヒム
  2. 映画『52ヘルツのクジラたち』杉咲花/志尊淳/桑名桃李
  3. 映画『ポーカー・フェイス/裏切りのカード』ラッセル・クロウ
  4. 映画『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』
  5. 映画『サイレントラブ』山田涼介/浜辺美波

PRESENT

  1. 映画『青春 18×2 君へと続く道』シュー・グァンハン/清原果耶
  2. 映画『π〈パイ〉デジタルリマスター』ショーン・ガレット
  3. 映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』トートバッグ
PAGE TOP