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パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜【レビュー】

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映画『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』リアド・ベライシュ

REVIEW

本作は、22歳でパティスリーの世界選手権のチャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝書を映画化した作品です。孤独な少年時代を送っていたヤジッド(リアド・ベライシュ)は、里親の家で手作りスイーツを食べたことをきっかけに、いつしかパティシエになることを夢見るようになります。そして、青年となったヤジッドは、ある作戦によりパリの高級レストランで見習いとして働くことになります。
ヤジッドがパティシエという夢に向かって、真っ直ぐに進んでいく姿はとてもキラキラとしていて好感を持てます。ただし、真っ直ぐなあまり、時には無謀な行動を取ってしまうこともあり、少々心配になる場面もあります。また、彼の周りにはサポートしてくれる人もいれば、辛く当たる人もいて、そんな人間関係も物語のキーを握っています。
ヤジッドを演じたのは、俳優の他にTikTokerや映像クリエイターとしても活躍するリアド・ベライシュです。彼の純粋な瞳がとても印象的で、夢を叶えるために突き進んでいくヤジッド役にハマっています。そして、物語を彩る美味しそうなスイーツも本作の見どころです。劇中に登場するスイーツは、ヤジッド・イシェムラエンご本人が監修しているそうで、どれも繊細で美しく、食欲をそそられます。
さまざまな逆境に負けず、自らチャンスを掴み取っていくヤジッドの姿からはどんな方でも勇気をもらえるのではないでしょうか。鑑賞後はスイーツを食べたくなること間違いなしです(笑)。

デート向き映画判定

映画『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』リアド・ベライシュ

恋愛要素はありませんが、パティシエを夢見る青年のサクセスストーリーが描かれているので、良い意味で気兼ねなくデートで観られると思います。そして、本作には美しくて美味しそうなスイーツがたくさん登場するので、鑑賞後は一緒にスイーツを食べに行くのもアリです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』

ヤジットの少年時代から描かれており、皆さんも等身大で楽しめるのではないでしょうか。彼と同じように何か夢や目標がある方なら、少しずつ夢に向かっていく彼の姿にワクワクすると思います。もし今後夢を追いかけている途中でくじけそうになってしまったら、本作を観返すと背中を押してもらえると思います。

映画『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』リアド・ベライシュ

『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』
2024年3月29日より全国順次公開
PG-12
ハーク
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

©DACP-Kiss Films-Atelier de Production-France 2 Cinéma

TEXT by Shamy

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