REVIEW

名探偵ピカチュウ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『名探偵ピカチュウ』

“名探偵”というだけあって、推理する楽しさが存分にあり、「なぜ、そうしたの?」という演出的な部分も含め、観る前に違和感を持っていた部分は最後に綺麗に解決してくれるので、その疑問を持ったままでも安心して観てください。ただし、その疑問の部分を具体的にここで説明してしまうだけでネタバレになってしまうほど、デリケートな隠し味となっているので、なるべく早く、周囲にネタバレされないうちに観て頂くことをオススメします。
実は私は日本のアニメの“ポケモン”シリーズの1話すら観たことがないのですが、そんな人でもこの作品だけ観ても全く問題はありません。元の話や設定はどうなっているのかなと気になりはするものの、これはこれで独立した作品となっているので、もともと“ポケモン”シリーズのファンでなくてもぜひ観てみて欲しいと思います。よく実写でここまで描いたなと思えるクオリティで、ピカチュウをはじめとする、いろいろなポケモンがカワイくて楽しいので、逆にこの作品がきっかけで“ポケモン”に興味を持つ人もいるのではないでしょうか。また、こういった作品が、洋画好き、邦画好きがそれぞれクロスオーバーするきっかけにもなるので、そういう意味でも作られた価値を感じます。

デート向き映画判定
映画『名探偵ピカチュウ』ジャスティス・スミス/キャスリン・ニュートン

日本国民がほぼ全員知っていると言って良い“ポケモン”が、ハリウッドで実写化されたという話題性も含め、誘いやすいですよね。大人が観ても楽しめるスケールになっており、デートで観て気まずいことは全くなく、どんな関係性のカップルでも安心して楽しめます。ピカチュウの声は大人の男性ですが、ちゃんと可愛らしいシーンもありますので、ほのぼのした雰囲気になれると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『名探偵ピカチュウ』ジャスティス・スミス

キッズやティーンの皆さんはもともと“ポケモン”ファンも多いと思うので、オススメしなくても観てくれると思いますが、洋画デビューの良いきっかけにもなると思うので、これを機に他の洋画にも興味を持ってくれたら嬉しいです。日本語吹き替え版で観るのもアリですが、字幕では、ピカチュウの声を“デッドプール”シリーズのライアン・レイノルズが演じていて、独特な味が出ています。2回以上観るという方は両方観比べてみてはどうでしょうか。

映画『名探偵ピカチュウ』ジャスティス・スミス

『名探偵ピカチュウ』
2019年5月3日より全国公開
東宝
公式サイト

© 2019 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
© 2019 Pokémon.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング プレデター:バッドランド【レビュー】

おもしろい!いろいろユニーク!“プレデター”シリーズは…

映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ モンテ・クリスト伯【レビュー】

アレクサンドル・デュマ・ペールの傑作小説「巌窟王」を映画化した本作は…

映画『秒速5センチメートル』松村北斗 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年10月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年10月】のアクセスランキングを発表!

映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一 旅と日々【レビュー】

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に、『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』などを手がけた三宅唱監督が映画化…

映画『風のマジム』肥後克広 肥後克広【ギャラリー/出演作一覧】

1963年3月15日生まれ。沖縄県出身。

【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】羽佐間道夫、山寺宏一ほか 人気声優達が真剣勝負!会場が終始笑いに包まれた【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】本番リポート

発起人である羽佐間道夫のもと、山寺宏一、林原めぐみほか錚々たる人気声優達がズラリと顔を揃えたライブは今年で20周年を迎えました…

映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。【レビュー】

物語の始まりは、1995年の韓国、テグ。学校でいじめられていたドンジュン…

映画『8番出口』河内大和 河内大和【ギャラリー/出演作一覧】

1978年12月3日生まれ。山口県出身。

映画『キル・ビル Vol.2』ユマ・サーマン 俳優ファミリー特集Vol.2

親子、兄弟姉妹、親戚揃って活躍する俳優達をご紹介するシリーズ第2弾をお届けします。

映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 3名様プレゼント

映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 3名様プレゼント

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3 11月6日開催:トーキョー女子映画部マイソンと学ぶ【明るい未来のための将来設計とお金の基本講座】(スイーツとお飲み物付)女性限定ご招待!

本セミナーでは、「NISA・iDeCoなどの資産形成」「子どもの教育資金」「将来受け取る年金」「住宅購入・住宅ローン」「保険」など、将来に役立つお金の知識や情報、仕組みやルールについて、ファイナンシャルプランナーの先生が初めての方でもわかりやすく優しく教えてくれます。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング
  2. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  3. 映画『秒速5センチメートル』松村北斗
  4. 映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一
  5. 映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP