REVIEW

Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』マイア・ミッチェル/カミラ・モローネ

17歳のアンジェラともうすぐ17歳になるジェシーは高校を中退し、ダイナーでウェイトレスをして生活費を稼ぎ、ジェシーの兄とそのルームメイトと共に4人で暮らしています。アンジェラはジェシーの誕生日に旅行を計画。ジェシーを驚かせたかったアンジェラは、黙って家賃で旅行代を支払い、アルバイトの日数を増やして改めて家賃を稼ぐはずでしたが、兄達のトラブルに巻き込まれ、とんでもない事態に巻き込まれていきます。
2人はドラッグを日常的に使用していたり、軽犯罪を犯したり、あまりに破天荒過ぎて驚きますが、映画公式サイトによると、本作はオーガスティン・フリッゼル監督のほぼ自伝的映画だそうです。だから、フリッゼル監督はかなりやんちゃだったんだなと思うのは当然のことながら、ティーンエイジャーなりに必死に生きている姿が映し出されている点では共感できるところもあります。大人に頼れない、頼りたくない2人が自分達の力で何とか問題を解決しようとする姿は無謀でありつつも、どこか成長しているように見えて、応援したい気持ちになります。そして、クライマックスの“大作戦”は、良い意味でのくだらなさで笑えます。実際に起こした出来事も含まれるという点で、全面的に肯定はできませんが、若かりし頃にしかできない経験ってあるなと実感します。さらに、ティーンエイジャー特有の友達との絆の強さも印象的で、私も友人達の顔が目に浮かびました。とにかく、あの時があるから今があるという経験をした方は特に“わかる”映画だと思います。

デート向き映画判定
映画『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』マイア・ミッチェル/カミラ・モローネ

お下劣なシーンが複数出てくるので、デートのムードには合わないように思います。やはり、アンジェラとジェシーのような親友同士で観て欲しい作品です。でも、飾らない自分でいたいと思うなら、デートで観るのもありでしょう。自分のままでいられる友達との思い出話をするきっかけにできると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』マイア・ミッチェル/カミラ・モローネ/カイル・ムーニー/ジョエル・アレン

ティーンの皆さんは特に、アンジェラとジェシーの関係や、彼女達の思考を身近に感じながら観られると思います。ダメだとわかっているけど、やってみたくなる、やっちゃうお年頃の皆さんは、アンジェラとジェシーの破天荒ぶりを観てぶっ飛ぶ日常を疑似体験してみるのも良いでしょう。犯罪行為を真似してはいけませんが、冒険する気持ちは2人の姿からもらえるといいなと思います。

映画『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』マイア・ミッチェル/カミラ・モローネ

『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』
2022年12月16日より全国順次公開
REGENTS
公式サイト

©2018Muffed Up LLC. All Rights Reserved.

TEXT by Myson

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『デッドマンズ・ワイヤー』ビル・スカルスガルド デッドマンズ・ワイヤー【レビュー】

ガス・ヴァン・サント監督が映画化した本作は、1977年2月に、アメリカのインディアナポリスで実際に起きた、前代未聞の人質事件に基づいています…

映画『未来』山﨑七海 山﨑七海【ギャラリー/出演作一覧】

2008年6月27日生まれ。東京都出身。

映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/志尊淳/神尾楓珠/山田裕貴/坂口憲二/豊川悦司/斎藤工/玉木宏/佐藤浩市/小栗旬 キングダム 魂の決戦【レビュー】

本作でシリーズ5作目となりますが、勢いは止まりません…

映画『急に具合が悪くなる。』ヴィルジニー・エフィラ/岡本多緒 岡本多緒【ギャラリー/出演作一覧】

1985年5月22日生まれ。千葉県出身。

映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン 映画に隠された恋愛哲学とヒント集81:恋愛は長く続けば幸せなのか

今回は、『オブセッション 災愛』と『サヨナラの引力』を例に、恋愛関係は長く続いたほうが幸せなのかを考えます。

映画『チルド』染谷将太 チルド【レビュー】

私達の生活に溶け込んでいるコンビニエンスストアは、角度を変えると、“特別な場所”なのかもしれません。その意味が本作を観ると…

映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ ヌーヴェルヴァーグ【レビュー】

“ヌーヴェルヴァーグ”(日本語に訳すと「新しい波」)とは、「1950年代後半のフランスで台頭した新世代の監督たちが、既存のルールに縛られず…

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ オブセッション 災愛【レビュー】

これはやばい(笑)。いろいろな意味で怖過ぎて、笑っちゃうおもしろさです。監督を務めたのは、1999年生まれの若き新鋭カリー・バーカー…

映画『リライト』篠原篤 篠原篤【ギャラリー/出演作一覧】

1983年2月1日生まれ。福岡県出身。

映画『大統領のケーキ』バニーン・アハマド・ナーイフ 大統領のケーキ【レビュー】

本作は、フセイン政権下のイラクが国連安保理により経済制裁を受けていた1990年代を舞台に描かれています。当時フセインは、国民が困窮しているにもかかわらず…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集! 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

今回は、私の研究で扱っている情動知能を取り上げます。非認知能力という言葉を聞いたことがあるでしょうか…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  2. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!
  3. 映画『炎上』森七菜/髙橋芽以

REVIEW

  1. 映画『デッドマンズ・ワイヤー』ビル・スカルスガルド
  2. 映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/志尊淳/神尾楓珠/山田裕貴/坂口憲二/豊川悦司/斎藤工/玉木宏/佐藤浩市/小栗旬
  3. 映画『チルド』染谷将太
  4. 映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ
  5. 映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ

PRESENT

  1. 映画『トイ・ストーリー5』Tシャツ
  2. 映画『だぁれかさんとアソぼ?』鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)
  3. 映画『白パンと独裁者』ジャスパー・ビラーベック
PAGE TOP