REVIEW
良い意味で、「え?そういう話だったのか!」という意外な展開が散りばめられている作品です。ラブストーリーだけど、ラブストーリーだけじゃないし、ある意味では軸となるメッセージを伝える上で一番ラブストーリーが向いていたという捉え方もできそうです。

私は毎度のごとく、監督と出演者情報程度で本作を観たので、余計に驚きの連続でした。全体的にはホッコリしたムードが心地良い作品であるものの、途中で胸をとてもざわつかせるシーンが出てくるんです。そこで一番驚かされると同時に、このストーリーの芯が見えてきます。

そして、そのシーンから流れが大きく転換しつつ、予想とは異なる展開が描かれ、その先にもう一山仕掛けが出てきます。新鮮な驚きを体験して欲しいので、ここまでは敢えてあらすじに触れずに書きました。
ここからあらすじに触れます。前情報を入れたくない方は、よろしければ鑑賞後にお読みください。

主人公は、独身サラリーマンの夏野幹夫(高橋一生)です。物語の冒頭で、叔父の大介(利重剛)から生涯独身でいる男性の確率について話題を出されたと思ったら、いつの間にか自分(幹夫)の戸籍に知らない女性の名前があって…というストーリーです。

本作は設定がユニークです。最初は幹夫が、“勝手に自分の妻になった女性”を見つけるところから始まるので、犯罪の匂いを感じてドギマギする方もいるでしょう。でも、幹夫の反応が独特でさらに思わぬ展開に繋がっていきます。この幹夫のある意味極端な性格の背景に、一番のドラマが隠されています。

他のキャラクターも魅力的ながら、特に印象に残ったのは池脇千鶴が演じる幹夫の同僚、毒島りずむです。詳しくは書きませんが、土手のシーンはかなり笑えます。このシーンで、りずむはいろいろな感情をいったりきたりするのですが、表情や話し方が絶妙で、この名演はぜひ観て欲しいです!

キュンとして、とってもハッピーになれる本作は、自分の心の中に閉じこもって出られなくなった方に特に観ていただきたいです。
デート向き映画判定

本作の設定からすると、デートで観たら、お互いの反応がどう出るかわからない印象を受けるかもしれません。でも、本作は人と人が本気で向き合う姿を映し出していると同時に、自分とも向き合うストーリーなので、イマイチまだ心の距離を感じる場合は2人で一緒に観ると、少し心を開くきっかけにできるのではないでしょうか。
キッズ&ティーン向き映画判定

皆さんにとって結婚はまだ遠い話に思えるかもしれないものの、観てみると結婚の話がメインという印象ではないので、先入観なしに観てもらうと良さそうです。幹夫が独身でいる背景は、現代社会の人間関係を象徴しているともいえます。既婚か未婚かという問題よりも、人間として生きる上で大切なこととは何かが描かれているので、年齢を問わず心に響くところがあるでしょう。

『ラプソディ・ラプソディ』
2026年5月1日より全国順次公開
ビターズ・エンド
公式サイト
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©2026 利重 剛
TEXT by Myson
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情報は2026年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

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