REVIEW

地獄の花園【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『地獄の花園』永野芽郁/広瀬アリス/菜々緒/川栄李奈/大島美幸/勝村政信/松尾諭/丸山智己/遠藤憲一/小池栄子

OL版“クローズ”といった設定で、現実ではあり得ない世界観でありつつ、OL同士のやり取りは妙にリアルな部分もあって、すごく楽しい作品です。脚本担当のバカリズムは、『架空OL日記』も書いてますが、彼の妄想力のスゴさを実感します(笑)。そして、なぜ彼はOLにそれほど魅了されているのかも気になりますが、『架空OL日記』や本作を観ると、OLって尊いというか、可愛い存在だなというのが伝わってきて、彼がOLに興味を示す気持ちもわかるような気がします。
本作では、ヤンキーOLの頂点争いが描かれていて、制服や髪型、メイクにも個性が出ているし、喧嘩はガチなので、その「いや、ない、ない、ない」っていうところがまさに魅力で笑えます。そして、キャスティングが絶妙で、永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、小池栄子がそれぞれにすごく良い味を出しています。最初はオラオラなノリだったのが、途中から良い感じの友情物語になったりという展開にも何だかほっこりさせられて、かと思えば、アクションも予想以上に迫力があって、見どころが詰まった作品となっています。本当に気楽に観て笑えるので、良い気分転換になりますよ。続編をぜひ作って欲しいです!

デート向き映画判定
映画『地獄の花園』永野芽郁/広瀬アリス

老若男女楽しめる作品で、カップルで観て気まずいことは全くないので、初デートでも安心して観てください。ヤンキー映画といえば、男性キャラクターが中心のものはたくさんありますが、女性キャラクターでしかも皆OLというのが斬新で、職場の一コマひとコマのメリハリが利いているので、ビジネスウーマン、ビジネスマンにも親近感を持って楽しんでもらえると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『地獄の花園』菜々緒/川栄李奈/大島美幸

OL達の物語ではありますが、キッズやティーンが観ても充分楽しめる、わかりやすい内容です。すごくカッコ良いキャラクターも出てくるので、憧れの眼差しを向けながら観る人もいるかもしれません。笑えるシーンがたくさんあるので、ぜひ誰かを誘って観てください。

映画『地獄の花園』永野芽郁/広瀬アリス/菜々緒/川栄李奈/大島美幸/勝村政信/松尾諭/丸山智己/遠藤憲一/小池栄子

『地獄の花園』
2021年5月21日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

©2021『地獄の花園』製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン 心理学から観る映画60:記憶障害の診断「神経認知領域」と「病因」からみる『殺し屋のプロット』

今回は、急速に進行してしまう認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病に冒された殺し屋の最後の“仕事”を描く『殺し屋のプロット』を取り上げます。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ 『ただ、やるべきことを』鑑賞券 3名様プレゼント

映画『ただ、やるべきことを』鑑賞券 3名様プレゼント

映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶 星と月は天の穴【レビュー】

映画に対してというよりも、本作で描かれる男女のやり取りについては、解釈の仕方および、その解釈に伴った好みが…

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ウーナ・チャップリン アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ【レビュー】

REVIEWシリーズ3作目となる本作でも、まず映像美と迫力に圧倒されます。物理的に目の前で…

映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗 新解釈・幕末伝【レビュー】

幕末を描いた本作は、“新解釈”とタイトルにあるように、ユニークな解釈で描かれて…

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア、ジェームズ・キャメロン監督、山崎貴監督、宮世琉弥 お互いの才能を讃え合うジェームズ・キャメロン監督と山崎貴監督、若者代表、宮世琉弥も感動『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア

最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のワールドツアーの一環として、ジェームズ・キャメロン監督が3年ぶりに来日。山崎貴監督と宮世琉弥も会場に駆けつけました。

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』八木莉可子 八木莉可子【ギャラリー/出演作一覧】

2001年7月7日生まれ。滋賀県出身。

映画『グッドワン』リリー・コリアス 『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行【レビュー】

「人生をやり直せるドア」が登場する点と、コリン・ファレルとマーゴット・ロビーが向かい合うキービジュアルから、恋愛をやり直すストーリーかと思いきや…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  2. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  3. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ

REVIEW

  1. 映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ウーナ・チャップリン
  3. 映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗
  4. 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー
  5. 映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン

PRESENT

  1. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 映画『サリー』エスター・リウ
PAGE TOP