REVIEW
『さよなら、僕の英雄』というタイトルや、マッツ・ミケルセンの新鮮な風貌から、ホッコリするストーリーなのかと思いきや、意外にハードな描写もあって、メリハリが効いています。そして、仕掛けがたっぷり入っていて、デンマークで歴代興収記録を塗りかえる大ヒットとなったのも納得です。

本作の主人公は、弟のアンカー(ニコライ・リー・コス)と兄マンフレル(マッツ・ミケルセン)です。2人の設定がストーリーの仕掛けと上手く絡まっているので、先入観なしに観たほうが、気持ち良く仕掛けにハマって観られるでしょう。だから、できればキャラクター設定も知らずに観てみてください。

ハードな描写もあると前述したものの、ユーモアもたっぷりです。そして同時にとてもシュールです。本作はデンマークとスウェーデンの合作で、他の北欧映画もこういうノリが共通している印象なので、北欧映画のノリが好きな方には特にオススメです。

そして、俳優陣の演技が絶妙です。マッツ・ミケルセンはもちろん、民泊を経営する夫婦を演じたソフィー・グローベールやソーレン・マリン、アンカーがひょんなことから出会う男性(ラーシュ・ブリグマン)が良い味を出していて、クセ強なキャラクター達が笑いを誘います。

前半は前半であり得ない展開がありつつ、後半は、別の意味で「あれ?もしかして…」「うわっ!」みたいな展開が出てきます。『さよなら、僕の英雄』というタイトルが意味するところも解釈が広がるおもしろさがありますよ。
デート向き映画判定

ユーモアが効いている作品ではあるものの、一部痛々しい場面も出てくるので、初デートで観るのはやめておいたほうが無難です。ある程度お互いの映画の好みがわかっていて一緒に観られそうなら、観終わった後の会話も弾みそうな内容です。
キッズ&ティーン向き映画判定

少々激しいバイオレンス描写があるので、PG-12で保護者と一緒なら観られるとしても、小学生以下の方にはハードだと思います。いろいろな映画を観るようになってから観たほうが、シュールでユーモラスな描写も含めて存分に楽しめそうです。

『さよなら、僕の英雄』
2026年6月19日より全国公開
PG-12
スターキャットアルバトロス・フィルム
公式サイト
ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも
© 2025Zentropa Entertainments4ApS & Zentropa Sweden AB.
TEXT by Myson
本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年6月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。





























