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ザ・ブレイキン【レビュー】

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映画『ザ・ブレイキン』ケルビン・クラーク

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2024年にパリで開かれたオリンピックで、ブレイキンは新種目として注目を浴びました。本作はブレイキンの世界で一流を目指す兄弟の物語です。スタッフもキャストもダンスを極めてきた人物が名を連ねています。監督は、“ストリートダンス”シリーズ(2010−2012年)を手がけたダニア・パスクィーニとマックス・ギーワが務めています。振付は、世界規模のツアーを行っているオランダのブレイキンチーム“ラゲッズ”のメンバーで、複数の大会で優勝経験があるブレイカーであり、芸術監督、振付師である、ニーク・トラアが務めています。
そして、弟ベンジーを演じるカラム・シンは実際にオリンピック出場を目指すレベルのパフォーマー、兄トレイを演じるケルビン・クラークはカラム・シンと同じダンスチーム“トリニティ・ウォーリアーズ”に所属するパフォーマーです。映画公式資料によると、「2人は幼いころから一緒にブレイキンをしていた親友同士だったため、脚本の読み合わせの時にもその絆が光っており、両監督は主役にふさわしいブレイカーを見つけたと確信した」そうです。また、劇中で登場する日本代表は、チームバトルの世界大会“BATTLE OF THE YEAR”や“R16”に日本代表として参加するなど、世界を舞台に活躍中の“BODYCARNIVAL”が演じています。メンバーのAYUMIはパリオリンピックにも出場を果たしています。

映画『ザ・ブレイキン』

本作は、過去の辛い経験によって確執が生まれた、ブレイキンが大好きな兄弟トレイとベンジーが、再びブレイキンを通して絆を取り戻せるかどうかを描いています。ブレイキンのシーンがふんだんにあるので、とにかくいろいろなパフォーマンスを観たいという期待に応えてくれます。スタイルの違う兄と弟のパフォーマンスや、あらゆるパフォーマーのレベルの高い技が繰り広げられると同時に、チームとしてのパフォーマンスも見応えがあります。とにかくどのパフォーマーも身体能力がずば抜けていて観ていて爽快です。
カラム・シンは初めてナイキがスポンサーになったブレイカーであり、WDSF(世界ダンススポーツ連盟)のブレイキンヨーロッパ選手権で銀メダルを獲得、正式にイギリスチームに選出された最初のブレイカーです。ケルビン・クラークもダンスだけでなく、ルイ・ヴィトン、ナイキ、ASOS、ブーフーマンなど多くのブランドでモデルを務めています。ダンサー、モデル、そして本作を機に俳優として今後の2人の活躍にも要注目です。

デート向き映画判定

映画『ザ・ブレイキン』ケルビン・クラーク

スポーツ、青春、家族といったテーマで描かれる物語で、どんな方でも観やすい内容です。ダンスに興味があれば、初デートで観るのも良いでしょう。自然にきょうだいや家族の話になったり、大人カップルの場合は自分が高校生くらいの時の思い出話も出てきて、お互いのことを知るきっかけにもできそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ザ・ブレイキン』カラム・シン

同じことが好きなきょうだいなら一緒に頑張ることもできる一方で、最大のライバルになり、時に衝突することがあるかもしれません。そんな時にぶつかり合ってお互いを潰し合うのか、助け合うことができるのかによって、どこまで登り詰められるのかが変わってくるかもしれません。本作の主人公2人と同じような状況なら、本作を観て自分達の状況を客観視できるのではないでしょうか。

映画『ザ・ブレイキン』ケルビン・クラーク

『ザ・ブレイキン』
2024年9月13日より2週間限定公開
松竹
公式サイト

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© FAE FILM BP LTD 2023 ALL RIGHTS RESERVED

TEXT by Myson

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