REVIEW

マッチング【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『マッチング』土屋太鳳/佐久間大介/金子ノブアキ

REVIEW

マッチングアプリで出会い、結婚したカップルが次々と殺されていく猟奇殺人事件が発生。一方、結婚式場でウェディングプランナーとして働いている唯島輪花(土屋太鳳)は、同僚に勧められ、マッチングアプリに登録します。すると、相性97%の相手、吐夢(佐久間大介)が現れ、輪花は流れで彼と会うことに。でも、待ち合わせ場所に訪れた吐夢は、アプリで見たイメージとは全く異なり陰気で不気味。その後も執拗に輪花に付き纏います。そんななか、輪花が結婚式を担当したカップルが立て続けに殺されていき、輪花も不穏な状況に追いやられていきます。
皆さん、なんとなく怖い映画だとわかって観ると思うので、何が起こりそうか想像できる部分はあると思います。でも、そこには何もないだろうと思っていたところに諸悪の根源があったり、想像以上に複雑な人間関係が事件の裏に絡んでいる点で、よりスリルがあり、同時に好奇心がそそられます。真犯人を推理するおもしろさがあり、複数出てくる不可解なシーンや何でもないようで違和感が残るシーンは、あとあと伏線となって回収されていきます。不気味なキャラクターが複数登場する点も魅力で、逆に各キャストが活き活きと楽しんでやっているようにも見えます。怖がりながらおもしろがりながらご覧ください。

デート向き映画判定

映画『マッチング』土屋太鳳/金子ノブアキ

マッチングアプリで出会ったカップルの場合、臨場感がある分、一層楽しめるのか、必要以上に怖くなるのか、反応が分かれそうです。本作の設定からすると、マッチングアプリを通じて初めて会う人とのデートで観ると、勝手に良からぬ想像が膨らんで気まずくなるかもしれません。マッチングアプリを通じた出会いでない場合も、とりあえず、初デートでは観ないほうが無難でしょう(苦笑)。一方、相手に裏の顔はなさそうだなというところまで信頼関係が築けているカップルは、心おきなく一緒に楽しんでください。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『マッチング』土屋太鳳/佐久間大介

猟奇殺人事件が連続して起こるほか、見た目にショッキングなシーンが複数あります。R指定やPG-12はついていませんが、せめて中学生くらいになってから観るほうが良いのではないでしょうか。真犯人にどこで気付いたとか、どのキャラクターが不気味だったとか、ラストの衝撃とか、話したくなるポイントがいくつもあるので、友達と観ると盛り上がれると思います。

映画『マッチング』土屋太鳳/佐久間大介/金子ノブアキ/真飛聖/後藤剛範/片山萌美/片岡礼子/杉本哲太/斉藤由貴

『マッチング』
2024年2月23日より全国公開
KADOKAWA
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

©2024『マッチング』製作委員会

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『グッドワン』リリー・コリアス 『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行【レビュー】

「人生をやり直せるドア」が登場する点と、コリン・ファレルとマーゴット・ロビーが向かい合うキービジュアルから、恋愛をやり直すストーリーかと思いきや…

映画『サリー』エスター・リウ 『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン THE END(ジ・エンド)【レビュー】

REVIEWいつも通り観賞前にほぼ何も情報を入れず、登場人物はいつの時代にどこに住んでいる…

映画『シェルビー・オークス』 シェルビー・オークス【レビュー】

かつて繁栄しながらも今は廃墟と化しているシェルビー・オークスという町で…

映画『ナイトフラワー』渋谷龍太 渋谷龍太【ギャラリー/出演作一覧】

1987年5月27日生まれ。東京都出身。

映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド 悪魔祓い株式会社【レビュー】

本作は、『悪人伝』や“犯罪都市”シリーズ、ハリウッド映画『エターナルズ』などでお馴染みのマ・ドンソクが…

映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ 『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

映画『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 イクサガミ【レビュー】

今村翔吾著のベストセラー「イクサガミ」シリーズを原作とする本シリーズでは、岡田准一が主演、プロデューサー、アクションプランナー、藤井道人、山口健人、山本透が監督と脚本を担当…

映画『TOKYOタクシー』蒼井優 蒼井優【ギャラリー/出演作一覧】

1985年8月17日生まれ。福岡県出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー
  2. 映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン
  3. 映画『シェルビー・オークス』
  4. 映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド
  5. Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一

PRESENT

  1. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  2. 映画『サリー』エスター・リウ
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
PAGE TOP