REVIEW

AI崩壊

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『AI崩壊』大沢たかお/賀来賢人/岩田剛典

AI技術が生活の深い部分にまで浸透した近未来を舞台に、その技術革新に伴うメリットとデメリットを描く物語。人を助けるために開発された技術であっても、必ずと言って良いほど悪用する者がいるという現実があり、本作はそんな起こりうる未来を映し出していますが、同時に結局は技術が良い悪いではなく、それを使う人間の問題だということが改めて客観視できる内容になっています。そういう点では、想像通りのストーリーではありますが、エンタテイメントとしては、陰謀に巻き込まれた主人公(大沢たかお)が、いかにして危機を乗り越え人々を救うかという過程が見どころです。また、デジタルに頼る警察と、自分の経験や直感に従って捜査するアナログのベテラン刑事の比較も、本作のもう1つのテーマを象徴するものとして印象的に描かれています。ラストまでハラハラドキドキが止まらず、最後はスカッとする作品です。

デート向き映画判定
映画『AI崩壊』大沢たかお

誰にでも身近に感じられるテーマを扱っていて、カップルで観て気まずいシーンもないので、どんな関係性のカップルが観てもオーケーです。プログラムの話は出てきますが、複雑な内容ではないので、構える必要もありません。カップル的にムードが盛り上がる内容というのではありませんが、「愛する人のために」という要素もあるので共感もできるはずです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『AI崩壊』大沢たかお/賀来賢人/野間口徹

皆さんが大人になる頃にはこの映画で描かれているような時代になっているかも知れません。便利な技術、人を助ける技術は素晴らしいですが、その代償もしっかり把握して使わなければいけないことが本作を観るとわかると思います。なので、「皆が使ってるから」ではなく、自分の判断、責任で利用することを肝に銘じる意味でも、本作を観て参考にしてください。

映画『AI崩壊』大沢たかお/賀来賢人/広瀬アリス/岩田剛典/髙嶋政宏/芦名星/玉城ティナ/余貴美子/松嶋菜々子/三浦友和

『AI崩壊』
2020年1月31日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

TEXT by Myson

©2019 映画「AI 崩壊」製作委員会

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメ ウォンカとチョコレート工場のはじまり

ワクワクさせる冒頭シーンからグッとハートを掴まれて…

映画『あの花が咲く丘で、 君とまた出会えたら。』福原遥/水上恒司 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

本作のヒロイン百合(福原遥)は、1945年の日本にタイムスリップしてしまい…

映画『正欲』稲垣吾郎 イイ俳優セレクション・アクセスランキング【2023年11月】

“イイ俳優セレクション”【2023年11月】のアクセスランキングを発表!

映画『Winter boy』ポール・キルシェ Winter boy

同性愛者の17歳の青年リュカは、父を事故で亡くしたことをきっかけに、心の中で何かがプツッと切れてしまったような状況に陥ります。そんななか…

ドラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』中島セナ/奥平大兼 『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』配信記念ワールドプレミア 10組20名様ご招待

ドラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』配信記念ワールドプレミア 10組20名様ご招待

映画『ティル』ダニエル・デッドワイラー/ジェイリン・ホール ティル

1955年、アメリカ、ミシシッピ州のマネーで、アフリカ系アメリカ人の14歳の少年エメット・ティルが殺害された事件を映画化…

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』片岡愛之助 片岡愛之助【プロフィールと出演作一覧】

1972年3月4日大阪府生まれ。1977年、松竹芸能子役オーディションに合格し…

映画『窓ぎわのトットちゃん』 窓ぎわのトットちゃん

原作者である黒柳徹子自身の幼少期を綴った自伝的小説…

映画『イコライザー THE FINAL』ダコタ・ファニング ダコタ・ファニング【プロフィールと出演作一覧】

1994年2月23日生まれ。アメリカ、ジョージア州コンヤーズ出身。幼少期からテレビドラマやCMに出演。2001年、映画『I am Sam アイ・アム・サム』に出演し…

映画『ウィッシュ』 ウィッシュ

ディズニー100周年を飾る本作には、まさにディズニーが100年間掲げてきた…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』 トーキョー女子映画部正式部員が推す!今観ているアニメシリーズ特集

今回はトーキョー女子映画部正式部員の方々に、「今観ているオススメのアニメシリーズ」について、聞いてみました。

映画『インファナル・アフェア 4K』アンディ・ラウ/トニー・レオン あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『インファナル・アフェア』

今回は『インファナル・アフェア』のラウ役のアンディ・ラウとヤン役のトニー・レオンをそれぞれ誰が演じるのが良いか、正式部員の皆さんに考えていただきました。今回はどんなキャスティング案が挙がったのでしょうか?

映画『ヒッチコックの映画術』アルフレッド・ヒッチコック 映画好きが選んだアルフレッド・ヒッチコック監督人気作品ランキング

アルフレッド・ヒッチコックが監督をした作品(1950年以降に制作された作品)について正式部員の皆さんに投票いただきランキングを作成しました。名作揃いのなか、どの作品が1位となったのでしょうか?

TSUTAYA TV

REVIEW

  1. 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメ
  2. 映画『あの花が咲く丘で、 君とまた出会えたら。』福原遥/水上恒司
  3. 映画『Winter boy』ポール・キルシェ
    Winter boy

  4. 映画『ティル』ダニエル・デッドワイラー/ジェイリン・ホール
    ティル

  5. 映画『窓ぎわのトットちゃん』

PRESENT

  1. ドラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』中島セナ/奥平大兼
  2. 映画『ファースト・カウ』ジョン・マガロ
  3. 映画『バービー』マーゴット・ロビー/ライアン・ゴズリング
PAGE TOP