REVIEW

いとみち

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『いとみち』駒井蓮/豊川悦司

個性的なメイド服に三味線を持っている少女の姿はとてもインパクトがあり、一見破天荒な少女の物語なのかなと思いきや、青森県に住む素朴な1人の少女の等身大の物語であり、女性として成長し生きていく姿に共感できます。そして、青森の方言は外国語並に難解ながらどこかほっこりさせる魅力があって、主人公いとの朗らかさも伝わってきます。でも、そんないとがアルバイトを始めたことで、社会の荒波に揉まれていく場面では一気に緊張感が高まり、社会の厳しさや歪みも見えてきます。その背景には偏見や先入観などがあり、それは内容は違えど私達の身の回りにも当たり前にあることで、身近な物語に感じられます。またいとが自立しようとしている一方で、親の心配は尽きず、お互いの思いがすれ違う光景にも親近感が湧き、子ども目線、親目線のどちらでも観られます。そんななか、いとはどういう選択をして、どう自分らしく成長していくのか、その姿を観てください。

デート向き映画判定
映画『いとみち』駒井蓮/豊川悦司

デートで観てロマンチックなムードになるようなタイプの映画ではありませんが、地方から出てきた方だったら地元の話をしたくなると思うので、鑑賞後はお互いの故郷の話で盛り上がれるかもしれません。方言も印象的に描かれているので、お互いの地元の方言を教え合うなどすると盛り上がれそうですよ。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『いとみち』駒井蓮/ジョナゴールド(りんご娘)

ティーンの皆さんは等身大で観られる物語です。高校生以上ならアルバイトを始めようとしている方もいると思いますが、どんな仕事でも端から見るだけのイメージと実際に働いてわかる難しさや楽しさがあることがわかるでしょう。まだ未成年なので、何かやりたいことが出てきた時に保護者の許可や理解を得ないと取り組みづらいこともあると思いますが、本作の主人公いととその父の様子を見て、自分ならどうするか作戦を立てるのも良いと思います。

映画『いとみち』駒井蓮/豊川悦司/黒川芽以/横田真悠/中島歩/古坂大魔王/ジョナゴールド(りんご娘)/宇野祥平/西川洋子

『いとみち』
2021年6月18日青森先行上映、6月25日より全国公開
アークエンタテインメント
公式サイト

© 2021 「いとみち」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

海外ドラマ『ワンダーマン』ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世 ワンダーマン【レビュー】

ワンダーマンは、スタン・リー、ジャック・カービー、ドン・ヘックによって、1964年に「アベンジャーズ #9」でマーベル・コミックスに初登場したキャラクター…

映画『ナースコール』レオニー・ベネシュ ナースコール【レビュー】

物語の舞台は、スイスの州立病院。遅番の看護師のフロリア・リント(レオニー・ベネシュ)が出勤してから、シフトの8時間を…

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン5』タリア・ベッソン タリア・ベッソン【ギャラリー/出演作一覧】

2001年8月1日生まれ。フランス出身。

映画『ザ・クロウ』ビル・スカルスガルド ザ・クロウ【レビュー】

ブルース・リーの息子ブランドン・リーの遺作となった『クロウ/飛翔伝説』(1994)が、約30年の時を経てリブート…

映画『憧れのウェディング・ベル The Five-Year Engagement』エミリー・ブラント 未公開映画活性課ア行

未公開作品のなかから、当部が気になる作品、オススメしたい作品をご紹介。

映画『ブルームーン』イーサン・ホーク/マーガレット・クアリー ブルームーン【レビュー】

実在した作詞家ロレンツ・ハートが過ごした一夜を描いた本作は、ロレンツ・ハートとエリザベス・ウェイランドによって書かれた手紙からインスパイアされた…

映画『しあわせな選択』イ・ビョンホン しあわせな選択【レビュー】

パク・チャヌク監督作ということで、皮肉が効いているだろうと予測はしていたものの…

映画『嵐が丘』ジェイコブ・エロルディ ジェイコブ・エロルディ【ギャラリー/出演作一覧】

1997年6月26日生まれ。オーストラリア生まれ。

映画『スペシャルズ』佐久間大介(Snow Man)/椎名桔平/中本悠太(NCT)/青柳翔/小沢仁志 スペシャルズ【レビュー】

殺し屋がダンスチームを作るとはどういうことなのか…

映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年2月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年2月】のアクセスランキングを発表!

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集! 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!

映画を観終わった後に「運命は変えられない」と思ったり、「何事も自分次第」と思うことがありますよね。そういった背景にあるのかもしれない心理的概念として、今回は、ローカス・オブ・コントロール(Locus of Control)を取り上げます。

映画『ユージュアル・サスペクツ』ガブリエル・バーン/スティーヴン・ボールドウィン/ケヴィン・スペイシー/ケヴィン・ポラック あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『ユージュアル・サスペクツ』

今回の「勝手にキャスティング企画!」では、『ユージュアル・サスペクツ』のリメイクを作るとしたら?と…

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス

REVIEW

  1. 海外ドラマ『ワンダーマン』ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世
  2. 映画『ナースコール』レオニー・ベネシュ
  3. 映画『ザ・クロウ』ビル・スカルスガルド
  4. 映画『ブルームーン』イーサン・ホーク/マーガレット・クアリー
  5. 映画『しあわせな選択』イ・ビョンホン

PRESENT

  1. 映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』峯田和伸/若葉竜也/吉岡里帆
  2. 映画『カミング・ホーム』ベン・キングズレー/ハリエット・サンソム・ハリス/ジェーン・カーティン
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP