REVIEW
PlayStation®の人気ゲーム“Until Dawn —惨劇の山荘—”を原作とした本作は、『ライト/オフ』や『アナベル 死霊人形の誕生』を撮ったデヴィッド・F・サンドバーグが監督を務めています。サンドバーグ監督は、“シャザム!”シリーズでも監督を務めているんですよね。やっぱり、恐怖と笑いは紙一重ということなのかなとふと感じます。

本作は、さすがR-18だけあって過激な描写が満載です。なので、ホラー好きにとっては見応え充分な作品となっています。グサッ、グチャッ、ムニュッ、オエー…という感じのシーンが豊富で、それが何度も繰り返されるので、そこそこホラー好きでないとハードに感じそうです。

一方で、ホラー好きからすると、あまりに描写が激しいのでだんだん可笑しくなってきます。そういう描写こそ、コミカルな作品からガッツリホラーまで撮ってきたサンドバーグ監督の手腕の見せどころなのでしょう。

何度も死んでは生き返り、強制的に“ゲーム”に参加させられるのは、クローバー(エラ・ルービン)、マックス(マイケル・チミノ)、ニーナ(オデッサ・アジオン)、ミーガン(ユ・ジヨン)、エイブ(ベルモント・カメリ)の若者5人組です。それぞれのキャラクター設定とそれぞれの関係性がドラマを盛り上げます。本作を観ていると、原作のゲームではどういう構成になっているのか気になります。

また、ヌッと出てくるピーター・ストーメア演じる男性がいかにも不気味で、絶対何かあるだろうと予感させます。クライマックスではカラクリが明かされていくものの、「え!?結局どういう意味!?」となる部分も含めて楽しめます(笑)。たまにはガツンとくるホラーが観たい方はぜひご覧ください。
デート向き映画判定

メンバーの中にはカップルもいて、自分達がこの状況に陥ったらどうするだろうと想像が膨らむでしょう。死が目の前にあると本性がさらけ出されるということがよくわかるので、キャラクターの中の誰かと重なる部分があると、気持ちが冷めるかもしれません(苦笑)。その心配がなくて2人とも観たければ、アトラクション感覚で観て盛り上がれると思います。
キッズ&ティーン向き映画判定

R-18なので18歳になるまで観られません。パンチが効いているので見応えがある分、ホラーに免疫がない状態で観ると、鑑賞後にホラー好きになるのか、ホラー嫌いになるのか、予測不能です(笑)。事前にデヴィッド・F・サンドバーグ監督の過去作『ライト/オフ』や『アナベル 死霊人形の誕生』を観て馴らしてから、本作鑑賞に臨むのもアリかもしれません。

『アンティル・ドーン』
2025年8月1日より全国公開
R-18+
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト
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TEXT by Myson
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情報は2025年7月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。
