REVIEW

バック・イン・アクション【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス/ジェイミー・ フォックス

REVIEW

キャメロン・ディアスが『ANNIE/アニー』(2014)以来、10年ぶりに映画界に戻ってきてくれました!彼女は約10年前に結婚し、現在はお子さんが2人いるとのこと。2人目のお子さんは、2024年3月頃、51歳で出産されたと報道されています。実は、彼女のプライベートと本作のストーリーには共通点がたくさんあります。本作で彼女が演じるエミリーは、CIAで活躍中にパートナーのマット(ジェイミー・フォックス)との間に子どもを授かり引退しつつも、ひょんなことから15年後に復帰します。そして、彼女には2人の子どもがいるという設定です。

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス/ジェイミー・ フォックス

だから、本作を観ていると、過去の作品で観てきた、センスが抜群のアクションとコメディを再び観られると同時に、私生活での妻、母の経験が滲み出てきているような側面も観られて新鮮です。アクションシーンでは“チャーリーズ・エンジェル”を彷彿させるものがあり、懐かしさも味わえます。また、本作で夫婦役を演じるジェイミー・フォックスとは3度目の共演ということで息もピッタリ。周囲が切望するなか、やっと10年ぶりに復帰を果たしたわけですから、キャメロンのジェイミーへの信頼の厚さも伝わってきます。

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス/ジェイミー・ フォックス

そして、監督、脚本は『フォー・クリスマス』『モンスター上司』『ベイウォッチ』などを手掛けてきたセス・ゴードンということで、今作もコメディ要素は満載。クスクス笑える小ネタが散りばめられつつ、アクションが派手で激しくて、メリハリが効いています。

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス/ジェイミー・ フォックス/グレン・クローズ

キャメロン・ディアス、ジェイミー・ フォックスのほか、アンドリュー・スコット、カイル・チャンドラー、グレン・クローズと名優達が勢揃いした本作は、お家でポップコーン片手に楽しむのにピッタリの娯楽作品です。

デート向き映画判定

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス/ジェイミー・ フォックス

スピーディーで豪快なアクションシーンが多く、コメディ要素も豊富なので、楽しいムードになるでしょう。エミリーとマットのコンビネーションがバッチリで、良いお手本にできつつ、観てホッコリできるでしょう。お子さんがいるカップルは、エミリーとマットが子育てに悩む姿にも共感しながら観られると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス/ジェイミー・ フォックス

ストーリーがシンプルで、テンポ良く展開するので、小学校高学年以上なら集中力を切らさずに観られるのではないでしょうか。主人公の子どもは、ティーンエイジャーなので、皆さんは子どもの目線で、両親がスパイで自分もトラブルに巻き込まれたらと、疑似体験ができるでしょう。家族の物語なので、家族皆で“ムービーナイト”に観るのはいかがでしょうか。

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス/ジェイミー・ フォックス

『バック・イン・アクション』
2025年1月17日よりNetflixにて配信開始
公式サイト

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年1月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

映画『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』ヴァネッサ・パラディ ヴァネッサ・パラディ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年12月22日生まれ。フランス出身。

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト スプリングスティーン 孤独のハイウェイ

物語の舞台は1982年。ブルース・スプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)は、名声を手に入れながらも、葛藤を抱えて…

映画『2つ目の窓』松田美由紀 松田美由紀【ギャラリー/出演作一覧】

1961年10月6日生まれ。東京都出身。

「第38回東京国際映画祭」クロージングセレモニー:受賞者 東京グランプリは『パレスチナ36』!第38回東京国際映画祭ハイライト

2025年10月27日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である第38回東京国際映画祭が、11月5日(水)に閉幕。今年も個性豊かな作品が多数出品され、さまざまなイベントが実施されました。以下に、第38回東京国際映画祭ハイライトをお届けします。

映画『平場の月』堺雅人/井川遥 平場の月【レビュー】

朝倉かすみ著の同名小説を実写化した本作は、『ハナミズキ』『花束みたいな恋をした』(2021年)などを手がけた土井裕泰が監督を務めて…

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  2. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人
  3. 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト
  4. 映画『平場の月』堺雅人/井川遥
  5. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP