REVIEW

ビートルジュース ビートルジュース【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ビートルジュース ビートルジュース』マイケル・キートン

REVIEW

ティム・バートンの映画といえば、音楽はダニー・エルフマンということで、冒頭から「はーじまーるよー!」というムードを盛り上げる映像と音楽にテンションが上がります。
シリーズ1作目『ビートルジュース』の公開は1988年。それから36年の時を経て作られた本作には、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラとオリジナルメンバーが出演しています。マイケル・キートンは特殊メイクをしているとはいえ、36年前はどんなだったのか、もう一度1作目の姿を観たくなるほど、良い意味でそのまんまの印象で驚きます。ティム・バートン作で観るウィノナ・ライダーもやっぱり良いですね!

映画『ビートルジュース ビートルジュース』ウィノナ・ライダー

その他、モニカ・ベルッチにウィレム・デフォー、Netflixオリジナルドラマ『ウェンズデー』(ティム・バートンが監督、製作総指揮)で主演を務めるジェナ・オルテガが出演しています。ジェナ・オルテガは、『ウェンズデー』も然り、パッと見てティム・バートンの世界観にピッタリの俳優だなと実感します。クリスティーナ・リッチと雰囲気が似ていて、ティム・バートンに気に入られるのも納得。モニカ・ベルッチは、浮世離れした美しさで本作の役にピッタリです。ウィレム・デフォーは本当にどんな世界観にもハマるすごい俳優だなと改めて感じます。

映画『ビートルジュース ビートルジュース』ウィレム・デフォー

さらに、ティム・バートン作品といえば、衣装も見もの。本作でももちろん、コスチュームデザインは、コリーン・アトウッドが担当しています。ティム・バートン監督作が描く世界がスタイリッシュに映るのは、キャラクター達の衣装による効果も大いにあると思います。本作でも、各キャラクターの衣装にご注目ください。

映画『ビートルジュース ビートルジュース』モニカ・ベルッチ

ストーリーは、1作目の流れを汲んでいるところがあるものの、本作から観てもついていけます。ティム・バートンが創る、キモカワ全開の世界観にどっぷり浸かってください。

デート向き映画判定

映画『ビートルジュース ビートルジュース』マイケル・キートン/ウィノナ・ライダー

不気味な描写は多々あり、死後の世界に関連するストーリーとはいえ、単なるホラーではなく、ホラーコメディなので、比較的誰にでも観やすいはずです。ラブストーリーの要素もあるといって良いのかどうか迷うほど異質なもので、自分達に置き換えて観るタイプの男女関係のもつれではないので(笑)、デートでも気楽に観られるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ビートルジュース ビートルジュース』ウィノナ・ライダー/キャサリン・オハラ/ジャスティン・セロー/ジェナ・オルテガ

映画がおもしろいと感じ始めて、そろそろいろいろなジャンルに挑戦しようかなと思っている方にはちょうど良い作品です。不気味な世界を描いていながら、とてもスタイリッシュで、コミカルで、音楽、衣装、インテリア等、すべてアーティスティックな作品です。ティム・バートン監督作は、まさに総合芸術としての映画といえるので、映画通になるには必見です。

映画『ビートルジュース ビートルジュース』マイケル・キートン/ウィノナ・ライダー/キャサリン・オハラ/ジャスティン・セロー/モニカ・ベルッチ/ジェナ・オルテガ/ウィレム・デフォー

『ビートルジュース ビートルジュース』
2024年9月27日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

TEXT by Myson


関連作:

『ビートルジュース』
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年9月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ひゃくえむ。』 ひゃくえむ。【レビュー】

魚豊著の『チ。 ―地球の運動について―』がすごく好きなので、絶対に本作も…

映画『お嬢と番犬くん』櫻井海音 櫻井海音【ギャラリー/出演作一覧】

2001年4月13日生まれ。東京都出身。

映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝【レビュー】

実に楽しい!良い意味で「なんじゃこりゃ?」というハチャメチャなノリなのに…

ポッドキャスト:トーキョー女子映画部チャンネルアイキャッチ202509 ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】お悩み相談「どうしたらいい出会いがありますか?」他

今回は、正式部員の皆さんからいただいたお悩み相談の中から、下記のお2人のお悩みをピックアップして、マイソンなりにお答えしています。最後にチラッと映画の紹介もしています。

映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ ザ・ザ・コルダのフェニキア計画【レビュー】

REVIEWこれぞウェス・アンダーソン監督作という、何から何までかわいい世界観でありながら…

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流 こんな事があった【レビュー】

2021年夏の福島を舞台に、主人公の17歳の青年のほか、震災後も苦悩しながら生きる人々の姿を…

映画『パルテノペ ナポリの宝石』セレステ・ダッラ・ポルタ セレステ・ダッラ・ポルタ【ギャラリー/出演作一覧】

1997年12月24日生まれ。イタリア出身。

映画『ブロークン 復讐者の夜』ハ・ジョンウ ブロークン 復讐者の夜【レビュー】

『工作 黒金星と呼ばれた男』『アシュラ』などを手掛けたサナイピクチャーズが贈る本作は…

映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』西島秀俊/グイ・ルンメイ Dear Stranger/ディア・ストレンジャー【レビュー】

真利子哲也監督(脚本も担当)による西島秀俊主演作という情報のみで、毎度ながら前情報をほぼ入れずに観て、いろいろ良い驚きが…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 ファストムービー時代の真逆を行こうと覚悟を決めた!大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート前編

『るろうに剣心』シリーズ、『レジェンド&バタフライ』などを手掛けた大友啓史監督が<沖縄がアメリカだった時代>を描いた映画『宝島』。今回、当部の部活史上初めて監督ご本人にご参加いただき、映画好きの皆さんと一緒に本作について語っていただきました。

映画『宝島』妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝 沖縄がアメリカ統治下だったことについてどう思う?『宝島』アンケート特集

【大友啓史監督 × 妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太】のタッグにより、混沌とした時代を自由を求めて全力で駆け抜けた若者達の姿を描く『宝島』が9月19日より劇場公開されます。この度トーキョー女子映画部では、『宝島』を応援すべく、正式部員の皆さんに同作にちなんだアンケートを実施しました。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃
  2. 映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』マイケル・ファスベンダー
  3. 映画『バーバラと心の巨人』マディソン・ウルフ

REVIEW

  1. 映画『ひゃくえむ。』
  2. 映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド
  3. 映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ
  4. 映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流
  5. 映画『ブロークン 復讐者の夜』ハ・ジョンウ

PRESENT

  1. 映画『ホーリー・カウ』クレマン・ファヴォー
  2. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
  3. 映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人
PAGE TOP