REVIEW

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』カヤ・スコデラリオ/アヴァン・ジョーギア

ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の“バイオハザード”シリーズでは、ゲームシリーズには登場しないアリスを主人公として映画独自のストーリーが展開されました。それに対して本作はゲームシリーズに基づいた設定でありつつ、映画特有の構成となっているとのことです(宣伝ご担当者談)。その辺りはゲームファンにとってはある意味一層興奮するポイントになるのではないでしょうか。
ミラ・ジョヴォヴィッチ版もホラー色はありましたが、印象としては本シリーズのほうがホラー感は増しています。それは本作の主人公クレア(カヤ・スコデラリオ)の幼少期の回想シーンからかなり不気味なせいかもしれません。あとはラクーンシティの不可解な状況、明らかに何かの病にかかっている様子の住民達の姿など、冒頭からジワジワと怖さがあり、最後まで緊張感が保たれるのでアトラクション的なおもしろさがあります。
私は“バイオハザード”のゲームをやったことがないのでキャラクターの背景は知らずに本作を観ましたが、ゲームではどんな設定なのかをちらっと聞くと、映画とゲームの比較もおもしろそうだと感じました。正直なところ、なぜ改めてまた“バイオハザード”を映画化するのかと思うところもありましたが、観てみるとおもしろかったので素直に続きが観たくなります。そして、改めてとても人気のあるゲームで、映画制作者含め思い入れが深いファンがたくさんいるのだなと実感しました。ぜひ本作の続編も作って欲しいです。

デート向き映画判定
映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』カヤ・スコデラリオ/ロビー・アメル

遊園地の怖いアトラクションに入る感覚で観ると、吊り橋効果が期待できそうです。ただ相手の好みや、ホラーの許容度がわからない初デートなどでいきなり誘うのは控えたほうが良いでしょう。何度かデートをして交際ホヤホヤくらいのカップルのデートがちょうど良いのではないでしょうか。スキンシップが減ってきたベテランカップルも、恐怖シーンに便乗して寄り添う機会にしてみるのも良さそうです(笑)。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』

PG-12なので大人が一緒なら小学生も観られますが、刺激が強いので、せめて中学生になってから観るほうが良いのではないでしょうか。ビクッとするシーンもあり、友達と一緒に観に行くとお化け屋敷感覚で一層盛り上がれそうです。自分がプレイヤーとなってこの世界に入って戦っているようなゲームの感覚をぜひ大きなスクリーンで味わってください。

映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』カヤ・スコデラリオ/ハナ・ジョン=カーメン/ロビー・アメル

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』
2022年1月28日より全国公開
PG-12
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『Rodeo ロデオ』ジュリー・ルドリュー Rodeo ロデオ

主人公のジュリアは、バイクをこよなく愛しています。彼女は…

映画『パリ13区』ノエミ・メルラン ノエミ・メルラン

1988年11月27日フランス、パリ生まれ。モデルとしてキャリアをスタートし…

劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』《後編》イベント情報 劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』《後編》ゲスト登壇、完成披露イベント 10組20名様ご招待

劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』《後編》ゲスト登壇、完成披露イベント 10組20名様ご招待

映画『スパイスより愛を込めて。』中川翼さんインタビュー 『スパイスより愛を込めて。』中川翼さんインタビュー

「この世からスパイスが消えてしまい、カレーが貴重なものになって…

映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』ルーニー・マーラ/クレア・フォイ/ジェシー・バックリーほか ウーマン・トーキング 私たちの選択

女性が男性から暴行を受け、身を守らなくてはいけない状況に置かれた時…

映画『苦い涙』ドゥニ・メノーシェ/ハリル・ガルビア 苦い涙

劇作家、映画監督として20世紀後半に活躍し、37歳の若さで他界したライナー・ヴェルナー・ファスビン…

映画『聖闘士星矢 The Beginning』ジャパンプレミア、ファムケ・ヤンセン ファムケ・ヤンセン

1964年11月5日オランダ生まれ。『007/ゴールデンアイ』(1995)のボンドガール…

映画『愛のこむらがえり』磯山さやか/吉橋航也 『愛のこむらがえり』チケット 3組6名様プレゼント

映画『愛のこむらがえり』チケット 3組6名様プレゼント

映画『渇水』生田斗真 渇水

本作は河林満による著書「渇水」を原作とし、白石和彌が初プロデュース、髙橋正弥が監督を務めて映画化しています。舞台は…

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』ショーン・ガン ショーン・ガン

1974年5月22日アメリカ生まれ。兄はジェームズ・ガン監督。“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”シリーズでは…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

おすすめ記事

映画『007 スカイフォール』ダニエル・クレイグ 映画好きが選んだ【実写カーアクション】ランキング

今回は実写のカーアクション(四輪車メイン)作品を集めました。候補作品は編集部が独断で選抜し、正式部員の皆さんの投票によるランキングを作りました。カッコ良いカーアクションが観られる作品が揃うなか、どの作品が1位に輝いたのでしょうか?

映画『君の膵臓をたべたい』浜辺美波/北村匠海 映画好きが選んだ【学園ものランキング〜邦画ラブストーリー編】

今回は邦画の学園ものからラブストーリーを集めました。候補作品は編集部が独断で選抜し、正式部員の皆さんの投票によるランキングを作りました。ぜひお気に入りを探して、キュンキュンしましょう!

海外ドラマ『Dr.HOUSE シーズン1』ヒュー・ローリー 楽しい妄想シリーズ:1日あの人になってみたい!〜海外ドラマのキャラクター 医療ドラマ編〜

楽しい妄想シリーズ「1日あの人になってみたい!」企画第7弾は、“海外ドラマのキャラクター:医療ドラマ編”です。もし1日だけ医療ドラマに登場するキャラクターになれるとしたら、誰になってみたいか正式部員の皆さんに妄想していただきました。今回はどんなキャラクターが挙がったのでしょうか?

AXN海外ドラマ『刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル』ローレン・ライリー 女性という理由で仕事に抜擢された女性刑事は上司や世の中を見返すことができるのか?『刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル』への期待

25年もの間、捜査が滞っていた未解決の殺人事件を任された、若き女性刑事カレン・ピリーの活躍を描く『刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル』は全3話で構成される英国ミステリーです。この度、本作を独占放送するAXNミステリーさんが…

映画『トップガン マーヴェリック』トム・クルーズ 映画好きが選んだ2022洋画ベスト

正式部員の皆さんに2022年の洋画ベストを選んでいただきました。候補作品は2022年に劇場公開or配信された洋画(ドキュメンタリー以外の実写)の中から編集部が独断で選抜しました。前回の「2022邦画ベスト」に続き、洋画ではどの作品が上位にランクインしたのでしょうか?

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』山﨑賢人 映画好きが選んだ2022邦画ベスト

昨年に続き正式部員の皆さんに2022年の邦画ベストを選んでいただきました。候補作品は2022年に劇…

映画『恋とニュースのつくり方』レイチェル・マクアダムス 新年にやる気がわくサクセスストーリー特集

今回は、新年にやる気がわくサクセスストーリーのオススメ作品を正式部員の皆さんから募りました。素敵なサクセスストーリーを観て、やる気をアップしましょう!

映画『トップガン マーヴェリック』トム・クルーズ トーキョー女子映画部が選ぶ 2022年ベスト10

年末恒例の本企画は、今回から作品はBEST10に変更、俳優はMVPとして1名選出することにしましたマイソンとシャミがそれぞれ選んだ作品を、ぜひ冬休みにご覧ください。

映画『ドリーム・ホース』トニ・コレット 十数億円を稼ぐ名馬を逃す!?リアル一口馬主が語る醍醐味&新人騎手『ドリーム・ホース』に感動のコメント!!

実は日本でもジャンのように馬主になれるってご存じでしたか?今回は『ドリーム・ホース』をリアル体験中ともいえる…

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』メイキング、ジェームズ・キャメロン監督、サム・ワーシントン 映画好きが選んだジェームズ・キャメロン監督人気作品ランキング

『ターミネーター』『タイタニック』『アバター』など、数々の名作を手掛てきたジェームズ・キャメロン。今回は、これまでジェームズ・キャメロンが監督を務めた作品で、どの作品が好きか正式部員の皆さんに投票していただきました。

REVIEW

  1. 映画『Rodeo ロデオ』ジュリー・ルドリュー
    Rodeo ロデオ

  2. 映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』ルーニー・マーラ/クレア・フォイ/ジェシー・バックリーほか
  3. 映画『苦い涙』ドゥニ・メノーシェ/ハリル・ガルビア
    苦い涙

  4. 映画『渇水』生田斗真
    渇水

  5. 映画『怪物』安藤サクラ/黒川想矢
    怪物

  6. 映画『波紋』筒井真理子
    波紋

  7. 映画『クリード 過去の逆襲』マイケル・B・ジョーダン/ジョナサン・メジャース
  8. 映画『雄獅少年/ライオン少年』
  9. 映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』高橋一生
  10. 映画『65/シックスティ・ファイブ』アダム・ドライバー

PRESENT

  1. 劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』《後編》イベント情報
  2. 映画『愛のこむらがえり』磯山さやか/吉橋航也
  3. 映画『大名倒産』神木隆之介/杉咲花/浅野忠信
PAGE TOP