REVIEW
タイトルになっている“フレワカ”は、「現地の言葉<fréamhacha(フレーヴァハ)=“根”>に由来し」た、アイルランド語です(映画公式サイト)。アイルランドにルーツを持つアシュリン・クラーク監督が撮った本作は、「民間伝承、ケルト神話に宿る“土着の祈り”」に着想を得たストーリーとなっています。

1973年、結婚式の途中で花嫁が忽然と姿を消します。そして、物語の舞台は現在に変わり、看護師のシュー(クレア・モネリー)は亡き母の遺品整理のためにパートナーと母の家を訪れます。そんななか、介護の仕事が入り、老婆の介護のために人里離れた村に1人で向かいます。

予想通り、シューが村を訪れると、1973年の事件に繋がるような要素がぽつぽつと出てきます。そして、介護の依頼人の家はいかにも不気味で、意味深なドアなども登場します。そんな具合で割とわかりやすい“目印”が出つつ、意外に淡々と物語が進んでいきます。

露骨に痛々しいシーンはそこまでないものの、常に漂うダークでスピリチュアルなムードが印象的です。点と点が全部結びつく結末は、映画を観慣れている方なら割と早めに気づくかもしれないものの、エンドロールに挟まれている1シーンが、“フレワカ”というタイトルが示す“根深さ”を物語っていて、ゾッとさせられるでしょう。

本作を含めて、神話を取り入れた作品って、やっぱり何だかゾワゾワしますよね。そして、儀式ってストーリーを紡ぐエッセンスとしてとてもパワフルだなと改めて感じます。これからは、地方や海外のお祭りの場に行くことがあっても、闇雲に「わー、お祭りやってる!」みたいな脳天気なテンションにならずに、背景を確認したいと思います(笑)。
デート向き映画判定

結婚式が鍵となっている部分があるので、婚約中のカップルやそろそろ結婚したいと思っているカップルは、及び腰になる可能性があります。そういう意味ではデートで観るには向いていないでしょう。一方、結婚の話題はもう少し先延ばしにしたい、慎重になりたいと思っている方は、敢えてパートナーと一緒に観ると、相手をクールダウンさせられるかもしれません。ただし、ずっとクールダウンしたままになる可能性も考慮しておきましょう。
キッズ&ティーン向き映画判定

ホラー映画に目覚めたティーンが観るにはちょうど良い描写のホラーではないかと思います。霊的な要素が強いホラー映画に免疫がついていれば、トライしてみても良いでしょう。
また、本作には、村で行われている祭のシーンがあり、ストーリーの鍵を握っています。本作鑑賞を機に自分の土地の祭も深掘りしていくと、興味深い歴史を知ることができるかもしれません。

『FRÉWAKA/フレワカ』
2026年2月6日より全国公開
ショウゲート
公式サイト
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© Fréwaka Films & Screen Market Research T/A Wildcard 2024. All rights reserved.
TEXT by Myson
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情報は2026年1月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。



























