REVIEW

ハッピー・デス・デイ

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ハッピー・デス・デイ』ジェシカ・ロース

期待を相当上回る内容の濃い作品。ただのホラー映画ではなく、意外に深いテーマを扱っていて、ユーモアのセンスも抜群。主人公ツリーが最初はビッチという設定も後にすごく活かされてきます。ディテールにもこだわりが見えて、ループのはじめのほうに毎度描かれる中庭のシーンには、仕掛けがいろいろあり、観察して発見する楽しさも味わえます。『ハッピー・デス・デイ 2U』との二部作になっているので、解明されないままの謎がありますが、本作は犯人捜しのおもしろさを軸にしつつ、最終的には「めっちゃええ話やん」という変化を遂げ、メッセージ性をすごく感じさせる内容になっています。主人公のツリーがループのはじめに目覚める部屋のドアに貼ってあるステッカーの「今日は残りの人生の最初の日」というメッセージの意味も、最初はこれから始まる恐怖を匂わせているかのように受け取れますが、物語の最後では全く違った意味に感じ取れるので、そんな粋なトリックも憎いです。『ハッピー・デス・デイ 2U』への流れも上手くできていて、両方観ることでより楽しめるので、ぜひ2本とも観てください。

デート向き映画判定
映画『ハッピー・デス・デイ』ジェシカ・ロース/イズラエル・ブルサー

死ぬことでリセットされ、また同じ日が始まるというループ地獄にハマる設定なので、何度も死ぬシーンがあり、そこはしっかりホラーです。ただ、前述もした通り、ホラーに留まらない内容で、エモーショナルな要素が予想以上に詰まっており、最後にはホロッとさせられます。ラブストーリーの部分も共感できると思うので、カップルでぜひ観て欲しいと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ハッピー・デス・デイ』ジェシカ・ロース

ベースはホラーなので、キッズには怖いと思いますが、小学校高学年以上なら好きな人もいそうです。学生が主人公なので、ティーンの皆さんは特に同じ目線で観られる部分も多いはず。性格の悪い主人公の変化にも、きっと共感できると思うし、希望もくれるストーリーです。最終的にすごく良い話なので、ホラーデビュー作としてもオススメですよ。

映画『ハッピー・デス・デイ』

『ハッピー・デス・デイ』
2019年6月28日より全国公開
東宝東和
公式サイト

© Universal Pictures

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『Mr.ノボカイン』ジェイコブ・バタロン ジェイコブ・バタロン【ギャラリー/出演作一覧】

1996年10月9日生まれ。アメリカ出身。

映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春 『さとこはいつも』キャスト登壇付き特別試写会 5名様ご招待

映画『さとこはいつも』キャスト登壇付き特別試写会 5名様ご招待

映画『時には懺悔を』西島秀俊/満島ひかり 時には懺悔を【レビュー】

打海文三による原作「時には懺悔を」には、著者自身が障がいを持つ息子を育てた実体験が反映されているとのことです…

映画『グレイ・ミッション』ヘンリー・カヴィル/ジェイク・ギレンホール グレイ・ミッション【レビュー】

『コードネーム U.N.C.L.E.』と同様に、女性1名、男性2名のトリオで魅せる作品でありつつ、本作では女性がボスという設定に特徴があります…

映画『君の見る世界をなぞる』エロワ・ポユ/マクシム・スリヴィンスキー 君の見る世界をなぞる【レビュー】

一見恵まれた環境にいるエンゾは、自分のアイデンティティに悩まされ、居場所を見出せずにいます…

映画『ヒンド・ラジャブの声』 『ヒンド・ラジャブの声』トークイベント付き特別試写会10組20名様ご招待

『ヒンド・ラジャブの声』トークイベント付き特別試写会10組20名様ご招待

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン ドラマなふたり【レビュー】

その告白は一生添い遂げるつもりでいた相手の自信を簡単にくじく威力を持っています。本作はある種の“残酷”さが込められたラブストーリー…

映画『冴えないボクと映えるキミ』アビシャン・ジーヴィント/アナスワラ・ラージャン 『冴えないボクと映えるキミ』公開直前試食会 2組4名様プレゼント

映画『冴えないボクと映えるキミ』公開直前試食会 2組4名様プレゼント

映画『左利きの少女』ニーナ・イエ/マー・シーユエン 左利きの少女【レビュー】

ツォウ・シーチン 監督は、『テイクアウト』(2004)でショーン・ベイカーと共同で監督と脚本を務めて以降、プロデューサーとしてショーン・ベイカーを支えてきた人物です…

映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』穂志もえか 穂志もえか【ギャラリー/出演作一覧】

1995年8月23日生まれ。千葉県出身。

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集! 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

メタ認知は、自分で自分をわかるために必要な認知機能です。今回は、映画鑑賞においてメタ認知の働きによって、鑑賞後の印象が変わるはずという仮説のもと、メタ認知が働く映画鑑賞とそうでない映画鑑賞で何が異なるのかを一緒に考えます。本ゼミでは、映画鑑賞に絡めて日常にも役立つ心理学を取り上げています。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『時には懺悔を』西島秀俊/満島ひかり
  2. 映画『グレイ・ミッション』ヘンリー・カヴィル/ジェイク・ギレンホール
  3. 映画『君の見る世界をなぞる』エロワ・ポユ/マクシム・スリヴィンスキー
  4. 映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン
  5. 映画『左利きの少女』ニーナ・イエ/マー・シーユエン

PRESENT

  1. 映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春
  2. 映画『ヒンド・ラジャブの声』
  3. 映画『冴えないボクと映えるキミ』アビシャン・ジーヴィント/アナスワラ・ラージャン
PAGE TOP