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ポプラン【レビュー】

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映画『ポプラン』皆川暢二

「ある朝、イチモツが家出した」という強烈なワードがキャッチコピーに使われていて、まさかそのままの意味ではないだろうと思いきや、そのままの意味でした(笑)。主人公は、漫画配信で成功した会社経営者の田上(皆川暢二)。彼は財を成し自由な日々を謳歌していましたが、ある朝目覚めるとイチモツがなくなっていることに気付きます。誰に相談すれば良いのかわからないなか、同じような現象に悩む男性達の集会を見つけ、そこで問題の解決策を知ります。それは6日以内にイチモツを見つけて身体に戻さなければいけないということ。でも、縦横無尽に超速で動きまくるイチモツを捕まえるのは至難の業。彼は無事イチモツを取り戻すことができるのか、その様子が描かれています。
本作の驚くべきところは設定だけ聞くとかなり滑稽なのに、最終的にホッコリしたとても良い話に仕上がっているところです。もちろん期待通り、笑えるシーンもふんだんにありますが、途中からだんだん主人公の田上の成長物語となっていき、人間ドラマの要素が濃くなっていきます。でも、良い話になればなるほど、ふと「でも、これってイチモツを追いかけてる話やん」と思い出すと一層笑えてきて、その絶妙なバランスが見事です。男性目線ではまた感じ方が変わる部分もあるでしょうし、感情移入する部分も異なるのかもしれませんが、人としての成長を描いている点、人との繋がりを振り返る点では性別問わず楽しめる1作となっています。

デート向き映画判定
映画『ポプラン』皆川暢二

“イチモツの話”と一言で言われると、デートで観て大丈夫かしらと思ってしまいますが(笑)、未確認飛行物体のような存在として登場するので、ウブ過ぎるカップルでなければ、それほど気まずくならないと思います。最終的に人に対して優しい気持ちになれるようなストーリーで、よっぽど頭が堅い方でなければ一緒に笑いながら観られるので、デートでも観てみてください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ポプラン』皆川暢二/アベラヒデノブ

設定がユニークで、キッズやティーンも興味が持てるのではないでしょうか。実際は突飛な話で終わることなく内容がしっかりある点でも見応えがあり、途中子どもが登場して良い味を出しているシーンもあるので、世代を問わずいろいろな視点で観られると思います。意外に気まずくないとはいえ、親子で観ると大人のほうが気まずくなるシーンがありそうなので、友達と観るほうが気楽かもしれません。

映画『ポプラン』皆川暢二

『ポプラン』
2022年1月14日より全国公開
エイベックス・ピクチャーズ
公式サイト

©映画「ポプラン」製作委員会

TEXT by Myson

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