REVIEW

ゴジラxコング 新たなる帝国【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』

REVIEW

こりゃもう、見どころてんこ盛りで約2時間の上映時間もあっという間です。ネタバレになるので具体名は伏せますが、ゴジラとコングだけでも夢の競演なのに、「“あの怪獣”まで登場するなんて!」とワクワクさせられます。そして、制作者の意図はさておき、数々の映画のオマージュかなと思える要素も見受けられて、一粒で何粒も美味しい内容になっています。「まるで『〇〇〇〇』やん!あら、このシーンは『〇〇〇〇〇〇〇〇〇』やん!」なんてときめきながら観てください。
ゴジラとコングを単独の作品で観るのと違い、前作ではどっち派かというようなスタンスで観た方も多いかもしれませんが、本作では共通の敵が出てくる点で、ゴジラとコングがそれぞれどういう立ち位置になるのか、そして人間はゴジラとコングをそれぞれどう位置付けるのかが見どころとなっています。登場する怪獣のバリエーションも豊富な上に、迫力が凄いので、その豪快さを観ているだけでも爽快感があります。また、世界遺産がいとも簡単に壊れていく様子も、映画だからこそなせる光景です。本作では、変わった用途にも使われていて、ホッコリする場面もありますよ。
とにかく、説明不要の必見映画といえる本作は、大きなスクリーンで観ないと損します。

デート向き映画判定

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』レベッカ・ホール/ダン・スティーヴンス/カイリー・ホットル

日本のゴジラ、アメリカのコングが共演しているので、邦画好きも洋画好きも楽しめるのではないでしょうか。広い層が楽しめる超大作で見応えバッチリなので、どんなカップルのデートでも安心して観られるでしょう。日本語吹き替え版も豪華ボイスキャストです。気に入ったら、字幕版、吹き替え版の両方を一緒に観比べてみるのも良いですね。規格外のスケールなので、仕事や勉強などで疲れている2人は、一緒に現実逃避してください。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』

宇宙を舞台にした作品は多数ある一方で、地中、地底の未開の地を舞台にしている本作を観ると、実際には地球ってどういう構造をしているんだろう、といったことにも興味を持つ方がいるのではないでしょうか。また、地底にいる巨大な生物を観ると、実在の動物の特徴がモデルとして活かされているのかな、など興味が広がります。そんな風に楽しめるポイントが複数あるので、家族で観るのも友達と観るのも良いですね。

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』

『ゴジラxコング 新たなる帝国』
2024年4月26日より全国公開
東宝
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© 2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

TEXT by Myson


関連作:

『GODZILLA ゴジラ』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定  海外で作るとこうなる!日本の原作が外国で映像化された作品特集
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る  U-NEXTで観る  Huluで観る

『キングコング:髑髏島の巨神』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定  来日イベント
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る  U-NEXTで観る  Huluで観る

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定  海外で作るとこうなる!日本の原作が外国で映像化された作品特集
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る  U-NEXTで観る  Huluで観る

『ゴジラvsコング』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定 海外で作るとこうなる!日本の原作が外国で映像化された作品特集
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る  U-NEXTで観る  Huluで観る

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

映画『金髪』白鳥玉季さんインタビュー 『金髪』白鳥玉季さんインタビュー

今回は『金髪』で生徒の板緑役を演じた白鳥玉季さんにインタビューさせていただきました。“金髪デモ”を起こすキーパーソンである板緑を演じた感想や、撮影裏でのエピソードを直撃しました。

映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉 TOKYOタクシー【レビュー】

クリスチャン・カリオン監督『パリタクシー』を原作とした本作は、東京にある柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設までの道のりを舞台に、山田洋次監督が映画化…

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

映画『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』ヴァネッサ・パラディ ヴァネッサ・パラディ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年12月22日生まれ。フランス出身。

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『果てしなきスカーレット』
  2. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  3. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉
  4. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  5. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP