REVIEW

きみと、波にのれたら

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『きみと、波にのれたら』

爽やかな青春ラブストーリーという枠に留まらず、予期せず辛い経験をした若いカップルが心に大きな傷を抱えながら、それを乗り越えていくストーリーで、それをファンタジーとして描いている点でとても独創的です。本作は『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督の作品ですが、『夜明け告げるルーのうた』と同じく海という舞台を存分に活かした世界観で、水というアイテムの使い方が今回もユニークです。もしかしてこの物語を実写で描いたらもっと重い悲壮感が漂う作品になっていたかも知れませんが、アニメーションで描くことで、主人公の精神的な世界を反映する描写についてもファンタジーとして受け入れやすくなっているように感じます。声優は片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎が務めていますが、とても馴染んでいて、良い意味でキャスト達の普段の個性を気にすることなく、物語に没入できます。前半はすごくラブラブなシーンが豊富ですが、これは後半とのメリハリとなっていて、1作でいろいろな感情を体感できます。

デート向き映画判定
映画『きみと、波にのれたら』

若いカップルには特に共感できる内容だと思います。ラブラブなシーンもデートの雰囲気を盛り上げてくれるでしょうし、後半の展開は胸が苦しくなりますが、より一層相手のことを愛おしく感じさせるストーリーになっていて、2人の気持ちを盛り上げてくれる要素が満載です。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『きみと、波にのれたら』

水をキーアイテムとして不思議な現象が起こるファンタジーです。悲しい展開も出てきますが、こんなことがあったら良いのになと思える設定によって、重たい気持ちになりすぎずに楽しめると思います。恋愛的な視点だけでなく、家族でも友達でも、大切な人を思い浮かべて、感情移入できる作品だと思います。

映画『きみと、波にのれたら』

『きみと、波にのれたら』
2019年6月21日より全国公開
東宝
公式サイト

© 2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『OCHI! -オチ-』ヘレナ・ツェンゲル OCHI! -オチ-【レビュー】

REVIEW森の奥深くに住む不思議な動物オチと、オチを恐れ排除しようとする人間の姿を映す本…

映画『ハウス・オブ・ザ・デビル』トム・ヌーナン トム・ヌーナン【ギャラリー/出演作一覧】

1951年4月12日生まれ。アメリカ出身。

映画『スペシャルズ』佐久間大介(Snow Man) 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年3月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年3月】のアクセスランキングを発表!

映画『落下音』ハンナ・ヘクト 落下音【レビュー】

すごく噛み応えのある作品です。タイトルについている“落下音”が…

映画『決断するとき』エミリー・ワトソン エミリー・ワトソン【ギャラリー/出演作一覧】

1967年1月14日生まれ。イギリス出身。

映画『ザ・ブライド!』ジェシー・バックリー/クリスチャン・ベール ザ・ブライド!【レビュー】

『ロスト・ドーター』でアカデミー賞®脚本賞にノミネートされたマギー・ギレンホールは、本作でも監督、脚本、プロデューサーと裏方に徹し…

映画『オールド・オーク』デイヴ・ターナー/エブラ・マリ 『オールド・オーク』一般試写会 6組12名様ご招待

映画『オールド・オーク』一般試写会 6組12名様ご招待

映画『ミステリー・アリーナ』唐沢寿明 『ミステリー・アリーナ』完成披露試写会 5組10名様ご招待

映画『ミステリー・アリーナ』完成披露試写会 5組10名様ご招待

トーキョー女子映画部チャンネルpodcast ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】あの映画がおもしろいと思う本当の理由『嵐が丘』『カミング・ホーム』『俺たちのアナコンダ』

ネタバレあり、個人的にツボにハマったポイントを 気楽に話しているので、トークには期待せず(笑)、作品には期待してください。

映画『俺たちのアナコンダ』ジャック・ブラック/ポール・ラッド/スティーヴ・ザーン/タンディウェ・ニュートン/セルトン・メロ 俺たちのアナコンダ【レビュー】

愛しいほどにアホ全開のハッピーなコメディです。ジャック・ブラックとポール・ラッドが主演のコメディといえば…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集! 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!

感情はまだまだ謎が多く、本当に複雑で深い概念だからこそおもしろい!感情について少しでも知ることで、自分自身の情動コントロールにも少し役立つはずです。

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『OCHI! -オチ-』ヘレナ・ツェンゲル
  2. 映画『スペシャルズ』佐久間大介(Snow Man)
  3. 映画『落下音』ハンナ・ヘクト
  4. 映画『ザ・ブライド!』ジェシー・バックリー/クリスチャン・ベール
  5. 映画『俺たちのアナコンダ』ジャック・ブラック/ポール・ラッド/スティーヴ・ザーン/タンディウェ・ニュートン/セルトン・メロ

PRESENT

  1. 映画『オールド・オーク』デイヴ・ターナー/エブラ・マリ
  2. 映画『ミステリー・アリーナ』唐沢寿明
  3. ドラマ『外道の歌 SEASON2』窪塚洋介/亀梨和也/南沙良
PAGE TOP