REVIEW

空母いぶき

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『空母いぶき』西島秀俊/佐々木蔵之介

日本の自衛隊が、“自衛隊”と名乗る意味を改めて考えさせられるストーリーで、プロパガンダ要素が多い映画なのかと思いきや、さまざまな立場の人間の視点で描いていて、観る側に判断を委ねる内容になっています。“自衛”とはどこまでの範囲なのか、“自衛”に徹するとどこまでが限界なのか、そして実際に日本が攻撃を受けた時、防衛に直接携わる人々は1人の人間としてどういう態度を取るべきなのか…。さらに報道の在り方も描かれており、英雄的な描写にも受け取れましたが、ここは賛否が分かれそうです。とにかく全体的に本当に難しい問題を扱っているので、安易に共感できるできないとは言えない内容になっています。近隣国が弾道ミサイルを発射したというニュースが最近増えてきただけに、この物語も相当リアルに感じます。そういう意味でも、この映画は私達一般国民に問題意識を提起するきっかけとなりそうです。

デート向き映画判定
映画『空母いぶき』西島秀俊/本田翼

デート向きの内容ではないし、議論するにもだいぶハードな内容ですが、社会問題をどう見ているかというところにも、人となりが見えるので、安定した交際を続けてきているカップルなら、たまにはこういう映画を観て語り合っても良いのではないでしょうか。どのキャラクターに感情移入したかという話題にも、お互いの価値観が垣間見えると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『空母いぶき』

本作で起きる問題について、これが絶対に正しいという答えがあるわけではありません。でも、世界情勢が緊迫してきている昨今、考えることを先延ばしにできなくなっており、皆さんの未来にこそ、日本の軍事問題が大きく影響してくると思います。この映画はそんな問題を身近に感じながら考えるきっかけになるので、家族や友達を誘って観て、意見を交換してください。

映画『空母いぶき』西島秀俊/佐々木蔵之介/本田翼/小倉久寛/髙嶋政宏/玉木宏/戸次重幸/市原隼人/堂珍嘉邦/片桐仁/和田正人/石田法嗣/平埜生成/土村芳/深川麻衣/山内圭哉/中井貴一/村上淳/吉田栄作/佐々木勝彦/中村育二/益岡徹/斉藤由貴/藤竜也/佐藤浩市

『空母いぶき』
2019年5月24日より全国公開
キノフィルムズ
公式サイト

©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

Netflix映画『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』ダニエル・クレイグ/ジョシュ・オコナー ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン【レビュー】

物語の舞台は、田舎町にある教会です。若き神父ジャド・デュプレンティシー(ジョシュ・オコナー)は、赴任したばかりのその教会で…

映画『マーズ・エクスプレス』 マーズ・エクスプレス【レビュー】

西暦2200年の火星の首都ノクティスを舞台に描かれる本作のタイトルは、「20年以上にわたり宇宙で活動をつづけている実在の火星探査機〈マーズ・エクスプレス〉の名」がつけられています…

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ポール・ジアマッティ ポール・ジアマッティ【ギャラリー/出演作一覧】

1967年6月6日生まれ。アメリカ出身。

映画『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』ソン・ヘギョ 悪魔退治のノウハウ—韓国映画にみる悪魔祓い

今回は韓国映画の悪魔祓いにスポットを当ててご紹介します。

映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス HELP/復讐島【レビュー】

本作のストーリーと演出はぶっ飛んでいて…

Netflixドラマ『ザ・ポリティシャン シーズン1』ジェシカ・ラング ジェシカ・ラング【ギャラリー/出演作一覧】

1949年4月20日生まれ。アメリカ、ミネソタ州クロケット出身。

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ランニング・マン』グレン・パウエル ランニング・マン【レビュー】

1982年、原作者のスティーヴン・キングはリチャード・バックマンというペンネームで、本作の原作小説「ランニング・マン」を出版し、1985年にキング本人の名前で…

映画『終点のあの子』當真あみ/中島セナ 終点のあの子【レビュー】

『伊藤くんA to E』『私にふさわしいホテル』『早乙女カナコの場合は』などの原作者としても知られる柚木麻子のデビュー作「終点のあの子」が映画化…

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル ローラ・カーマイケル【ギャラリー/出演作一覧】

1986年7月16日生まれ。イギリス出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集

REVIEW

  1. Netflix映画『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』ダニエル・クレイグ/ジョシュ・オコナー
  2. 映画『マーズ・エクスプレス』
  3. 映画『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』ソン・ヘギョ
  4. 映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス
  5. 映画『ランニング・マン』グレン・パウエル

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP