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見上げてごらん【レビュー】

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映画『見上げてごらん』森田剛

REVIEW

夢を追いかける主人公が夢を叶えたり、夢に破れたりするストーリーはこれまで複数映画化されてきました。でも、本作はそうしたストーリーとは一線を画しています。森本晶一監督(原案・脚本)と、佐藤快磨監督は連名で以下のように述べています。

映画『見上げてごらん』森田剛/森川葵/川上友里

『見上げてごらん』は、長年助監督して映画に携わってきた経験と、監督としてようやっと歩み始めた今の自分たちを、マンガの世界に重ね合わせて描いた作品です。/この映画は、夢と折り合いをつけながら生きる人たちの物語です。そして、特別な夢を持たない人や、社会の中で壁にぶつかりながら日々を生きる人たちにも、寄り添える作品にしたいという思いを込めてつくりました。(映画公式資料)

映画『見上げてごらん』阿部寛/伊島空

本作はまさに監督のメッセージ通りの内容になっています。夢を叶えた人も複数、夢を追いかけている人も複数、夢以前にやりたいことがまだわかっていない人も登場します。また、高校受験を控えた少女から、ベテランの売れっ子漫画家までさまざまなタイプのキャラクターがいるので、観る方それぞれ誰かしらに感情移入できると思います。

映画『見上げてごらん』武田鉄矢

夢を追う、追わないというテーマ以外に、好きな業界で働く上での振る舞いや、「好き」の意味も話題になっています。エンタテインメントの世界に限らず、どんな職業、職種でも、似たようなシチュエーションがあり得る点で、身近なストーリーと感じられるでしょう。

映画『見上げてごらん』森田剛/前田航基/吉田晴登

さらに、興味が同じ、近い者同士でありつつ価値観が違う人達が、職場や家庭でどう折り合いをつけるのかも見どころです。とても現実的でやるせない面も描かれつつ、「それでもいいじゃない」と思わせてくれる点も魅力です。老いも若きも進路に迷っている方はもちろん、これでいいと思っていながらどこか不安を感じている方もぜひご覧ください。

デート向き映画判定

映画『見上げてごらん』森田剛/松本まりか/早瀬憩

カップルの場合、夢を持つ人を一方が支えるという関係もあれば、共に歩みつつ2人ともそれぞれに夢を追いかける関係もあるでしょう。どちらが良い悪いでもないし、どうすればうまくいくのかもカップルそれぞれです。本作では1つの例が示されています。悩みの深刻度によっては2人で一緒に観ると気まずくなる可能性もあるので、状況次第では1人で観るほうが良いかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『見上げてごらん』森田剛/森川葵

皆さんと同年代の進路に悩むキャラクターや、既に働いていながらも改めて自分がやりたいことは何なのか悩むキャラクターも登場します。現時点の等身大で観られる部分もあるし、将来をシミュレーションすることもできます。まだ社会に出ていないとわからないことばかりで心配になるかもしれませんが、本作を観るとふっと肩の力を抜くことができるでしょう。

映画『見上げてごらん』森田剛/森川葵/川上友里/松本まりか/武田鉄矢/早瀬憩

『見上げてごらん』
2026年10月30日より全国公開
ギャガ
公式サイト

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©2026「見上げてごらん」製作委員会

TEXT by Myson

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