REVIEW

マザーレス・ブルックリン

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『マザーレス・ブルックリン』エドワード・ノートン/ググ・バサ=ロー

エドワード・ノートンが監督、脚本、製作、主演を務めている作品で、ブルース・ウィリス、アレック・ボールドウィン、ウィレム・デフォーが脇を固める渋くてクールな作品です。エドワード・ノートンが演じる主人公ライオネル・エスログは、チック症を抱えながらも驚異の記憶力を持つ私立探偵で、キャラクター設定がとてもユニークです。チック症の症状は自分で抑えることができないので、緊張感のある場面で思わず声が出てしまったり、ハラハラドキドキ。そこがちょっと笑えたり、逆に緊張感が高まったり、彼自身の人間性が見えたり、探偵ものに留まらない人間ドラマとしての厚みをもたらしています。また謎を解明するおもしろさはもちろん、それを政治的な駆け引きにどう使うのかも見どころ。人の弱点、プロジェクトの弱点、それをどう突いていくのか、主人公による頭脳戦を楽しんでください。

デート向き映画判定
映画『マザーレス・ブルックリン』エドワード・ノートン/ググ・バサ=ロー

男性好みの世界観ではありますが、女性キャラクターがキーパーソンになっていて、さりげない流れでラブストーリーも入ってくるので、女性でも楽しめるでしょう。ただ、映画を普段あまり観ない人にとっては、144分の長さと、淡々と進むストーリーは少々ハードルが高いかも知れません。初デートでは避けるのが無難、映画好きカップルなら良いと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『マザーレス・ブルックリン』エドワード・ノートン/アレック・ボールドウィン

大人向けの渋い内容で、上映時間も長めなので、オススメするとしたら大学生以上かなと思います。いろいろな問題が同時進行していて、一体何を追っているのかわからなくなる展開も含めて、このサスペンスのおもしろさではありますが、その裏にあるカラクリが見えるまで少々辛抱が必要ではあるので、集中力が持てそうな時に観ることをオススメします。

映画『マザーレス・ブルックリン』エドワード・ノートン/ブルース・ウィリス/ググ・バサ=ロー/アレック・ボールドウィン/ウィレム・デフォー

『マザーレス・ブルックリン』
2020年1月10日より全国公開
PG-12
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

TEXT by Myson

© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ スワイプ:マッチングの法則【レビュー】

リリー・ジェームズが主演とプロデューサーを兼任する本作は…

映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行【レビュー】

パラリンピックやハンディキャップ・インターナショナルのアンバサダーを務めるアルテュスが…

映画『消滅世界』蒔田彩珠/眞島秀和 眞島秀和【ギャラリー/出演作一覧】

1976年11月13日生まれ、山形県出身。

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン Fox Hunt フォックス・ハント【レビュー】

“狐狩り隊(=フォックス・ハント)”と呼ばれる経済犯罪捜査のエリートチームが、国を跨いだ巨額の金融詐欺事件の真犯人を追い詰めるスリリングな攻防戦が描かれた本作は…

Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック フランケンシュタイン【レビュー】

メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」はこれまで何度も映像化されてきました。そして、遂にギレルモ・デル・トロ監督が映画化したということで…

映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ 大命中!MEは何しにアマゾンへ?【レビュー】

『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』という邦題がいい感じで「どういうこと?」と好奇心をそそります(笑)…

映画『君の顔では泣けない』芳根京子 芳根京子【ギャラリー/出演作一覧】

1997年2月28日生まれ。

映画『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー 『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー

今回は『白の花実』に出演する美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんにお話を伺いました。撮影前に準備されたことや、本編を観た感想を直撃!

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  2. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  3. 映画学ゼミ2025年12月募集用

REVIEW

  1. 映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ
  2. 映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  4. Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック
  5. 映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
PAGE TOP