REVIEW

DAU. ナターシャ

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映画『DAU. ナターシャ』ナターリヤ・ベレジナヤ/オリガ・シカバルニャ/リュック・ビジェ

まず作品の背景や詳細を入れずに、なるべく前情報なしに観てみてください。淡々とキャラクター達の日常が映し出され、「ん?何やってるの?どうしたの??」というシーンの数々に、「一体、この映画はどういう方向に向かっているんだろう?」と思えてくるはずです。でも終盤になって急にガラッと様相が変わり、恐ろしい光景が目の前に広がります。そこで、キャラクター達はこういう世界にいたんだなと気付き驚愕しますが、最後は何事もなかったかのように、というか暗黙の了解を押し付けられるようなラストにゾッとしてしまいます。そして鑑賞後に改めてこの映画の背景を知り、また驚くのです。この映画の背景にある大プロジェクトについて、言いたくて仕方がないですが(笑)、ここでは敢えて書きませんので、ぜひ観終わった後に公式サイトを見てみてください。だからあんなに生々しいシーンが多かったのだと納得ができるし、プロジェクトそのものに参加した人達の情熱と、ある種の狂気と言える探究心に、映画の存在価値を改めて考えさせられると思います。映画は観る者をいろいろな場所、時代、世界に誘ってくれますが、本作でぜひそれを体験してください。

デート向き映画判定
映画『DAU. ナターシャ』ナターリヤ・ベレジナヤ/オリガ・シカバルニャ

R-18とありますが、デートで観るとすごく気まずいシーンが出てきます(苦笑)。ベテランカップルは大丈夫かもしれませんが、初デートや交際ホヤホヤカップルのデートには向いていません。セクシャルな描写以外にも観てて辛くなるシーンが出てくるので、デートで観るとしても心が元気な時に観ることをオススメします。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『DAU. ナターシャ』ナターリヤ・ベレジナヤ

18歳になってから観るとして、どんな人にオススメかというと、映画制作に興味がある人や、人間観察、人間科学に興味がある人には特に、興味深い要素がある作品です。観てわかりやすいどストレートなエンタテインメント作品というよりは、映画が作られた背景など全部ひっくるめておもしろさが感じられる作品ともいえるので、映画初心者よりも、いろいろな映画を観てハマってきた人向けではないかと思います。

映画『DAU. ナターシャ』ナターリヤ・ベレジナヤ/リュック・ビジェ

『DAU. ナターシャ』
2021年2月27日より全国公開
R-18+
トランスフォーマー
公式サイト

© PHENOMEN FILMS

TEXT by Myson

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