REVIEW

テノール! 人生はハーモニー【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『テノール! 人生はハーモニー』ミシェル・ラロック/MB14

物語はラップ好きのフリーター、アントワーヌ(MB14)が、出前の注文のためオペラ座へ向かうところから始まります。あることをきっかけにアントワーヌはその場で歌を披露することとなり、一流オペラ教師のマリー(シェル・ラロック)に才能を見出されます。そんなアントワーヌは最初オペラに対して「住む世界が違う」と抵抗を感じており、マリーが彼をどうオペラの道へと導いていくのかが見どころです。そして、アントワーヌがお金持ちのエリートだらけの他の生徒と自分を比べたり、家族と夢との狭間で葛藤する姿は誰にでも共感できる部分があると思います。
アントワーヌを演じたMB14の美声には冒頭からとても驚かされます。公式資料によると彼はビートボクサーで、大人気オーディション番組“THE VOICE“に出演し、準優勝したそうです。本作ではラップとオペラに挑戦しており、一体どんな声帯をしているのか気になります(笑)。ぜひ彼の多彩な歌声にも注目ください。
他にも本作には、マリー役のミシェル・ラロックをはじめ、世界的なテノール歌手のロベルト・アラーニャも本人役として出演しています。また、『エミリー、パリへ行く』『マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー』のスタッフが関わっているということで、本作には『エミリー、パリへ行く』でお馴染みのブリュノ・グエリもある役で登場しています。アントワーヌとマリーらの人間ドラマはもちろん、劇中に登場する「蝶々夫人」「椿姫」「トゥーランドット」などのオペラの名曲、そして、オペラ座の豪華な装飾にも目が行くので、ぜひさまざまな角度からお楽しみください。

デート向き映画判定
映画『テノール! 人生はハーモニー』ミシェル・ラロック/MB14

恋愛がメインの物語ではありませんが、少しだけ恋愛要素が含まれています。アントワーヌがオペラと出会うことで、彼を取り巻く人間関係が少しずつ変化し、幼馴染みは彼に対して違和感を感じます。職場や学校が別々のカップルの場合、幼馴染みの気持ちに共感できる方も多いのではないでしょうか。その違和感が破局に繋がらないようにするためにも本作のアントワーヌ達の関係を参考にしてください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『テノール! 人生はハーモニー』MB14/ロベルト・アラーニャ

アントワーヌがオペラ初心者であることから、皆さんもオペラがどんな音楽なのか一緒に勉強できると思います。有名な楽曲も登場するので、気になった曲は改めて聴いてみるのも良いでしょう。アントワーヌが新しい夢を見つけて進む姿からは勇気をもらえるので、皆さんも夢を見つけたら本作を思い出して夢に向かって欲しいと思います。

映画『テノール! 人生はハーモニー』ミシェル・ラロック/MB14

『テノール! 人生はハーモニー』
2023年6月9日より全国順次公開
ギャガ
公式サイト

© 2021 FIRSTEP – DARKA MOVIES – STUDIOCANAL – C8 FILMS

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

海外ドラマ『ワンダーマン』ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世 ワンダーマン【レビュー】

ワンダーマンは、スタン・リー、ジャック・カービー、ドン・ヘックによって、1964年に「アベンジャーズ #9」でマーベル・コミックスに初登場したキャラクター…

映画『ナースコール』レオニー・ベネシュ ナースコール【レビュー】

物語の舞台は、スイスの州立病院。遅番の看護師のフロリア・リント(レオニー・ベネシュ)が出勤してから、シフトの8時間を…

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン5』タリア・ベッソン タリア・ベッソン【ギャラリー/出演作一覧】

2001年8月1日生まれ。フランス出身。

映画『ザ・クロウ』ビル・スカルスガルド ザ・クロウ【レビュー】

ブルース・リーの息子ブランドン・リーの遺作となった『クロウ/飛翔伝説』(1994)が、約30年の時を経てリブート…

映画『憧れのウェディング・ベル The Five-Year Engagement』エミリー・ブラント 未公開映画活性課ア行

未公開作品のなかから、当部が気になる作品、オススメしたい作品をご紹介。

映画『ブルームーン』イーサン・ホーク/マーガレット・クアリー ブルームーン【レビュー】

実在した作詞家ロレンツ・ハートが過ごした一夜を描いた本作は、ロレンツ・ハートとエリザベス・ウェイランドによって書かれた手紙からインスパイアされた…

映画『しあわせな選択』イ・ビョンホン しあわせな選択【レビュー】

パク・チャヌク監督作ということで、皮肉が効いているだろうと予測はしていたものの…

映画『嵐が丘』ジェイコブ・エロルディ ジェイコブ・エロルディ【ギャラリー/出演作一覧】

1997年6月26日生まれ。オーストラリア生まれ。

映画『スペシャルズ』佐久間大介(Snow Man)/椎名桔平/中本悠太(NCT)/青柳翔/小沢仁志 スペシャルズ【レビュー】

殺し屋がダンスチームを作るとはどういうことなのか…

映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年2月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年2月】のアクセスランキングを発表!

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集! 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!

映画を観終わった後に「運命は変えられない」と思ったり、「何事も自分次第」と思うことがありますよね。そういった背景にあるのかもしれない心理的概念として、今回は、ローカス・オブ・コントロール(Locus of Control)を取り上げます。

映画『ユージュアル・サスペクツ』ガブリエル・バーン/スティーヴン・ボールドウィン/ケヴィン・スペイシー/ケヴィン・ポラック あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『ユージュアル・サスペクツ』

今回の「勝手にキャスティング企画!」では、『ユージュアル・サスペクツ』のリメイクを作るとしたら?と…

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス

REVIEW

  1. 海外ドラマ『ワンダーマン』ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世
  2. 映画『ナースコール』レオニー・ベネシュ
  3. 映画『ザ・クロウ』ビル・スカルスガルド
  4. 映画『ブルームーン』イーサン・ホーク/マーガレット・クアリー
  5. 映画『しあわせな選択』イ・ビョンホン

PRESENT

  1. 映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』峯田和伸/若葉竜也/吉岡里帆
  2. 映画『カミング・ホーム』ベン・キングズレー/ハリエット・サンソム・ハリス/ジェーン・カーティン
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP