REVIEW

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』北村匠海/山田裕貴/杉野遥亮/今田美桜/鈴木伸之/眞栄田郷敦/清水尋也/磯村勇斗/永山絢斗/村上虹郎/高杉真宙/間宮祥太朗/吉沢亮

シリーズ1作目となる前作で過去を変えてヒナタ(今田美桜)を救ったタケミチ(北村匠海)は、本作で再び過去に戻らなければいけない事態に見舞われます。本作では、前作で謎を多く残していた存在、キサキ(間宮祥太朗)と半間(清水尋也)、本作から登場する一虎(村上虹郎)、場地(永山絢斗)が、タケミチ、ヒナタの運命を左右する大きな鍵を握ります。他にもメインキャラクターとして千冬(高杉真宙)が加わるほか、シリーズ1作目ではチラッとだけ出てきたキャラクター達が本作では深掘りされ、シリーズ全体の輪郭がハッキリとしてきます。また序盤では、現在のドラケン(山田裕貴)についても驚くべき事実が明かされ、終始胸騒ぎが止まりません。そして、大きな謎として依然と残る、マイキー(吉沢亮)の過去についても徐々に明かされていきます。
本作では、冷酷無比な集団バルハラとの抗争が軸となっていることもあり、バイオレンスシーンは1作目よりも過激化している印象です。本作で描かれる抗争の根底には、これまで明かされていなかった深い因縁が絡んでいて、緊張感も増しています。一方でクスッと笑えるコミカルなシーンが間にあるのは救いです。同時にそういった朗らかなシーンや熱い友情を描くシーンがあるからこそ、タケミチ、マイキー、ドラケン達が心も身体も傷だらけになる姿に胸が痛みます。
前編ということで、すごくいいところで区切りとなり、すごく続きが観たくなる構成になっています。ラストでは「えー!!!」となる事実が明かされますよ。エンドロールの後にもシーンがあるので最後まで席を立たないようにご注意ください。

デート向き映画判定
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』吉沢亮/山田裕貴

タケミチとヒナタの強いの絆は健在で、お互いを大切にする2人の姿に共感できます。大好きな人と一緒に観ると、お互いの存在が一層尊く感じるでしょう。ただし、バイオレンスシーンは想像以上に生々しいので、初デートなど相手の許容範囲が掴めていないうちは注意が必要です。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』北村匠海/杉野遥亮

言うまでもなく映画(原作としてはコミック)の中の世界であり、危険な行為がたくさん出てきます。若い皆さんに人気の俳優がこれでもかというほど出演しているのですごく観たくなるとは思いますが、小学生には少々刺激が強いように思います。せめて中学生以上になってから観るほうが良いのでないでしょうか。友情を大切にする物語という点では、ぜひ観て欲しいシリーズです。

映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』北村匠海/山田裕貴/杉野遥亮/今田美桜/鈴木伸之/眞栄田郷敦/清水尋也/磯村勇斗/永山絢斗/村上虹郎/高杉真宙/間宮祥太朗/吉沢亮

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』
2023年4月21日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

TEXT by Myson


関連作:“東京リベンジャーズ”シリーズ

『東京リベンジャーズ』シリーズ1作目

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

Amazon Prime Videoで観る

U-NEXTで実写やアニメ『東京リベンジャーズ』を観る

ギャラクシーコミックで漫画「東京卍リベンジャーズ」を読む

コミックシーモアで漫画「東京卍リベンジャーズ」を読む

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン Fox Hunt フォックス・ハント【レビュー】

“狐狩り隊(=フォックス・ハント)”と呼ばれる経済犯罪捜査のエリートチームが、国を跨いだ巨額の金融詐欺事件の真犯人を追い詰めるスリリングな攻防戦が描かれた本作は…

Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック フランケンシュタイン【レビュー】

メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」はこれまで何度も映像化されてきました。そして、遂にギレルモ・デル・トロ監督が映画化したということで…

映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ 大命中!MEは何しにアマゾンへ?【レビュー】

『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』という邦題がいい感じで「どういうこと?」と好奇心をそそります(笑)…

映画『君の顔では泣けない』芳根京子 芳根京子【ギャラリー/出演作一覧】

1997年2月28日生まれ。

映画『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー 『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー

今回は『白の花実』に出演する美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんにお話を伺いました。撮影前に準備されたことや、本編を観た感想を直撃!

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』オリジナルグッズ<チャージングパッド&チャージケーブルセット> 3名様プレゼント

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』オリジナルグッズ<チャージングパッド&チャージケーブルセット> 3名様プレゼント

映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ AFRAID アフレイド【レビュー】

『M3GAN/ミーガン』を手掛けたブラムハウスのチームが本作でも進化し過ぎたAIの脅威を描いています…

映画『楓』北島岬 北島岬【ギャラリー/出演作一覧】

2007年8月6日生まれ。千葉県出身。

映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン 心理学から観る映画60:記憶障害の診断「神経認知領域」と「病因」からみる『殺し屋のプロット』

今回は、急速に進行してしまう認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病に冒された殺し屋の最後の“仕事”を描く『殺し屋のプロット』を取り上げます。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  2. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  3. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ

REVIEW

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック
  3. 映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ
  4. 映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ
  5. 映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
PAGE TOP