REVIEW
スリランカでの苦しい生活から逃れるために、インドに密入国した一家が主人公の本作は、新人監督によって低予算で作られた作品でありながら、インドではロングランヒットをしたといいます(映画公式サイト)。

密入国がテーマとなっている作品の場合、多くは強制送還を恐れる主人公が常に緊迫した状況で暮らしています。もちろん、本作の主人公一家も、インドに移ってすぐに楽な暮らしができるわけではなく、話し言葉で密入国者だとバレないか、定職に就けるかどうかという心配を抱えています。それでも、ある意味マイペースでホッコリした雰囲気が漂います。

特に良い味を出しているのが、まだ幼い次男です。彼はとってもおませな少年で、家族のうちで一番悪知恵が働くともいえます。一方で子どもらしさがちゃんとあり、場を和ませるムードメーカーで、本作においても癒し役を果たしています。

本作は、言語も重要な要素となっています。思いがけない展開に繋がるクライマックスは、「なるほど!」と感じます。直接的な人と人との繋がりが希薄になってきた世の中で、改めて見直したい大切なことに気づかせてくれるストーリーです。
デート向き映画判定

主人公夫婦に加えて、近所に住む老夫婦の強い絆も印象に残ります。一方で、観る側の予想から少しズラした展開がある点も本作の魅力といえるでしょう。そうした演出が効いているシーンとして、若者の恋愛をユーモラスに皮肉っているシーンが複数あり、クスッと笑えます。自分のほうが相手よりも気持ちが重いと感じて悶々としている方は、自分達の関係を俯瞰して、自由な気持ちになれる機会にできるかもしれません。
キッズ&ティーン向き映画判定

子どもの頃は自分の意志にかかわらず、親の決断に従わなければいけない場合があります。ただの引っ越しではなく、他の国に行くなら、あらゆる事がガラッと変わってしまうので、不安や不満が出てくることもあるでしょう。一方で、どこへ行っても楽しく過ごせる人もいます。主人公家族の長男と次男は全く逆のタイプといえるので、両方の視点から疑似体験をできると思います。

『ツーリストファミリー』
2026年2月6日より全国順次公開
SPACEBOX
公式サイト
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© Million Dollar Studios © MRP Entertainment.
TEXT by Myson
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情報は2026年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。



























