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Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈さん&飯島寛騎さんインタビュー

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Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈さん&飯島寛騎さんインタビュー

この度、集英社の少女マンガ誌「マーガレット」で2007年から2011年にかけて連載された桃森ミヨシ作「悪魔とラブソング」がオンライン動画配信サービスHuluにて実写ドラマ化されました。今回はW主演の浅川梨奈さんと飯島寛騎さんにインタビューをさせていただきました。悩み多き高校生達の葛藤を描いた本作に出演したお2人は高校生時代どんな風だったのか、今の中高生に向けて伝えたいことを聞いてみました。

<PROFILE>
浅川梨奈(あさかわ なな):可愛マリア 役
1999年4月3日生まれ。埼玉県出身。2016年に映画『14の夜』で長編映画デビューを飾って以降、映画やドラマ、CMなどで活躍中。ドラマは『女子高生の無駄遣い』『僕らは恋がヘタすぎる』『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』などに出演。主な映画出演作に『honey』『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』などがあり、『嬉しくなっちゃって』では主演を飾った。また、“少女マンガソムリエ”を自称するほど少女マンガ好き。現在、映画『胸が鳴るのは君のせい』が公開中、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル』は2021年8月20日に公開予定。

飯島寛騎(いいじま ひろき):目黒伸 役
1996年8月16日生まれ。北海道出身。2015年、第28回“ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト”にて応募総数13,948名の中からグランプリを獲得。2016年より放送の『仮面ライダーエグゼイド』では、主演を飾り、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。主な映画出演作は『PRINCE OF LEGEND』『愛唄 -約束のナクヒト-』『ビューティフルドリーマー』『ツナガレラジオ~僕らの雨降りDays~』『ブレイブ -群青戦記-』など。現在、放送中のドラマ『警視庁・捜査一課長 Season5』にレギュラー出演中、映画『未来へのかたち』が公開中。

自分がやりたいこと、自分が思うことで生きていけば良い

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈/飯島寛騎

マイソン:
まず脚本を読んだ感想をお願いします。

浅川梨奈さん:
原作のある作品で、全13巻がどういう風に全8話になっているのかなと思いました。原作が発刊されてから10年以上経っていて、現代風に設定が変えられている部分があるのですが、お話としてすごくまとめられていて、読んでいて話の流れもすごくスムーズなんです。それでいて1話1話でフィーチャーされているキャラクターがいて、そのエピソード一つひとつがすごく心にくるものが多くて、率直におもしろいなと思いました。演じるのもすごく難しそうだなと思いましたが、演じ甲斐がある作品だと感じました。

飯島寛騎さん:
僕も最初は原作がある恋愛マンガの実写化だということで、どうキュンキュンさせようかなと思っていたんです。でも、群像劇というか、今お話があったように一人ひとりがピックアップされていて、結構序盤から胸が痛いというか、「うわ〜、辛いんだろうな」という10代ならではの言えないこと、言えることや、正直に言う人、言わない人というのがリアルに描かれているんです。だから、そこはどうしようかなと、撮影に入る前はワクワクが強かったですね。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈さん&飯島寛騎さんインタビュー

マイソン:
お2人が演じられたキャラクターはすごく濃いですよね。もし、マリアや目黒がクラスメイトだったとしたら、それぞれどう接していると思いますか?

飯島寛騎さん:
僕は目黒とはわりと仲良くなれそうな気がします。多くを語らない無口な奴ですが、思っていることって少なからず表情に出てしまうと思うんです。実際に目黒自身も言えないことが多く、表情だけのシーンが非常に多いのですが、僕も結構人間観察をするのが好きで、目黒は「この人はどういう人生を歩んでいるんだろう」っていうのを感じたいタイプなんだと思います。だから喋ってみたら、「お前、良い奴じゃん」って、目黒の親友である神田(奥野壮)と同じような気持ちになると思います。原作も脚本もそうですが、何で目黒と神田が仲良くなったのかなっていうのを奥野くんと話していて、「神田からグイグイ来たんじゃない?」って。でも目黒はそれが嫌じゃなかったから一緒にいるんじゃないかなって。確かに普通はこの2人でいるのはあり得ないですが、何かしら繋がっているものが目黒と神田にあるんだろうなって、僕は神田目線で目黒と仲良くなれるのかなと思いました。

マイソン:
ご自身は神田と目黒、どちらに近いですか?

飯島寛騎さん:
学生の時は神田っぽかったと思います。今は要領がわかってきたので、いかに自分が疲れないか、別にいらないことまで語らなくて良いなって。昔は結構いらないことまで喋っているなと思っていたので(笑)。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』飯島寛騎さんインタビュー

一同:
ハハハハハ!

マイソン:
省エネという感じですかね(笑)。

飯島寛騎さん:
そうですね。社会に出て省エネという技術を学びました(笑)。

マイソン:
そうなんですね(笑)。浅川さんはどうですか?

浅川梨奈さん:
私もマリアと仲良くなれる気がします。マリアの台詞にもあるのですが、私にも「上っ面だけで関わるのは嫌だ」みたいなところがあって、ドライな部分もあるのですが、その人のことを知りたいんですよ。だから、マリアも結構ズバズバと物事を言ってしまってクラスの中で浮いている感じが、私は逆に気になると思います。話しかけにいって玉砕して、でもこの子は悪い子じゃないと。上辺だけだと悪い子に見えるかもしれませんが、実際にはそんなに悪い子ではないし、何だかんだで人が好きで、まっすぐな子だから一緒にいて絶対にプラスだと思います。良くないことは良くないって言ってくれるし、良いことは良いって言ってくれるから、私はマリアみたいな子がすごく好きだし、わりとそういう人と接して生きているつもりです。飯島さんと同じで私も人間観察が好きなので、その人がどういう人なのかというのをちゃんと知りたいんです。ちゃんと知った上で、マリアと仲良くなれるかなって思います。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈さんインタビュー

マイソン:
マリアをご自身で演じてみて自分に似ているなって思ったのか、全然新しいタイプなのか、いかがでしたか?

浅川梨奈さん:
めちゃめちゃ似ていると思います。マネージャーさんとも最初に「似ているね」って話をしたんですけど、私も学生の時は思ったことを何でも口に出すタイプで、それが正義、それが正しいってずっと思っていたんです。そうじゃないと気づいたのはここ1〜2年なんですけど、マリアも悪気なく思ったことを言っているだけで、思ったことを言わないと気持ち悪いというか、自分に嘘をつきたくないから人にも嘘をつかないっていう、そういう姿勢は結構似ているなって思います。マリアほど強くないしカッコ良くないのですが、わかり合える部分がたくさんありました。

マイソン:
不器用だけどすごく良い子っていう感じがして、あれだけ真正面から行くってなかなかできないなって思いました。

浅川梨奈さん:
今の子って特にそうだと思うのですが、世間体を気にしすぎるから。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈/飯島寛騎

飯島寛騎さん:
そうなんだよね。当たり障りなくやってしまう。

浅川梨奈さん:
そうそう。周りからどう思われるかとか、そういうのばかりを気にして生きているし、それはたぶん大人も子どもも同じだと思います。でも、マリアはそういうのを気にせず、しっかり自分は自分で生きているので、私はマリアみたいな生き方ができたら良いなっていう憧れもあります。

マイソン:
お2人は中高生の時にあんなに悩んでいたのに、大人になってから「こんなことだったのか」と思ったり、見方が変わって解消できたことはありますか?

飯島寛騎さん:
何も悩んでいなかったんですよね。この作品に出てくるキャラクターは、皆何か考えや壁があって前に進めないとか、人には言えないことも抱えているのですが、僕は何も考えていなかったなって(笑)。でも、高校生って皆悩むよね?

浅川梨奈さん:
覚えていないだけで、何かしらはあったと思うけど…。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈さん&飯島寛騎さんインタビュー

飯島寛騎さん:
うどんにしようか、ラーメンにしようかっていうのは毎日悩んだ気がします(笑)。

マイソン:
食べ物は悩みますよね(笑)。

浅川梨奈さん:
友達関係で、本当にちょっとしたことでとか。

飯島寛騎さん:
女性のほうが悩みが多かったイメージがあるかも。

浅川梨奈さん:
昨日まで仲良かった子達に「おはよう」って言ったら避けられるとか。「え?何かしたっけ?」って、そういうのですごく悩んだりするけど、2日後には標的が変わってたり、女の子ってそういうのがすごく多くて。

飯島寛騎さん:
今回もその描写があるんですよ。実際にも見たことがあったので、ゾッとしました。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈

浅川梨奈さん:
あったよね。あれは過激にしているとはいえ、実際あんな感じだよね。現実でもあるから。

飯島寛騎さん:
そうそう。リアルだった。

浅川梨奈さん:
だから自分達も当時すごい世界に生きていたんだなって思いました。

マイソン:
今はスマホでのコミュニケーションもあるから余計にややこしくなっているのもあると思うのですが、もしお2人の前に悩んでいる中高生がいたら、何か伝えたいことはありますか?

浅川梨奈さん:
今の中高生は、私達が中高生の時より全然大人だと思います。

飯島寛騎さん:
そうだよね。だから将来まで設計しているなって感じます。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈さん&飯島寛騎さんインタビュー

浅川梨奈さん:
私達の時はその時だけを生きていたよね。

飯島寛騎さん:
だから、「それは本当にしたいことなのか?」っていうのは問いたいですね。例えば、ご両親の意向で自分はこういうレールで生きていくんだって決めているのか、本当はこうしたいっていうのが実はあるのかって。どっちが上手くいくのかはやってみないとわからないから、当たって砕けてみたら良いんじゃないかって思います。砕けたとしても、砕けた破片を集めてまた作ったら成功になるかもしれない。僕自身もそういう生き方をしているのですが、皆マリアみたいになれば良いですよね。皆マリアみたいになったらすごく面倒くさくて大変なことになりそうだけど(笑)。

浅川梨奈さん:
マリアばかりだったら正論のぶつかり合いになりそうだよね(笑)。

飯島寛騎さん:
そうそう。だけど、1つ芯を通して良いんじゃないかなって。それは大人にも子どもにも言えることだと思います。

浅川梨奈さん:
やっぱり周りの目を気にしないでって思います。自分がやりたいこと、自分が思うことで生きていけば良いって思うし、中高生の時代はAちゃんにどう思われるとか、Bちゃんが怖いからって狭間で揺れるCちゃんみたいになってしまうかもしれませんが、大人になったらAもBもいないからって(笑)。学生時代って世界が狭いじゃないですか。その中で生きるしかないのもわかるけど、一歩外に目を向けてみたら、もっと世界は広いし、いろいろなものが広がっているから、そこに一点集中しないで違ったところに目を向けてみたら絶対に何か変わるよって思います。

マイソン:
ありがとうございます。では、最後の質問で、これはインタビューでいつも皆さんに聞いているのですが、今までで大きな影響を受けた映画とか、俳優、監督などがいらっしゃれば教えてください。

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』飯島寛騎さんインタビュー

飯島寛騎さん:
『アラジン』のアニメを何十回も観ていました。昔からすごく入り込めたし、今は作り手側として当時観ていたのとは違う視点ですが、大人が観てもすごくおもしろいなって改めて観て感じました。子どもとしては、ファンタジーな世界観もあるけど、いざ成長してから観るとなぜこのキャラクターからこういう台詞が出たんだろうとか、何で絨毯はこんなに気を遣ったんだろうとか、飛んでいる鳥は…とか、表現がすごくて、元々海外の作品で日本の作りとは違うので、そういう点も含めてすごく勉強になるなと感じます。あと、歌でストーリーも魅了していくというディズニーならではの作品で、音楽でしか伝えられないことってすごく多いと思うんです。普段生きていく上でも、適当に渋谷とかを歩いていても、どこからか音楽が流れているじゃないですか。それが当たり前になっているけど、その音がなかったらすごく苦しいと思うんです。喋りもそうですけど、作品としての世界観を音楽やストーリーも含めて作れたら、無茶苦茶おもしろいんだろうなって思ったのは『アラジン』がきっかけでした。

マイソン:
不朽の名作ですよね。浅川さんはどうですか?

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈さんインタビュー

浅川梨奈さん:
私はずっと女優の戸田恵梨香さんに憧れていて、戸田さんが18歳くらいの時に『デスノート』に出演されていたんです。私もちゃんと自分のお芝居をやりたいと思ったタイミングが18歳とかだったのですが、そのタイミングでたまたま『デスノート』を改めて観返した時に、自分と同い年でこんな繊細なお芝居ができるんだっていうことに衝撃を受けたんです。その後の戸田さんの作品も観ていますが、やっぱり目の表情、引き出しの多さ、丁寧なお芝居の作り方、一つひとつが私のなりたい女優像で、そんな戸田恵梨香さんが同い年だった時の作品を観て、私もこうならなきゃと思いました。こうなりたいじゃなくて、こうならなきゃと思ったので、戸田恵梨香さんが出演されている『デスノート』が、私が影響を受けた作品なんだと思います。

マイソン:
本日はありがとうございました!

2021年2月20日取材 PHOTO&TEXT by Myson

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』浅川梨奈/飯島寛騎/奥野壮/小野花梨/山之内すず/吉田志織

Huluオリジナル『悪魔とラブソング』
2021年6月19日(土)よりHuluにて一挙独占配信開始(全8話)
出演:浅川梨奈 飯島寛騎 奥野壮 小野花梨 山之内すず / 吉田志織

ある事情により県でトップクラスのカトリック系高校を退学になった可愛マリア(浅川梨奈)は、共学の高校に転校するも、思ったままを言葉にするまっすぐな性格ゆえにさっそく孤立してしまう。だが、クラスメイトの目黒伸(飯島寛騎)や神田優介(奥野 壮)達と関わっていくうちに、周囲との関係やマリア自身にも変化が表れ…。

公式サイト  Huluオリジナル『悪魔とラブソング』視聴ページ

©桃森ミヨシ/集英社・HJホールディングス

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