REVIEW

三体【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
海外ドラマ『三体』リーアム・カニンガム/ジェス・ホン

REVIEW

“三体”ってどういうことなのか、タイトルだけ見ても想像がつきませんね。でも何故か気になってしまう(笑)。私が本作を観ようと思った決め手は映画『流転の地球 -太陽系脱出計画-』でした。原作者のリウ・ツーシンは「三体」でヒューゴー賞(最も歴史のあるSF・ファンタジー文学賞とされる)を受賞しており、先に『流転の地球〜』を観て、この世界観、ストーリーを生み出す作家なら間違いないと感じたからです。

海外ドラマ『三体』エイザ・ゴンザレス/ジョヴァン・アデポ

そんな期待を胸に観始めた『三体』は、初っ端からおもしろい!物理学という科学的視点と、神の存在というスピリチュアルな視点、一見両極にある視点を共存させているスタンスにまず引き込まれました。物語の軸となるのは、5人の若き物理学者達。物理学と聞くと小難しい内容に思えるかもしれませんが、大丈夫です。物理学を理解してようがしてまいが、そんなことは関係なくなるほどぶっ飛んだスケールで描かれているので、気にせず楽しめます(笑)。

海外ドラマ『三体』ベネディクト・ウォン

内容についてはあれこれ書きたいところをグッと堪えて、ここではキャストの魅力を書きましょう。まず、不可解な事件の捜査から、地球がどえらいことになっているのに気付き、関係者達を支える立場に転じていく刑事をベネディクト・ウォンが好演しています。彼の存在は一般庶民に近いので、「物理学では貢献できないけど、やれることあるなら頑張る!」的な視点で共感できます。そして、本作は『ゲーム・オブ・スローンズ(以下、GOT)』の製作総指揮を務めたデヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイスが手がけており、キャストにも、ジョン・ブラッドリー、リーアム・カニンガムといったGOTメンバーが出ています。他にもエイザ・ゴンザレス、アレックス・シャープ、ジョナサン・プライスなど映画でもお馴染みの俳優が出ているのも嬉しいポイントです。

海外ドラマ『三体』ジェス・ホン/ジョン・ブラッドリー

見応えズッシリながら、全8話一気に観てしまうおもしろさです。多国籍なドラマとしても、オススメです。

海外ドラマ『三体』

『三体』
2024年3月21日よりNetflixにて配信中
R-16+
公式サイト

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ スワイプ:マッチングの法則【レビュー】

リリー・ジェームズが主演とプロデューサーを兼任する本作は…

映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行【レビュー】

パラリンピックやハンディキャップ・インターナショナルのアンバサダーを務めるアルテュスが…

映画『消滅世界』蒔田彩珠/眞島秀和 眞島秀和【ギャラリー/出演作一覧】

1976年11月13日生まれ、山形県出身。

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン Fox Hunt フォックス・ハント【レビュー】

“狐狩り隊(=フォックス・ハント)”と呼ばれる経済犯罪捜査のエリートチームが、国を跨いだ巨額の金融詐欺事件の真犯人を追い詰めるスリリングな攻防戦が描かれた本作は…

Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック フランケンシュタイン【レビュー】

メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」はこれまで何度も映像化されてきました。そして、遂にギレルモ・デル・トロ監督が映画化したということで…

映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ 大命中!MEは何しにアマゾンへ?【レビュー】

『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』という邦題がいい感じで「どういうこと?」と好奇心をそそります(笑)…

映画『君の顔では泣けない』芳根京子 芳根京子【ギャラリー/出演作一覧】

1997年2月28日生まれ。

映画『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー 『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー

今回は『白の花実』に出演する美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんにお話を伺いました。撮影前に準備されたことや、本編を観た感想を直撃!

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  2. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  3. 映画学ゼミ2025年12月募集用

REVIEW

  1. 映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ
  2. 映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  4. Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック
  5. 映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
PAGE TOP