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明け方の若者たち【レビュー】

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映画『明け方の若者たち』北村匠海

タイトルにあるように、”明け方の若者たち”のリアルな姿に同世代なら共感し、大人なら懐かしむ感覚があると思いますが、同時に恋愛映画として観るとかなりスパイスの効いた作品という印象です。物語のベースは北村匠海が演じる”僕”の成長物語ですが、その成長に大きく影響する恋愛が途中から意外な展開を迎え、予想以上にトリッキーに作られています。「なんで今そんな表情してるの?」「その言葉の意味は?」と後半になると気になるシーンがたくさん出てきて、一気に前半の伏線と繋がっていきます。ここは純粋に驚いて観て欲しいので、これ以上書きませんが、極力情報を入れずに観てください。
主演の北村匠海や、メイン・キャストの黒島結菜や井上祐貴がとても良い味を出していて、それぞれのキャラクターが魅力的に映ります。特に黒島結菜はこれまでの出演作で観ていた印象からグッと大人っぽくなって、艶っぽさを感じます。北村匠海は哀愁漂うキャラクターがいつもハマっていますが、今回はこれまでの作品で演じたキャラクターと似て非なるキャラクターを好演しています。
明大前や下北沢、新宿など、若者で賑わう東京の街並みも本作の世界観を形作っていて、その風景も印象に残ります。大学生や20代の皆さんは等身大で観られるのはもちろん、大人も若かりし頃を振り返るきっかけにできる作品です。悶々としている時こそオススメです。

デート向き映画判定
映画『明け方の若者たち』北村匠海/黒島結菜

全く同じ状況ではなくても、似たような状況に陥っているカップルはいると思います。若さ故みたいなところもあるのかもしれませんが、観る方の恋愛事情によっては観ながらいろいろな考えにふけってしまう可能性もあるので、デートで観るよりは親友を誘うか、1人でじっくり観るほうが良いのではないでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『明け方の若者たち』北村匠海/黒島結菜/井上祐貴

R-15なので中学生以下の皆さんはまだ観られません。主人公が大学生の頃から物語がスタートして、就職した後まで続くので、特に大学生はかなり感情移入して観られるでしょうし、近い将来のことをシミュレーションできると思います。恋愛のほか、特に仕事観にまつわるストーリーとなっているので、将来のことや就職のことで迷っていたら、自分の気持ちと向き合うきっかけにできるかもしれません。

映画『明け方の若者たち』北村匠海/黒島結菜/井上祐貴

『明け方の若者たち』
2021年12月31日より全国公開
R-15+
パルコ
公式サイト

© カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会

TEXT by Myson

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